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  • 2017年重賞出走予定馬

    [無料]【12月10日(日)】阪神JF

    ロックディスタウン 牝2 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)二ノ宮敬宇 父:オルフェーヴル 母:ストレイキャット(母父:Storm Cat) 札幌2歳Sのときと同じく、頭の位置が高く感じるが、気になるのはその程度。キ甲の位置とトモの高さが同じラインにあり、すでに競走馬として完成している。薄い腹回りに牝馬らしさを感じるものの、トモの盛り上がりや発達した胸前の筋肉は牡馬も顔負けの逞しさ。単純に素晴らしい馬だと思う。 ラッキーライラック 牝2 騎手:石橋脩 厩舎:(栗)松永幹夫 父:オルフェーヴル 母:ライラックスアンドレース(母父:Flower Alley) 四肢がしっかりと伸び、牝馬と思えないほど肉付きがいい。これほどの筋肉量を持ちながら、まだキ甲が抜けきっておらず、成長の余地を十分に残しているのだから、なかなかの素質馬と判断していいだろう。気になるのは立ち気味の繋。柔らかさという点でディープインパクト産駒あたりには見劣るかもしれない。 マウレア 牝2 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)手塚貴久 父:ディープインパクト 母:バイザキャット(母父:Storm Cat) 桜花賞馬アユサンの全妹だが、馬体重が500キロ近くもあった姉と比較すると、馬体のスケールは少し落ちる。2月1日の早生まれである点に加え、キ甲とトモのラインがすでに水平になっていることから、見違えるほどの急成長は期待できないのではないだろうか。この配合にしては筋肉量もひと息。 コーディエライト 牝2 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)佐々木晶三 父:ダイワメジャー 母:ダークサファイア(母父:Out of Place) 胸囲が十分にあり、牝馬らしからぬ首回りをしているが、この力強さこそがダイワメジャー産駒の特徴とも言える。しっかりとした腹構えも同産駒の特徴のひとつ。その部分と比較すると、トモがまだ薄い感じがするが、ここが同馬の伸びしろということなのだろう。ここに力が入ってくれば、さらにいい馬になる。 ソシアルクラブ 牝2 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)池添学 父:キングカメハメハ 母:ブエナビスタ(母父:スペシャルウィーク) 1月26日の早生まれ。首回りの筋肉が十分にあり、しっかりと抜けたキ甲から背中のラインもしっかりとしている。すでに完成された馬体の持ち主と考えていいだろう。前後のバランスも整っており、柔らかい繋ぎをしている。この部分は母父スペシャルウィークから引き継いだものではないだろうか。 ラテュロス 牝2 騎手:北村友一 厩舎:(栗)高野友和 父:ディープインパクト 母:スウィートハース(母父:Touch Gold) ディープインパクト産駒は早生まれの子が多いのだが、この馬も1月17日という極端な早生まれ。前走の馬体重が426キロ。馬格はないものの、キ甲はすでに抜け、トモの位置とのラインも水平になっている。首回りから胸前、しっかりとしたトモと筋肉の量は十分。すでに完成された馬体になっている。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【12月3日(日)】チャンピオンズC

    【中京11R チャンピオンズC】 テイエムジンソク 牡5 騎手:古川吉洋 厩舎:(栗)木原一良 父:クロフネ 母:マイディスカバリー(母父:フォーティナイナー) 芦毛にとって好調のサインである斑点が出ているのは前走同様。首さしからキ甲にかけてのラインが素晴らしい馬で、十分に張ったトモの形もいい。スパッと切れるのではなく、持続力のある走りをしそうな筋肉を持っている。胴が伸び、短い距離よりも中距離以上に適性を感じるタイプ。 コパノリッキー 牡7 騎手:田辺裕信 厩舎:(栗)村山明 父:ゴールドアリュール 母:コパノニキータ(母父:ティンバーカントリー) 状態そのものは悪くないと思うが、今年で7歳。筋肉の張りが少し落ちてきたように見えるし、その部分に関しては今年のフェブラリーSのときのほうが良かったように感じる。年齢的な衰えがあるのかもしれない。前走で1200mの距離を走っているが、そのような距離に適性のある馬体はしていない。 