競馬界でも“最強”と噂される眼力で、週末レースの有力馬をジャッジ!

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    【5月12日(日)】ヴィクトリアマイル

    アエロリット 牝5 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳 父:クロフネ 母:アステリックス(母父:ネオユニヴァース) アメリカ遠征帰り。腹回りに多少の余裕を感じるが、好調の証しになる斑点がしっかりと浮き出ており、状態が悪いようには見えない。力を出せる仕上がりと判断して良さそうだ。しっかりとキ甲が抜け、厚みのある胸前とトモの格好は牡馬顔負け。常に感じることだが、クロフネの影響を色濃く受けた、実に厚みのある馬体をしている馬だ。クロフネに似ているにもかかわらず、主戦場を芝としているのは、繋が柔らかいため。この部分だけは母父ネオユニヴァースの影響を感じる。これが芝で瞬発力を生む理由。 ラッキーライラック 牝4 騎手:石橋脩 厩舎:(栗)松永幹夫 父:オルフェーヴル 母:ライラックスアンドレース(母父:Flower Alley) 筋肉のメリハリがはっきりとした馬体。父であるオルフェーヴルの影響を受けたパワータイプの馬と考えている。トモの部分のボリュームも十分にあるのだが、この馬の1番のセールスポイントは牡馬に匹敵するほどの胸囲であり、一見するとダート馬ではないかと思うほど、力強い胸前をしている。やや前が勝った印象を受けるのもそのためだ。アバラ骨がうっすらと浮いた状態で腹回りもシャープ。完全に仕上がっている。 レッドオルガ 牝5 騎手:北村友一 厩舎:(栗)藤原英昭 父:ディープインパクト 母:エリモピクシー(母父:ダンシングブレーヴ) 筋肉質な馬が多い今回の出走馬では、少し異質に感じるほどの薄い馬体。しかし、ディープインパクト産駒の牝馬なら、この姿こそが本来のものではないかと思う。筋肉が足りないのではなく、余計な肉が付いていないという表現のほうが適当で、例えば首周りから胸前までのボリュームはそれなりに付いている。トモの薄さと柔らかそうな繋はディープインパクト産駒の顕著な特徴。むしろ、このほうが走りのイメージが沸く。 プリモシーン 牝4 騎手:福永祐一 厩舎:(美)木村哲也 父:ディープインパクト 母:モシーン(母父:Fastnet Rock) 体の締まり具合が抜群で、腹回りの肉付きも適当。ケチを付けるところがないほどの仕上がりに見える。500キロ前後の馬体重を誇る大型の牝馬だが、スラッと見せる馬体に重さは感じない。むしろ、いかにもディープインパクト産駒の牝馬といった印象を受ける、薄くて切れのある馬体の持ち主だ。母父ファストネットロックの影響があるとすれば、それは少しだけ立ち気味の繋になるだろうか。だが、神経質に考える必要はなく、この状態でもそれなりの瞬発力は持っているはず。 ソウルスターリング 牝5 騎手:武豊 厩舎:(美)藤沢和雄 父:Frankel 母:スタセリタ(母父:Monsun) 馬体の張り、毛ヅヤの良さ。どれをとっても非の打ちどころがない。昨年よりも全体的に丸みが出たように感じるが、決して太いという印象は受けず、肉付きが良くなったという表現が適当と思う。背中からトモへのラインが実にきれいな馬で、父のフランケルよりも母系の影響を感じるスラッとした馬。本質的にはマイルよりも中距離のほうに適性があるように感じる。日本の競馬に向いた馬体ではないかもしれないが、素晴らしいシルエットの持ち主であることは間違いないだろう。 ミッキーチャーム 牝4 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中内田充正 父:ディープインパクト 母:リップルスメイド(母父:Dansili) 450キロ程度の馬体重と思えない厚み、ボリュームを感じる馬。特に盛り上がったキ甲から胸前へと続く部分の逞しさは見事で、これはディープインパクトではなく、母系にいるデインヒル系の特徴。その影響力はスピードに頼った同馬のレースぶりにも出ている。他の馬よりも明らかに大きい飛節も特徴のひとつで、牡馬と見間違うほどの迫力。輸送が苦手とのことだが、馬体だけを言えば、ここでも見劣らない。 ノームコア 牝5 騎手:D.レーン 厩舎:(美)萩原清 父:ハービンジャー 母:クロノロジスト(母父:クロフネ) 昨年よりも白さを増し、クロフネの影響を強く感じるようになったが、同じクロフネ産駒のアエロリットと比較すれば、トモの部分のボリュームが少し足りない。もっとも、筋肉の量が不足しているのではなく、サンデーサイレンスの血を引く牝馬らしい薄いトモとの表現が的確だろうか。サンデーサイレンスの影響を受けている部分は他にもあって、それはアエロリットよりも柔らかく見える繋。ハービンジャーの産駒でも切れる脚を使える理由がこれだ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』

