【2月25日・26日新馬戦】大物が出ても不思議はない 2016年新馬

【中山デビュー】

※土曜中山6R 芝2000m※
エリティエール 牝
馬主:(有)キャロットファーム
厩舎:(美)大竹正博
 父:ディープインパクト
 母:ジンジャーパンチ(母父:オーサムアゲイン)


【馬名の意味・由来】
後継者(仏)。父や母のような活躍を期待して

【コメント】
オーサムアゲインを父に持つ母ジンジャーパンチはルージュバックの母として知られる存在だが、自身もBCディスタフを勝ち、エクリプス賞最優秀古牝馬を獲得している名牝。母系の底力があってこそ、その子が活躍していると考えるべきだろう。マンハッタンカフェからディープインパクトへと父が替わったことで、本来ならスケールアップを期待したいところだが、線が細い牝馬が出てしまうと、それもややトーンダウン。この時期のデビューということもあり、馬体にも注目してみたい。


【阪神デビュー】

※土曜阪神3R ダ1200m※
パワーフレーズ 牝
馬主:北駿競走馬組合
厩舎:(栗)矢作芳人
 父:クロフネ
 母:アイアンブリッジ(母父:トニービン)


【馬名の意味・由来】
人の心に力を与える言葉

【コメント】
チューリップ賞を勝っているクロフネサプライズを全姉に持つ馬。母父は芝の中距離以上を守備範囲にするトニービンだが、その1つ前にはニホンピロウイナーの名があり、母系の4代前にいるサニースワップスという繁殖もスピードをセールスポイントにしていた馬だった。全姉は芝でも走ったが、父がクロフネなら本来の適性はダートの短距離と考えていいだろう。


※日曜阪神6R 芝2000m※
エクレアスパークル 牡
馬主:李柱坤
厩舎:(栗)中内田充正
 父:ハーツクライ
 母:プリティカリーナ(母父:シーキングザゴールド)


【馬名の意味・由来】
稲妻(仏)+閃光

【コメント】
半兄にディープインパクト産駒のアンタラジー、半姉にマンハッタンカフェ産駒のアグレアーブルがいる血統馬。母父シーキングザゴールド、母母父ストームキャットと母系にはスピードタイプの種牡馬が並んでいる。母系のスピードを父であるハーツクライが補完できるかどうかがポイントだろう。


レディアリエッタ 牝
馬主:寺田千代乃
厩舎:(栗)藤原英昭
 父:ディープインパクト
 母:ディアチャンス(母父:タイキシャトル)


【馬名の意味・由来】
貴婦人+そよ風(伊)。そよ風のような貴婦人

【コメント】
母のディアチャンスはマーメイドSを勝った重賞勝ち馬。母父がマルゼンスキー、父にタイキシャトルという血統構成だった。母系に短距離血統を入れることが、ディープインパクトの配合パターンとして確立されつつあるが、タイキシャトルという日本の名馬を迎えた今回も同様のパターンと言える。母母父のマルゼンスキーは距離もこなすが、その本質はスピード。タイキシャトル、マルゼンスキーという日本のスピード馬でも成功するとあれば、ディープインパクトの可能性をさらに広げることになるだろう。


ゲイルバローズ 牡
馬主:猪熊広次
厩舎:(栗)藤岡健一
 父:ディープインパクト
 母:ゴーンクレージー(母父:ゴーンウエスト)


【馬名の意味・由来】
疾風+冠名

【コメント】
母系の4代前にいるナタルマは歴史的大種牡馬のノーザンダンサーの母として知られ、その功績を称えられてカナダ競馬の殿堂入りしているほどだ。つまりは3代前のレイズザスタンダードはノーザンダンサーの半妹。その背景に世界的な血統を持つ馬と言っていいだろう。母父には豊富なスピードを持つミスタープロスペクター系のゴーンウエスト、母母父であるフォレストワイルドキャットもかなりのスピードを秘めていた馬だった。ディープインパクト×スピード血統という相性のいい組み合わせだけに、大物が出ても不思議はない。


ナリタプレジデント 牡
馬主:(株)オースミ
厩舎:(栗)沖芳夫
 父:ディープインパクト
 母:エイシンジョアンナ(母父:トニービン)


【馬名の意味・由来】
冠名+会長

【コメント】
その母系を辿れば、エイシンサニーという懐かしい馬名がある。オークスを制した同馬はミルジョージの産駒で、血統的にはスタミナ型。彼女に当時のリーディングサイアーだったノーザンテーストを配合したのが祖母のエイシンプリンセスで、これまた日本で実績を作ったトニービンを付けて誕生したのが母のエイシンジョアンナ。名前のある種牡馬を配合しながら、実績を作れなかった母は今回の産駒が11頭目。いかにディープインパクト産駒でも、年齢のいった繁殖から活躍馬を出すのは難しいかもしれない。


マイネルケントニス 牡
馬主:(株)サラブレッドクラブ・ラフィアン
厩舎:(栗)西園正都
 父:ウォリアーズリワード
 母:デイオブヴィクトリー(母父:ヴィクトリーギャロップ)


【馬名の意味・由来】
冠名+知識(独)

【コメント】
曽祖父のエルプラドはアメリカでは珍しい芝で活躍する種牡馬だったが、その子のメダグリアドーロは持続性のある走りをダートで見せるタイプ。メダグリアドーロの子である父は1400mを得意にしている馬だった。母父のヴィクトリーギャロップに柔軟性はあるものの、母母父のデイジュールは世界的なスプリンターとして活躍した馬。ミスタープロスペクターの4×5×5というクロスからも、距離にはおのずと限界が生じてくる血統で、活躍場所もダートのほうがいい。


【今週デビュー見送り】

ジェニアル 牡
馬主:(株)キーファーズ
厩舎:(栗)松永幹夫
 父:ディープインパクト
 母:サラフィナ(母父:リフューズトゥベンド)


【馬名の意味・由来】
天才的な(伊)

【コメント】
母サラフィナはフランスのオークスを筆頭にGIを3勝しているが、それ以上に凱旋門賞の3着が光る。サラフィナの父リフューズトゥベンドは2000m前後を守備範囲にしていた馬だが、その父はサドラーズウェルズ。母母父のダルシャーンは完全な長距離志向で、その先のトップヴィルも同様。ディープインパクト産駒の配合パターンとしては、珍しい部類に入るスタミナ型だ。ゆえにディープインパクトの軽さをどこまで取り込めるかが、他の配合以上に重要になってくる。

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