ケイティブレイブ 牡4 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)目野哲也 父:アドマイヤマックス 母:ケイティローレル(母父:サクラローレル) 胴が少し詰まっているだけでなく、腹構えもしっかりとし、胸前の筋肉も逞しい。短距離色の強い馬体といえ、この体型で中距離をこなしているのが不思議。これほど立派な馬体をしている馬にしては、首がかなり細く、この部分の物足りなさを感じる。逆にここを伸びしろと考えることも可能だとは思う。 アウォーディー 牡7 騎手:武豊 厩舎:(栗)松永幹夫 父:Jungle Pocket 母:Heavenly Romance(母父:Sunday Silence) この馬の最大の長所はバランスの良さ。ジャングルポケット×サンデーサイレンスの血統構成が理由とは思うが、芝でも走れそうなスラッとした馬体で、7歳になった現在もいわゆる中年太りのような体付きにはなっていない。年齢を感じさせない若々しさがある。 ロンドンタウン 牡4 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)牧田和弥 父:カネヒキリ 母:フェアリーバニヤン(母父:Honour and Glory) 韓国からの遠征帰りだが、海外遠征といっても距離は近く、札幌にでも行くようなもの。まるで気にしなくていいだろう。むしろ、札幌のエルムSに出走したときよりも馬体をフックラと見せており、個人的な好みを言えば、こちらのほうが良く見える。キ甲が抜けてきたら、もっともっと良くなりそうだ。 ゴールドドリーム 牡4 騎手:R.ムーア 厩舎:(栗)平田修 父:ゴールドアリュール 母:モンヴェール(母父:フレンチデピュティ) ロンドンタウンと同じ4歳馬だが、こちらはキ甲がしっかりと出ており、完成度の高い馬体をしている。取り立ててマッチョなわけではないが、少し寸の詰まった胴をしており、イメージ的には短距離寄りの馬。それだけに1600mを超える距離に対する壁もありそうだ。 サウンドトゥルー 騙7 騎手:大野拓弥 厩舎:(美)高木登 父:フレンチデピュティ 母:キョウエイトルース(母父:フジキセキ) この馬の良さはトモの幅。この部分が他の馬よりもはるかに発達している。少し直飛なところがあるので、馬体的にはスピードタイプと考えていいだろう。太め感はまるでなく、馬体の張りも十分。肉体的な衰えは感じないし、7歳の秋を迎えてもまだまだ太刀打ちできる印象だ。 アポロケンタッキー 牡5 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)山内研二 父:Langfuhr 母:Dixiana Delight(母父:Gone West) 骨太で逞しい馬体をしており、繋も少し短い。それが深い砂に適している理由と考えていいだろう。ダンジグにミスタープロスペクターというダート血統。そのイメージ通りの馬体で、JRAのダートを走るにはパワーが勝ち過ぎた感じもする。見た目は1年前と大きく変わっていない。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【11月19日(日)】マイルCS

    イスラボニータ 牡6 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)栗田博憲 父:フジキセキ 母:イスラコジーン(母父:Cozzene) 胸前、トモともに十分な厚みがありながら、脾腹のあたりはスカッと見せて、太め感はまるでない。前走時から大きく変わったところはないが、前回もしっかりとした仕上がりだったということだ。すでに馬体が完成されている馬。変わらないのがなによりと考えていいだろう。どの部分の筋肉もしっかりとしたもので、見ていて惚れ惚れするほど。マイル向きの血統構成だが、それは胴がそこまで長くない馬体面からも言えるだろう。 レッドファルクス 牡6 騎手:C.デムーロ 厩舎:(美)尾関知人 父:スウェプトオーヴァーボード 母:ベルモット(母父:サンデーサイレンス) 休み明けで挑んだ前走のスプリンターズSでも太め感のない仕上がりだった。今回もそこまで変わらないシルエット。すでに6歳。年齢的にも大きくは変わらないのだろう。スプリント色の強すぎるタイプの馬ではなく、マイルも守備範囲の馬体。母父サンデーサイレンスの馬ではあるが、トモの形や飛節の角度はスウェプトオーヴァーボードの影響を感じるもので、立ち気味の繋もそうだ。この繋なら道悪は苦にしないだろう。 エアスピネル 牡4 騎手:R.