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    【5月5日(日)】NHKマイルC

    グランアレグリア 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ディープインパクト 母:タピッツフライ(母父:Tapit) 繋の柔らかい馬が多いディープインパクトの産駒にしては、少し立ち気味の繋をしている馬。牡馬顔負けの厚みがあるトモも、ディープインパクト産駒の牝馬らしさを感じない部分と言えるだろう。瞬発力ではなく、スピードを活かす同馬の競馬のスタイルは、タピットがいる母系の影響を受けているからこそであり、それは前述した馬体の特徴から説明が付くというわけだ。桜花賞出走の段階でほぼ仕上がっていたため、さらなる上積みがあるかは微妙だが、適度に丸みがあり、張りも十分の馬体を見る限りは、前走を使ったダメージはないと言えそう。 アドマイヤマーズ 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫 父:ダイワメジャー 母:ヴィアメディチ(母父:Medicean) 無駄な部分はほとんどなく、研ぎ澄まされた印象を与える馬体は前走の皐月賞のときと同様。ダイワメジャーの産駒で、見た目の印象から中距離くらいまでの距離を適性とする馬だが、首も胴も短い馬ではない。むしろ、首周りの雰囲気、しっかりと浮き出た肩先の筋肉、十分なボリュームがあるトモの格好に至るまでのバランスの良さがセールスポイントであり、未発達な印象を残すキ甲が抜けてくれば、さらにワンランク上の馬へと成長するのではないだろうか。グランアレグリアよりも柔らかい繋をしており、馬体を併せた状態から瞬発力勝負をするのであれば、こちらに分がありそうだ。 ファンタジスト 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)梅田智之 父:ロードカナロア 母:ディープインアスク(母父:ディープインパクト) これまでに何度も取り上げてきた馬で、そのたびに首も胴も短めで距離に限界があると指摘したのだが、それはクラシック路線に出走していた馬たちと比較していたからだろうか。マイル前後を得意とする馬に囲まれた今回、同馬の馬体が決してマッチョ過ぎず、実は整っていたものであることに気付いた。スプリンターと呼ぶようなレベルの首、胴の形ではなく、トモの部分の厚みも適当量。キ甲も十分に発達しており、現状の完成度はかなり高いと考えていい。母父ディープインパクトの要素は少なく、父ロードカナロア、もしくは曽祖父のデインヒルあたりの影響を感じるスピードタイプの馬。 ワイドファラオ 牡3 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)角居勝彦 父:ヘニーヒューズ 母:ワイドサファイア(母父:アグネスタキオン) 栗毛の毛色とスラッと見せる体型。決してダート馬らしくない馬体が、逆に父ヘニーヒューズの影響を強く感じる。ただし、筋肉の量は十分過ぎるほどで、肩先の部分だけでなく、ヘニーヒューズ産駒は薄くなりがちなトモの部分に関しても、筋肉がしっかりと浮き上がっている。持っている能力はかなり高いのではないだろうか。毛ヅヤがいいだけでなく、張りのある筋肉をしているところにも注目。休み明けをひと叩きした上積みは確実だろう。立ち気味の繋、爪も小さめなので、道悪はこなすはず。当然ながら、ダートにも適性はあると思う。 ダノンチェイサー 牡3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:サミター(母父:Rock of Gibraltar) 十分に浮き出たキ甲と素晴らしいトモの張り。飛節の角度もいい。欠点が少ないというか、全体のバランスが非常に整った馬という印象を受ける。2月のきさらぎ賞から間隔が少し開いているが、太めという感じはほとんどなく、追い切りを消化して東京に輸送すれば、当日はかなりすっきりと見せるのではないだろうか。計算された仕上げと言えるかもしれない。柔らかい繋をしているので、高速馬場での瞬発力勝負にも対応できるはずだ。 プールヴィル 牝3 騎手:秋山真一郎 厩舎:(栗)庄野靖志 父:Le Havre 母:ケンホープ(母父:Kendargent) しっかりと抜けたキ甲の部分を見る限り、3月生まれでも完成の早いタイプと考えることができるだろう。薄く見える馬体は成長途上だからではなく、この状態こそが同馬の本質と捉えるべき。首が長く見えるのは、単純に厚みが足りないだけであり、それはストンと落ちたトモの部分にも言えることだ。筋肉質な馬が多いマイラータイプの牡馬と比較すれば、どうしても見劣ってしまうが、最初から薄手の牝馬という認識を持ってみれば、そこまで貧弱な馬体はしていない。繋は柔らかく、一定の瞬発力を持っているはず。 ヴィッテルスバッハ 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)池上昌和 父:ルーラーシップ 母:ケイティーズジェム(母父:ディープインパクト) 父がルーラーシップで母父はディープインパクト。本来であれば、2400mに適性があって不思議のない配合だが、この馬はキングカメハメハの影響が強く出過ぎているのか、驚くほどに筋肉質。首から肩周りにかけての筋肉が立派で、トモのボリュームもかなりのもの。しかも、首も胴も短めときている。2400mどころか、マイルでも距離が少し長いのではないかと思えるほどだ。すでにキ甲が出ており、馬体に一本の筋が入っている。完成度は高い。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』

