【4月29日(日)】天皇賞(春) 2018年重賞出走予定馬

シュヴァルグラン 牡6
騎手:H.ボウマン
厩舎:(栗)友道康夫
父:ハーツクライ
母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian)

脚を長く見せるところは父であるハーツクライの影響だろう。太め感のないスッキリとした体付きをしており、バランスもいい。しっかりとした胸前だけでなく、トモにも十分な肉付きがあるのが、この馬の特徴だ。前走でも太め感なく仕上げていたと思うが、今回とは馬体の張りが大きく違う。ひと叩きしたことで中身のほうが変わってきているのだろう。


レインボーライン 牡5
騎手:岩田康誠
厩舎:(栗)浅見秀一
父:ステイゴールド
母:レーゲンボーゲン(母父:フレンチデピュティ)

父はステイゴールド。故に馬格のあるタイプでないのも納得なのだが、大きくない体にも関わらず、その輪郭をはっきりと見せているところに好感が持てる。キ甲も十分に出ており、繋の角度もちょうどいい感じ。トモの格好も良く、古馬の牡馬として完成された印象がある。フレンチデピュティのスピードを残しながら、上手にステイゴールドを出してきたというイメージの馬。


クリンチャー 牡4
騎手:三浦皇成
厩舎:(栗)宮本博
父:ディープスカイ
母:ザフェイツ(母父:ブライアンズタイム)

背中から腰にかけての緩やかなラインが特徴的な馬。ブライアンズタイムの血が入っている馬に多い腹ボテのところもない。道悪でこそのイメージがあるが、意外に柔らかい繋をしており、良馬場の競馬であったとしても大幅に割り引く必要はないように思う。体に緩みがなく、非常にいい仕上がりで出走できそうだ。4歳にしてはキ甲もしっかりと出ている。


ガンコ 牡5
騎手:藤岡佑介
厩舎:(栗)松元茂樹
父:ナカヤマフェスタ
母:シングアップロック(母父:Singspiel)

スッキリとした体をしている馬で、無駄なところがない筋肉の付き方もいい。今回の出走馬で最もステイヤーっぽい見た目をしている馬ではないだろうか。父のナカヤマフェスタの影響もあると思うが、もしかしたらサドラーズウェルズ系の母父シングスピールの影響のほうが強いのかもしれない。毛ヅヤもピカピカで、ここに体調の良さが感じられる。


サトノクロニクル 牡4
騎手:川田将雅
厩舎:(栗)池江泰寿
父:ハーツクライ
母:トゥーピー(母父:Intikhab)

腰やトモの部分に多少の物足りなさを残すものの、ハーツクライ産駒の晩成タイプはこの手の馬が多い。マイナスポイントととらえるのではなく、今後の成長を感じる部分と考えるほうがいいだろう。スラッとした馬体は3200mの距離にも対応できる可能性を示唆するもので、キ甲の方も4歳になってだいぶ発達してきた。悪くない気配だ。


トーセンバジル 牡6
騎手:M.デムーロ
厩舎:(栗)藤原英昭
父:ハービンジャー
母:ケアレスウィスパー(母父:フジキセキ)

胸前の筋肉が隆起し、キ甲もくっきりと浮き上がっている。少し太めの首回りも合わせ、体の前の部分が明らかに勝っている馬と言えるだろう。ゆえにトモの部分が薄く見え、少しバランスが悪いようにも感じてしまう。ハービンジャー産駒は長い距離を得意にする馬が多いが、この馬はクラフティワイフがいる母系が出ているのか、ステイヤーっぽくはない馬体。


チェスナットコート 牡4
騎手:蛯名正義
厩舎:(栗)矢作芳人
父:ハーツクライ
母:ホワイトヴェール(母父:クロフネ)

まだまだ成長途上の状況なのか、他の馬との比較で筋肉の付き方が甘いが、この馬のいいところはキ甲が発達しているところで、背中が少し短めに見えるのも、キ甲が背中のラインまで張り出してきているからだ。一見すると胴が短めで、距離に対応できないように見えるかもしれないが、腹袋のところには十分な伸びを感じるので、距離に対する不安は考えなくていいと思う。


アルバート 牡7
騎手:C.ルメール
厩舎:(美)堀宣行
父:アドマイヤドン
母:フォルクローレ(母父:ダンスインザダーク)

雄大な馬格の持ち主で、一見するとダート馬のような形。ティンバーカントリーの影響を色濃く感じさせるのだが、この体で長い距離を走れるのは母父にダンスインザダークがいるからだろう。関西への長距離輸送がありながら、体重増だった前走は余裕を持たした作り。今回も輸送を考慮して多少のお釣りは残してあるだろうが、現段階ですでに前走よりも馬体は引き締まって見える。

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