ムーア 厩舎:(栗)笹田和秀 父:キングカメハメハ 母:エアメサイア(母父:サンデーサイレンス) 札幌記念でよもやの失速をしたが、現在の馬体と比較すれば、当時の張りは少し物足りなかったことがわかるだろう。前走あたりから馬体が締まり、同時に筋力がアップしている。トモの盛り上がりも今回は十分だ。光の加減もあるとはいえ、際立っている馬体の張りにも注目したい。チョイ足らずの印象がある馬だが、実際は適性の距離を走っていなかったことが理由であって、そこまで長くない胴からベストはマイル。この距離なら違うと思う。 サトノアラジン 牡6 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:マジックストーム(母父:Storm Cat) 極悪と表現される馬場を走った直後だが、馬体に大きな変化は見られない。首回りの発達した筋肉は相変わらずで、そのボリュームは今回の出走馬でも傑出しているほど。この部分も含め、たっぷりとある胸前の筋肉とトモの厚みにディープインパクトの影響は感じられない。キズナと同じ母父ストームキャットの馬だが、ストームキャットの影響を強く感じるのはこちらのほうで、このシルエットでは長い距離をこなすのは難しいだろう。 ペルシアンナイト 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ハービンジャー 母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス) ハービンジャーの仔は手先や胴がそれなりに長い馬が多く、その適性は中距離以上と考えているのだが、そこまで胴の長い馬体をしていない本馬はそのイメージから外れている。祖母ニキーヤの父であるヌレイエフの影響が強いのかもしれない。ビルドアップされた同厩舎のサトノアラジンと比較すると筋肉の量はまだまだという感じだが、筋肉がまだ若々しく、トモなどはこれから発達していくだろうと思わせる。今後が楽しみな馬だ。 サングレーザー 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)浅見秀一 父:ディープインパクト 母:マンティスハント(母父:Deputy Minister) ディープインパクト産駒らしい薄手のシルエット。まだ3歳で成長途上ということもあるだろうが、トモはまだまだ薄く、同じディープインパクト産駒のサトノアラジンと比較すれば、半分程度の厚みしかない。ただし、明らかに物足りないと感じるのはこの部分のみで、しっかりと出たキ甲と胸前の筋肉はすでに十分と言える状態。胸囲も十分にあり、心肺能力は高い馬と考えることができそう。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【11月12日(日)】エリザベス女王杯

    スマートレイアー 牝7 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)大久保龍志 父:ディープインパクト 母:スノースタイル(母父:ホワイトマズル) キ甲がはっきりと出て、すでに完成された馬体。すでに7歳秋を迎えたベテランホースだが、使い減りしていないことは前走時と大きく変わらない馬体のラインを見ればわかるだろう。腹袋がしっかりとし、非常にどっしりとした雰囲気。どこかが突出しているというわけではないが、全体的にまとまっている。 ヴィブロス 牝4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)友道康夫 父:ディープインパクト 母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian) 春の中山記念に出走したときは、まだトモが甘いようにも感じたのだが、ここにきてずいぶんと張りが出てきた印象。単に雰囲気の問題だけでなく、実際に肉付きが変わってきたように思う。430キロ台の馬と思えないほど首回りの筋肉がしっかりと付いており、これが成長の証しとも言える。パワーアップは歴然。 ルージュバック 牝5 騎手:R.ムーア 厩舎:(美)大竹正博 父:マンハッタンカフェ 母:ジンジャーパンチ(母父:Awesome Again) 母父のオーサムアゲインはどちらかというとパワー系の産駒を出すはずだが、馬体をスラッと見せる同馬はその流れを汲んでいない。手足が長く、胴に伸びのあるシルエットは父であるマンハッタンカフェの特徴で、その見た目からすれば、本質的に2000m以上の距離が守備範囲。今回の条件はいいはずだ。 