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    【4月28日(日)】天皇賞(春)

    フィエールマン 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)手塚貴久 父:ディープインパクト 母:リュヌドール(母父:Green Tune) くの字に曲がった前肢が気になる馬。わん膝(しつ)と呼ばれるのだが、真っ直ぐに肢の伸びている馬と違い、このようなタイプの馬は足元への負担がどうしても大きくなってしまう。これが数を使えない理由のひとつではないだろうか。それ以外の部分に気なるところはなく、飛節もしっかりとしている。キ甲の抜けもまずまずで、馬体をすっきりと見せているのも好材料。 グローリーヴェイズ 牡4 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)尾関知人 父:ディープインパクト 母:メジロツボネ(母父:スウェプトオーヴァーボード) 母父スウェプトオーヴァーボードは芦毛の馬で、母のメジロツボネも同様だった。黒鹿毛の同馬は隔世遺伝ということになるのだろうか。体付きは日経新春杯に出走したときと大きく変わらないが、均整の取れた馬体をしており、柔らかい繋も好印象。キ甲がもう少し抜けてくると、さらにしっかりとしてくるだろうが、現状でも悪くない格好をしている。太めも感じない。 エタリオウ 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫 父:ステイゴールド 母:ホットチャチャ(母父:Cactus Ridge) ステイゴールド産駒らしいコンパクトな馬体をしている馬で、牝馬のような線の細さを感じる部分もある。首の太さはまずまずで、胸前にもそれなりの筋肉が付いているのだが、4歳牡馬としてはキ甲の抜けがひと息。それが完成しきれていない印象を与えているのかもしれない。菊花賞の時よりもスラッと見せており、太め感のない仕上がりにはなっている。 ユーキャンスマイル 牡4 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)友道康夫 父:キングカメハメハ 母:ムードインディゴ(母父:ダンスインザダーク) 肉付きがいいはずのキングカメハメハ産駒でありながら、他の馬よりも胴が長く、ゆったりと見せる馬体をしている。母父のダンスインザダークから受け継いだものと考えてよく、ゆえに本馬の本質はステイヤー。この条件を歓迎する馬と言えるだろう。まだキ甲の発達がもうひとつだが、この部分を今後の伸びしろと考えれば、先が楽しみな1頭ではないだろうか。 メイショウテッコン 牡4 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)高橋義忠 父:マンハッタンカフェ 母:エーシンベロシティ(母父:Lemon Drop Kid) 首がスラっと長く、馬体にも伸びがある。父マンハッタンカフェの影響を強く受けたステイヤータイプの馬体をしている馬だ。長距離への適性は高いと考えていいだろう。キ甲も十分に発達しており、背中からトモの部分もきれいだ。足元に窮屈な部分もない。マイナスとすべき部分がほとんどない平均点の高い馬と言えるだろうか。もうひと絞りあれば、さらにシャープに見せるはず。 クリンチャー 牡5 騎手:三浦皇成 厩舎:(栗)宮本博 父:ディープスカイ 母:ザフェイツ(母父:ブライアンズタイム) キ甲が十分に発達し、太めの首としっかりとした胸部がセールスポイント。たくましさを感じるとともに、いかにも丈夫そうに見えるタイプだ。スタミナもあるだろう。ボテッと見せる腹回りの部分をどう考えるかがポイントで、普通の判断なら少し太め残り。しかし、この馬は母父がブライアンズタイムで、同馬の血統はこのような腹構えになりやすい。悪くない仕上がりなのかもしれない。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』

