【3月31日(日)】大阪杯 2019年重賞出走予定馬

ブラストワンピース 牡4
騎手:池添謙一
厩舎:(美)大竹正博
父:ハービンジャー
母:ツルマルワンピース(母父:キングカメハメハ)

キ甲の部分がもう少し浮き出てくれば、トモの筋肉はさらに丸みを増してくるだろうし、バランスの取れた素晴らしい馬体になってくると思う。まだ完成されていない印象を受けるが、それでも首回りの筋肉のたくましさなど、他馬に負けないセールスポイントは数多くある。現状でも非常にいい馬だ。ハービンジャーの産駒だが、首が短くて筋肉質。母系の影響が強く、長い距離よりも中距離のほうに適性がありそうだ。アバラ骨がうっすらと浮き、休み明けを気にする必要のない仕上がり。


キセキ 牡5
騎手:川田将雅
厩舎:(栗)角居勝彦
父:ルーラーシップ
母:ブリッツフィナーレ(母父:ディープインパクト)

いつまでたってもキ甲の抜けない馬で、この部分に関してだけを言うなら、若駒のような幼さがある。ルーラーシップの仔はキ甲の抜けが遅い。そんな印象を私は持っているのだが、それに加えて、この馬は5月13日の遅生まれ。これまでの顕著な活躍からは想像できないが、本格化の時期はまだまだ先の可能性までありそうだ。有馬記念以来のレースだが、腹回りに余分な肉はなく、アバラがうっすらと浮いて見えるほど。元首が長くて、スラッと見せる馬体ではあるが、仕上がりそのものは悪くないと思う。


エアウィンザー 牡5
騎手:浜中俊
厩舎:(栗)角居勝彦
父:キングカメハメハ
母:エアメサイア(母父:サンデーサイレンス)

金鯱賞のときも思ったが、キングカメハメハ産駒らしいパワフルさが1番のセールスポイントである一方で、筋肉質のダート馬にありがちな重苦しさがまるでない。むしろ、軽さを感じさせるほどなのだから、本当に素晴らしい馬体をしている馬だと思う。要所の筋肉がしっかりと盛り上がっているだけでなく、腹回りは引き締まり、毛ヅヤは光り輝いている。出走馬の中でも1番の仕上がりと言えるかもしれない。明け5歳馬だが、キ甲から背中にかけての盛り上がりなどには、まだ良化を見込める部分もある。もうひとつ上のレベルの馬になれるはずだ。


アルアイン 牡5
騎手:北村友一
厩舎:(栗)池江泰寿
父:ディープインパクト
母:ドバイマジェスティ(母父:Essence of Dubai)

前走は明らかな余裕残し。今回はヒ腹のあたりをスカッと見せており、全体的なシルエットもシャープになった。ひと叩きした大型馬らしい上昇曲線を描いていると言えるだろう。今年で5歳となったが、この馬はキセキと同じように5月の遅生まれ。あの馬ほどではないが、キ甲の伸びがひと息の印象がある。現状でもトモに厚みはあるが、キ甲がしっかりと出てくれば、それと連動するようにトモの丸みは増すはずだ。まだまだ成長の余地がある馬と考えている。


ペルシアンナイト 牡5
騎手:M.デムーロ
厩舎:(栗)池江泰寿
父:ハービンジャー
母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス)

金鯱賞を走る前は明らかに余裕があり、ひと叩きすることで締まってくるのだろうと考えていた。しかし、ひと叩きしたはずの今回でも腹袋のあたりには余裕を感じる状態。気候的なものもあるのか、こちらが期待したほどのシャープさは出ていないように思う。この馬の良さはトモの丸みであり、それは今回も健在。母父のサンデーサイレンスよりもその先にいるヌレイエフの影響を感じる馬体であることは、常日頃から口にしている通りだ。


ワグネリアン 牡4
騎手:福永祐一
厩舎:(栗)友道康夫
父:ディープインパクト
母:ミスアンコール(母父:キングカメハメハ)

3歳時はスラッと見せることもあったが、休養で肉付きが良くなったのか、それともキングカメハメハ、ブロードブラッシュという母系の影響が強く出てきたのか、以前よりもガッシリとした馬になったという印象を持った。横から見た馬体が正方形にシフトしてきたという表現のほうがわかりやすいだろうか。腹袋の若干の余裕を感じるものの、全体的な仕上がりとしては悪くない。太陽光の加減もあるかもしれないが、毛ヅヤもまずまずで筋肉の量も落ちていない。


ステルヴィオ 牡4
騎手:丸山元気
厩舎:(美)木村哲也
父:ロードカナロア
母:ラルケット(母父:ファルブラヴ)

ロードカナロアの産駒でマイルCSの覇者。イメージ的にはマイラーなのだろうが、首が長く、スラッとした馬体。サンデーサイレンスの血を引く馬らしいトモの薄さも含め、こなせる距離の幅は予想されているよりも広いように感じる。アバラが浮くほどの仕上がりではないが、決して太い印象はなく、関西までの輸送を考慮すれば、十分と言えるほどの馬体。キ甲の部分がもう少し盛り上がってくれば、全体的に力強さを増すと思う。


サングレーザー 牡5
騎手:F.ミナリク
厩舎:(栗)浅見秀一
父:ディープインパクト
母:マンティスハント(母父:Deputy Minister)

1月13日という極端な早生まれ。それが影響しているのだろうが、この馬のシルエットはすでに完成された牡馬のもの。キ甲がしっかりと抜け、それに伴って背中からトモまでのラインをきれいに見せている。トモは薄いが、それはディープインパクト産駒の特徴であり、他の部分の筋肉は十分過ぎるほどに発達。見た目にきれいな馬であると思う。久々でも太めを感じない仕上がりをしているので、自身の力は出せるはずだ。

※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで


『アカデミック連載 -最強の競馬学-』
『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』
『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』

などもお楽しみください。

メニュー

閉じる