ミッキークイーン 牝5 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:ミュージカルウェイ(母父:Gold Away) 休み明けということが大きいのだろうが、腹回りが少し太めに見える。元来が肉の付きにくい華奢な馬ということを考えれば、これはマイナス材料と判断していいだろう。脚元と相談しながらの調整で坂路オンリーの調教。そのためか、宝塚記念に出走したときよりも馬体に張りがない。 クイーンズリング 牝5 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)吉村圭司 父:マンハッタンカフェ 母:アクアリング(母父:Anabaa) 少し冬毛は出ているが、以前よりも肩回りの肉付きが良くなり、キ甲もはっきりと出るようになった。トモの厚みもまずまずで、ほぼ完成した馬体と言っていいだろう。同じマンハッタンカフェ産駒のルージュバックと比較すれば、体に伸びはないが、これは母父アナバーの影響によるものと考えていい。 ディアドラ 牝3 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)橋田満 父:ハービンジャー 母:ライツェント(母父:スペシャルウィーク) 前走も大幅な馬体増だったが、まるで太くは見せなかった。単純に成長していると考えてよく、馬体に迫力も出てきた。道悪をこなすのは父ハービンジャーだけでなく、母父スペシャルウィークの影響もあるだろう。柔らかい繋をしており、仮に良馬場での瞬発力勝負にでも対応できるはず。 クロコスミア 牝4 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)西浦勝一 父:ステイゴールド 母:デヴェロッペ(母父:ボストンハーバー) 札幌で走っていたときのほうが腹回りはスカッとしていたが、甲がしっかりと伸び、ボリュームの出た馬体は完成形のそれ。少し冬毛は出ているが、見た目の印象は悪くない。ただし、母父ボストンハーバーの影響か、しなやかさに少し欠けるような面があるのも確か。瞬発力勝負は向かないと思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【11月5日(日)】アルゼンチン共和国杯

    スワーヴリチャード 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)庄野靖志 父:ハーツクライ 母:ピラミマ(母父:Unbridled's Song) 帰厩が遅れ、このレースからの始動になったと聞いているが、その馬体から太め感は感じられない。むしろ、トモの盛り上がりに春からの成長を感じるくらいだ。張りも十分にある。母父アンブライドルズソングは距離の融通性がある種牡馬で、最近では名馬アロゲートの父として再び注目を集めている存在。ディープインパクト産駒のような切れこそ感じられない馬体だが、一方でいい脚を長く使いそうな印象を受ける。これはアンブライドルズソングの影響だろうか。 セダブリランテス 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)手塚貴久 父:ディープブリランテ 母:シルクユニバーサル(母父:ブライアンズタイム) 予定していたセントライト記念を回避し、改めての始動戦ということになったようだが、馬体に緩みはまったくなく、非常に張りのある状態。母父がブライアンズタイムであるにもかかわらず、腹周りをすっきりと見せ、この部分は祖父であるディープインパクトの産駒に似た部分に感じる。2500mよりももう少し短い距離が合いそうな首と胴の長さをしているが、トモの張りと十分に伸びたキ甲は春よりもいいくらい。 アルバート 牡6 騎手:A.シュタルケ 厩舎:(美)堀宣行 父:アドマイヤドン 母:フォルクローレ(母父:ダンスインザダーク) 母父に長距離でこそのダンスインザダークがおり、この馬の血が長い距離を走らせているのだろうが、その体型はダンスインザダークとまるで似ていない。短めの首に短めの脚、どっしりとした腹構えはアドマイヤドンの父であるティンバーカントリー、その先にいるウッドマンの影響を強く受けたものだ。いかにもパワータイプの馬体で、この馬が3600mの重賞を連覇しているということに驚きを隠せない。状態そのものは前走と大きな変動はなく、キ甲も十分に伸びている。完成形といっていいだろう。 プレストウィック 牡6 騎手:V.シュミノー 厩舎:(美)武藤善則 父:ダイワメジャー 母:フーラクサ(母父:Linamix) 肩先からの首に繋がる流れは長距離馬のそれで、胴にも十分な長さがある。