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    【4月21日(日)】マイラーズC

    ダノンプレミアム 牡4 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中内田充正 父:ディープインパクト 母:インディアナギャル(母父:Intikhab) 横から馬体を見た形は正方形。肉付きの良さなども含めて考えたとき、父ディープインパクトではなく、母系にいるデインヒルのほうの影響を受けた馬と考えるのが妥当だろう。豊富なスピードを武器にしたレースぶりも含め、マイル路線への参入は正解ではないかと思う。ディープインパクトの影響は足元の部分。柔らかい繋で、いかにも瞬発力がありそうだ。腹回りには少し余裕を感じるが、毛ヅヤは抜群。馬体に張りも出てきている。長期休養明けを使った効果は大きそうだ。 インディチャンプ 牡4 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ステイゴールド 母:ウィルパワー(母父:キングカメハメハ) 460キロ前後の馬体重の牡馬。太めが残るタイプではないのかもしれないが、すでにアバラ骨がうっすらと見えている状態。仕上がり良好と言えるだろう。牝馬のような薄さを感じる馬体でも、トモの部分の肉付きはまずまずで、しっかりとした飛節も高評価したい部分。一方で繋は少し立ち気味。ピッチ走法だろうと推測しやすい足元の馬だ。母系にいるトキオリアリティーの影響が強いのだろう。ステイゴールド産駒でも距離はマイルくらい。 モズアスコット 牡5 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)矢作芳人 父:Frankel 母:India(母父:Hennessy) 仕上がりきっていた昨秋に比べると、腹回りなどにはだいぶ余裕を感じるが、それを差し引いても迫力のある馬体。首回りの厚みは他を圧するレベルで、しっかりと盛り上がったキ甲、厚みのあるトモも素晴らしい。非常に風格のある馬だと思う。休み明けで肉付きがいいこともあるのだろうが、マイル血統でも胴に伸びを感じた昨秋よりも、短距離色が強くなっているように思う。母父ヘネシーの影響が強くなってきたのだろうか。 ケイアイノーテック 牡4 騎手:A.シュタルケ 厩舎:(栗)平田修 父:ディープインパクト 母:ケイアイガーベラ(母父:Smarty Jones) 前走でダートに挑戦。結果は出なかったが、個人的にはダートのほうが適性は高いのでは…と感じる馬体をしている馬だ。まず繋が硬い。首は太めだけでなく、少し短め。胸前は厚い。牝馬のようなトモの輪郭はディープインパクトの影響と考えることもできるが、前が勝った馬という印象は変わらない。母父スマーティジョーンズの血を強く感じるスピードに秀でたタイプだ。1600mがギリギリではないか、との印象を持っている。 パクスアメリカーナ 牡4 騎手:藤岡佑介 厩舎:(栗)中内田充正 父:クロフネ 母:グローバルピース(母父:サンデーサイレンス) クロフネを付けることの多い血統で、私も全兄のドリームセーリングを管理したことがある。全姉のホエールキャプチャはGI勝ち馬。相性のいい配合と言えるだろう。兄姉と比較したとき、この馬は少し繋が立ち気味。芝で結果を出しているが、ダートに転じても面白そうだ。4歳馬でもキ甲の部分が盛り上がり、トモの部分の肉付きも十分にある。クロフネ産駒らしい力強さを感じる馬体をしている馬と言えるだろう。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』

