【6月1日・2日新馬戦】サンデー系種牡馬とは相性のいい掛け合わせのはずだ 2019年新馬

【東京デビュー】

※日曜東京5R 芝1600m※
アブソルティスモ 牡2
馬主:(有)キャロットファーム
厩舎:(美)藤沢和雄
父:ダイワメジャー
母:ラドラーダ(母父:シンボリクリスエス)

【馬名の意味・由来】
絶対王政(西)。兄より連想

【コメント】
一昨年のダービーを勝ったレイデオロの半弟。キングカメハメハとのマッチングの良さが知られている母のラドラーダだが、母系にサンデーサイレンス系の馬が1頭もいない血統構成の馬。サンデー系種牡馬とは相性のいい掛け合わせのはずだ。もちろん、今回のダイワメジャーでも悪くないだろうが、個人的にはディープインパクトの後継種牡馬を掛け合わせて、ウインドインハーヘアのクロスを成立させてみるのが面白いと思う。今年が産駒デビューのキズナもいいが、オススメは母系が優秀でストームキャットのスピードも注入できるリアルスティール。


サリオス 牡2
馬主:(有)シルクレーシング
厩舎:(美)堀宣行
父:ハーツクライ
母:サロミナ(母父:Lomitas)

【馬名の意味・由来】
ローマ神話に登場する戦闘の踊りの発明者。母名より連想

【コメント】
母はドイツオークス馬のサロミナで、ローズSの2着があるサラキアは同馬の半姉。デインヒルの名はあるものの、母系は完全なドイツ血統というところがポイントで、軽さが武器のディープインパクトとの配合でも、少しズブさを見せていたことを考えれば、ディープインパクトよりも重厚感のあるハーツクライに替わったことがどう出るか? これが不安材料だろう。ただし、本来は晩成傾向が強いハーツクライ産駒の6月デビュー。これまでの兄姉と違うパフォーマンスを見せるようなら。その成長力が逆にプラス材料となるはずだ。


※日曜東京6R 芝1600m※
モーベット 牝2
馬主:(有)シルクレーシング
厩舎:(美)藤沢和雄
父:オルフェーヴル
母:アイムユアーズ(母父:ファルブラヴ)

【馬名の意味・由来】
2月7日の誕生色。色言葉は自主性、天才的資質

【コメント】
母アイムユアーズは重賞を4勝している馬だが、その実績だけがセールスポイントではなく、母系を遡ればオークス馬でエアグルーヴの母としても知られるダイナカールの名も見つけることができる。底力のある血統が彼女の活躍を後押ししたと考えるのが正解だろう。父オルフェーヴルは初年度から2頭のGI馬を輩出したものの、同じ年に種牡馬デビューしたロードカナロアには水を開けられている状況。日本の競馬に必要な軽さが足りず、切れる脚に欠けている印象がある。この配合でダメなら…というレベルの馬ではないか。


【阪神デビュー】

※土曜阪神5R 芝1600m※
リアアメリア 牝2
馬主:(有)シルクレーシング
厩舎:(栗)中内田充正
父:ディープインパクト
母:リアアントニア(母父:Rockport Harbor)

【馬名の意味・由来】
母名の一部+「愛されるもの」を意味する女性名

【コメント】
全姉のリアオリヴィアは未だに結果を出せていないようだが、母がBCジュベナイルフィリーズを勝って早熟性を示しているリアアントニアで、同馬の母系にはミスターグリーリー、ポリッシュナンバーズといったスピードのある血統が入っている。アンブライドルズソングを父に持つロックポートハーバーには融通性がありそうだが、ディープインパクト×スピード血統というセオリー通りの掛け合わせ。大物が出ても不思議はないだろう。実際、調教では素質を感じさせる動きを見せているようだ。


※日曜阪神5R 芝1400m※
サイクロトロン 牡2
馬主:金子真人ホールディングス(株)
厩舎:(栗)音無秀孝
父:ロードカナロア
母:キャレモンショコラ(母父:サクラバクシンオー)

【馬名の意味・由来】
イオン加速装置

【コメント】
アーモンドアイを出したロードカナロアの産駒は、すでに高値で取り引きされるようになっているが、今年はさらに高くなりそうなムードがある。セレクトセール出身のこの馬も安い値段ではなかったようだ。しかし、その血統構成を見れば、母父サクラバクシンオーだけでなく、ジョリーズヘイロー、リファールとスピード豊富な血統だけを掛け合わせた配合。ロードカナロアとの掛け合わせなら、距離が持つ印象を持てなくて当然だろう。早い時期に稼げるだけ稼ぐ馬と思えるのだが、このオーナー(金子真人HD)の所有馬ならば、それ以上があるのかもしれない。


グランフェスタ 牡2
馬主:市川義美ホールディングス(株)
厩舎:(栗)武幸四郎
父:ワールドエース
母:ストリートパレード(母父:Seeking the Gold)

【馬名の意味・由来】
偉大な(仏)+祭(伊)

【コメント】
父のワールドエースはダービーで1番人気になったディープインパクト産駒だが、本質はスピードにあり、マイラーズCをレコード勝ちした実績がある。母父のアカテナンゴが、同馬のスピードを補完していたのかもしれない。スプリンターズSを勝ったマイネルラヴを全兄に持つ母ストリートパレードも、スピードを武器にしている血統の馬。スピード血統に掛け合わせてこそ、良さが出るディープインパクトの傾向を考えれば、その産駒であるワールドエースの方向性も似たようなものであるはず。非常に面白い配合だと思う。


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