ダイワメジャーの産駒にしては珍しい体型の馬だろう。母父は凱旋門賞馬のサガミックスを出したリナミックス。芦毛の馬体も含め、同馬の特徴のほとんどは母系から受け継いでいるものと考えるべきで、長距離適性に関しては3代前のリヴァーマンの影響もあると思われる。白斑がしっかりと出た馬体は芦毛馬の好調時の特徴。仕上がりは良さそうだ。 レコンダイト 牡7 騎手:北村友一 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ハーツクライ 母:モテック(母父:Last Tycoon) キ甲が出ておらず、トモのあたりのボリュームも十分ではない。すでに7歳の秋を迎えたベテランホースではあるのだが、その見た目は成長しきれていない若馬のようだ。本来、この年齢なら腹回りに余計な肉が付き、少し重苦しくも見えるものだが、この馬の場合はそれもない。これまで本気で走ってこなかったのではないだろうか? そんなことを考えさせるような馬体だ。だからこそ、7歳秋をの現在もフレッシュな状態でいられるのかもしれないが。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【10月29日(日)】天皇賞(秋)

    キタサンブラック 牡5 騎手:武豊 厩舎:(栗)清水久詞 父:ブラックタイド 母:シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) 宝塚記念のときよりも馬体が絞れているように思う。もちろん、太めの印象はまるでなく、しっかりと仕上がったイメージ。この馬の良さはキ甲からトモへのラインの美しさで、それが単に逞しいだけでなく、非常にバランスのいい馬体となっている理由。 リアルスティール 牡5 騎手:V.シュミノー 厩舎:(栗)矢作芳人 父:ディープインパクト 母:ラヴズオンリーミー(母父:Storm Cat) 春シーズンよりも逞しさを感じるが、前走からは大きく変わったところはない。キ甲もしっかりと出ているし、背中のラインも綺麗だ。トモの形はディープインパクト産駒の特徴が出ているが、頼りないという印象には至っていない。5歳の秋を迎え、完成形に近づいている。 ソウルスターリング 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄 父:Frankel 母:スタセリタ(母父:Monsun) この馬の1番の良さは馬体のバランス。3歳の牝馬なら薄いと感じる部分がどこかしらにあるはずだが、この馬にはそれがほとんどないのだ。しっかりとしたキ甲から背中、牝馬らしからぬ厚いトモへの流れもいい。馬体もすっきりと見せており、好仕上がりだ。ただし、ベタ爪なので道悪は厳しいだろう。 グレーターロンドン 牡5 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)大竹正博 父:ディープインパクト 母:ロンドンブリッジ(母父:ドクターデヴィアス) 菊花賞を勝ったキセキの母系と同じディープインパクト×ロンドンブリッジという配合の馬だが、こちらのほうが胴は詰まり、マイル色がかなり強い馬体をしている。胸前にはしっかりとした筋肉が付き、トモにも十分な厚みがあるが、他の馬よりも全体的に未完成な印象はある。 サトノクラウン 牡5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行 父:Marju 母:ジョコンダ2(母父:Rossini) 休み明けでも馬体に太めはなく、ほぼ仕上がっている印象。胸前の逞しい馬が多い1戦にあって、この馬はそこが少し薄く、トモのあたりの盛り上がりも足りないように見えるが、それは血統的な側面が大きいのだろう。柔らかさは感じないも反面、道悪が上手そうな雰囲気のある馬体。 ネオリアリズム 牡6 騎手:A.シュタルケ 厩舎:(美)堀宣行 父:ネオユニヴァース 母:トキオリアリティー(母父:Meadowlake) 腹構えがしっかりとした体型。キ甲も発達し、首回りの筋肉も十分に付いている。ただし、逞しいのは胸前を含めた馬体の前半部分に寄っており、前との比較でトモは少し薄め。前が強くなるフットワークになりがちな馬体なので、札幌のような洋芝や香港のような力のいる馬場のほうが向くだろう。 シャケトラ 牡4 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)角居勝彦 父:マンハッタンカフェ 母:サマーハ(母父:Singspiel) トモが十分に発達し、以前よりも逞しさを増した。