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    【4月14日(日)】皐月賞

    サートゥルナーリア 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)角居勝彦 父:ロードカナロア 母:シーザリオ(母父:スペシャルウィーク) 4か月の休み明けになるが、すでにアバラ骨がうっすら浮き、毛ヅヤなどは前走のホープフルSをしのぐほどの輝き。前肢、後肢ともにしっかりとした筋肉が付いている。休み明けと思えないほどの仕上がりで、私には研ぎ澄まされた状態であるように見える。キングカメハメハ系に多いマッチョタイプではなく、サンデーサイレンス系のスラッとした馬体の持ち主。同じロードカナロア産駒のアーモンドアイよりも長い距離に向く馬であると思う。キ甲の部分などに成長の余地を残してはいるが、現段階でも素晴らしい馬であると思う。 アドマイヤマーズ 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫 父:ダイワメジャー 母:ヴィアメディチ(母父:Medicean) キ甲の部分の発達が完全ではなく、その影響でトモの位置が少し高いように見えるが、気になる部分はその程度のもの。アバラ骨が浮いた馬体は仕上がりの良さを示しており、胸前とトモの筋肉もまるで落ちていない。ダイワメジャーの産駒ということで距離を不安視されることもあるみたいだが、血統の印象よりも胴の伸びた馬体をしており、少なくとも2000mまでの距離なら、何の心配もいらない。むしろ、スラッとした見た目をしている馬と思う。 ダノンキングリー 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)萩原清 父:ディープインパクト 母:マイグッドネス(母父:Storm Cat) なによりも目立つのは毛ヅヤの良さ。黒鹿毛ということもあり、筋肉のシルエットがはっきりと見えている。すでにキ甲が浮き上がっていて、背中からのラインもきれいだ。ストームキャット肌のディープインパクト産駒は、ある程度まで発達した胸前を持ちながら、決してマッチョな印象を与えず、むしろスピードと切れを感じさせる馬が多いのだが、この馬もそんなタイプ。やや下に落ち気味のトモの形はディープインパクト産駒の特徴を受け継ぐ部分でもある。 ヴェロックス 牡3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中内田充正 父:ジャスタウェイ 母:セルキス(母父:Monsun) 父のジャスタウェイは母父がワイルドアゲイン。この部分が出過ぎるとスピード優位のマイラータイプになってしまうが、この馬はジャスタウェイの父であるハーツクライ、この馬自身の母父であるモンズーンが出してくる産駒にありがちな首と胴が伸びた馬体をしている。距離への融通性がありそうなタイプといえるだろう。すでにアバラ骨がうっすらと浮いた状態に仕上がっており、トモの部分の丸みも十分にある。非常にバランスのいい馬だ。3歳のこの時期としてはキ甲の発達もまずまず。 ファンタジスト 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)梅田智之 父:ロードカナロア 母:ディープインアスク(母父:ディープインパクト) ロードカナロア、ディープインパクト、デインヒルと並ぶ血統構成の馬だが、その中で最も影響を感じないのがディープインパクト。あの馬の軽さを感じない筋肉質の馬体をしている馬だ。首は短くて太く、横からの見た目は正方形。距離の持つような胴の長さをしていない。トモの薄いディープインパクト産駒とは対照的とも言える発達したトモ。2000mの距離に可能性を残しているのは、この時期の3歳馬だからであって、いずれは距離の限界を示すはずだ。 ランスオブプラーナ 牡3 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)本田優 父:ケープブランコ 母:マイプラーナ(母父:マンハッタンカフェ) 父ケープブランコの産駒はダートで活躍している馬が多いようだが、母父であるマンハッタンカフェの影響が強いのか、この馬はスラッとした伸びのある馬体。距離の融通性が利くタイプと考えていい。繋の柔らかく、しなやかな走りができそうな雰囲気を持っている。周囲が認識している以上の瞬発力がありそうだ。馬体はすっきりとしており、馬体に張りもある。好仕上がりと判断していいだろう。 サトノルークス 牡3 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:リッスン(母父:Sadler's Wells) 腹構えをスッキリと見せていることから、仕上がり面での不安はないと考えていいだろう。一つひとつのパーツを見れば、繋も柔らかく、胸前のボリュームなどもまずまず。トモは少し薄いが、これはディープインパクト産駒の特徴でもあり、そこまで気にするものではないだろう。にもかかわらず、重苦しい印象が拭えないのは母父サドラーズウェルズの影響を感じるからだろうか。キ甲の部分も含め、まだまだ芯の入る余地がある晩成タイプ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