背中の長さを考えると長すぎる距離よりも、2000mくらいの距離のほうが合うかもしれない。キ甲から背中にかけてのラインに発展途上の印象があり、多少の余裕を腹回りに感じるものの、太めが残っているというほどではないだろう。 マカヒキ 牡4 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)友道康夫 父:ディープインパクト 母:ウィキウィキ(母父:フレンチデピュティ) 前走時と大きく変わらないシルエット。1月生まれだからだろうか。3歳時から大きな成長がなく、むしろ首回りが少し硬いようにも感じる。ディープインパクトの産駒なら、もう少しシャープさが出ていいはずだが、その部分が不足してしまっているように見える。 サトノアラジン 牡6 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:マジックストーム(母父:Storm Cat) 首回りの筋肉が発達し、首の太さとキ甲の盛り上がりは異常と思えるほど。だが、その状態がアンバランスに感じられないほど、他の部分の筋肉も十分な発達を見せているあたりが素晴らしい。ビルドアップされた馬体の印象はディープインパクトというよりもストームキャット、ファピアノの流れ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【10月22日(日)】菊花賞

    アルアイン 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:ドバイマジェスティ(母父:Essence of Dubai) 前走が太め残りに見えたが、現在のシルエットも当時と大きくは変わっていない。長距離を走る場合は腹構えをスカッと見せるくらいのほうがいいはずなのだが、今回はこの部分に少し余裕があるように思えるのだ。繋が柔らかく、太い首から心肺能力の高さは十分に感じとれる。筋肉の張りもあるので、状態そのものは悪くないのだろう。ただし、本質的に中距離がベストの馬体をしている馬。現在の馬体で3000mを克服できるかどうかは微妙なところだ。 サトノクロニクル 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ハーツクライ 母:トゥーピー(母父:Intikhab) 球節、繋ともに柔らかく、伸びのある胴も長距離を走る馬の形をしている。キ甲もしっかりと抜けているので、完成度という面でも上位と考えてよさそうだ。前走時の馬体重は春との比較で12キロのプラスだったが、決して太いようには思わなかった。今回もシルエットは変わっておらず、張りも十分にある。いい状態で出走してくるはずだ。 サトノアーサー 牡3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:キングスローズ(母父:Redoute's Choice) ディープインパクト産駒にしては筋肉隆々。胸前の厚み、盛り上がったトモの形は母父であるリダウツチョイスの影響を色濃く感じるものだが、この馬の場合は上半身だけでなく、脚のほうにも距離への不安を感じる部分がある。マイラー系の馬に多い飛節の角度。いわゆる「直飛」と呼ばれるものだが、このような真っ直ぐな飛節の馬は短距離系に多く、スタミナに不安のある馬が少なくない。 ミッキースワロー 牡3 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳 父:トーセンホマレボシ 母:マドレボニータ(母父:ジャングルポケット) 前走時と変わらぬ馬体の張り。丸みを残しながら、腹回りはすっきりと見せているのがいい。仕上がった馬体と表現していいだろう。ただし、この馬もサトノアーサーと同じ直飛であり、3000mという距離に不安を残す飛節をしている。母父にジャングルポケットがいる馬だが、トニービン系の馬体はしておらず、似ていると感じるのは祖母のツィンクルブライド。この馬の影響が強い馬だとすれば、この距離は長い可能性が高い。 キセキ 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)角居勝彦 父:ルーラーシップ 母:ブリッツフィナーレ(母父:ディープインパクト) ゆったりとした胴は長距離への適性の高さを感じさせるもの。ロンドンブリッジの血統ということで距離を不安視する声もあるようだが、馬体からは長い距離でこその馬と考えるべきだ。ただし、この馬にもウィークポイントというか、物足りない面があって、それは馬としての完成度の低さ。キ甲が抜けきっておらず、これがしっかりとしてくれば、全体的なバランスはもっとしっかりしてくる。まだ発展途上の馬なのだ。 ダンビュライト 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ルーラーシップ 母:タンザナイト(母父:サンデーサイレンス) 同じルーラーシップ産駒のキセキと同じく、こちらもキ甲がまだ抜けきっていない。この馬の産駒は晩成で、3歳の時点では完成しないとの考え方もありそうだが、胴はキセキほど長くなく、長距離で良さが出る馬体はしていない。そこがどうかだろう。馬体には十分な張りがあり、16キロ増だった前走も太めには見えなかった。今回も前走と同じくらいのシルエットで出走してくるはずだ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【10月15日(日)】秋華賞

    アエロリット 牝3 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳 父:クロフネ 母:アステリックス(母父:ネオユニヴァース) 前走よりも馬体をフックラと見せているが、前回は滞在競馬で今回は京都への長距離輸送。現状、これくらいの馬体でいいだろう。トモの張りも十分にあり、5月の遅生まれということもあって、1戦ごとに馬が逞しくなっている印象だ。立ち気味の繋は父クロフネの影響で、爪の格好などを見ても道悪がマイナスになるとは思えない。 ラビットラン 牝3 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)角居勝彦 父:Tapit 母:Amelia(母父:Dixieland Band) 見た目に正方形で、胸前からトモの筋肉もかなり発達している。母父がディキシーランドバンドの血統を考えれば、2000mの距離もこなしそうな感じがするが、膝よりも上の馬体の印象はダートのマイラーで、もう少し胴に伸びが欲しいように思う。繋もやや硬めだが、タピットの子はこのような脚でも柔軟な走りをする。この点は気にしなくていいはず。 ディアドラ 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)橋田満 父:ハービンジャー 母:ライツェント(母父:スペシャルウィーク) 極端なほどに盛り上がったキ甲がとにかく目立つ。見た目のバランスがとにかくいい馬だが、それは脚元に関しても同様で、柔らかそうな繋が同馬の瞬発力を引き出しているのだと思う。ハービンジャーの産駒は長い距離に適した馬が多く、この馬は血統的にも馬体的にも2000m以上の距離でこそのタイプだろう。 ファンディーナ 牝3 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)高野友和 父:ディープインパクト 母:ドリームオブジェニー(母父:Pivotal) 大幅な体重増だった前走から、いくらかは絞れてきたなという印象。当日までにもう絞りできることができれば、大きな問題はないと思う。馬っぷりは今世代の牝馬の中でも最上位ランクに位置する馬で、はっきりと出たキ甲からトモの肉付きと申し分がない。大飛びで胴もそこまで詰まっていないが、スピードが勝ったタイプ。2000mがギリギリの可能性はある。 モズカッチャン 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)鮫島一歩 父:ハービンジャー 母:サイトディーラー(母父:キングカメハメハ) 同じハービンジャー産駒のディアドラとよく似た馬体をしている。ディアドラほどではないものの、キ甲も十分過ぎるほどに出ており、トモの丸みはほぼ五分。飛節の角度、球節の形などはほぼ同じと言っていいほどだ。もちろん、馬体のバランスもいい。ひと叩きした効果で馬体も締まってくるはずで、前走以上の状態になると思う。 リスグラシュー 牝3 騎手:武豊 厩舎:(栗)矢作芳人 父:ハーツクライ 母:リリサイド(母父:American Post) いかにも牝馬といった線の細さを残す馬。前走から大きく変わったところはなく、相変わらず薄い見た目をしている。トモの盛り上がりもそれほどではなく。もう少し成長が欲しい感じもするが、1月18日の早生まれ。すでに3歳春の段階で完成してしまったのかもしれない。繋は長めで柔らかい。軽い走りをするのも頷ける。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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