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    【4月7日(日)】桜花賞

    ダノンファンタジー 牝3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中内田充正 父:ディープインパクト 母:ライフフォーセール(母父:Not For Sale) アバラ骨がうっすらと浮き、完全に仕上がった状態。そんな状況であるにもかかわらず、馬体にいい意味での厚みを感じる。特に盛り上がった胸前の部分と丸み十分のトモは、この時期のディープインパクト牝馬のそれとは思えないほどのたくましさ。牡馬と言われても、納得するレベルの力強さだ。これほどまでに分厚い馬の適性は基本的にマイル前後だと思う。2000mあたりを超える距離では限界を見せるかもしれない。繋の長さは適度なもので、特別に柔らかいというレベルではない。 クロノジェネシス 牝3 騎手:北村友一 厩舎:(栗)斉藤崇史 父:バゴ 母:クロノロジスト(母父:クロフネ) この時期の3歳馬にしては十分な盛り上がりを見せるキ甲の部分がセールスポイント。胸前の筋肉の発達はまずまずだが、マッチョというほどのレベルではなく、スラッと見せる首の雰囲気から距離の融通性が利きそうなタイプと見る。今回はもちろん、距離が延びたレースでも楽しみがもてる馬だろう。母父クロフネの影響を感じさせる芦毛の毛色だが、繋には柔らかさがあり、薄めのトモは3代前のサンデーサイレンス系らしい雰囲気を感じるほど。少なくとも、ダート馬のような印象はまるでない。 ビーチサンバ 牝3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫 父:クロフネ 母:フサイチエアデール(母父:サンデーサイレンス) 昨年末からの成長が最も顕著な馬と言えるかもしれない。まず注目したいのが、以前よりもひと回りからふた回りは厚みを増したと思える首の部分。この部分に関して言えば、今回の出走馬でも1番のたくましさと言えるのではないか。それと比例するように、キ甲の部分から肩先までのボリュームもずいぶんと増した。どっしりと見せる腹構え、丸みの出てきたトモの部分も昨年とは一変した成長を感じる。クロフネ産駒らしいパワーが出てきたと考えていいと思うが、一方で繋の部分の柔らかさは健在。切れはあると思う。 グランアレグリア 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ディープインパクト 母:タピッツフライ(母父:Tapit) ディープインパクト産駒らしいトモの形をしている馬だが、繋は柔らかいというほどではなく、特に後肢に関して言えば、やや立ち繋に見えるほど。母父がタピットという血統背景も考えれば、切れよりもスピードを優先したタイプと言えるかもしれない。今回が今年最初の出走。4か月という休養期間を考えれば、多少は太めが残っても不思議のないところだが、筋肉の輪郭はすでにはっきりとしており、腹回りも薄皮一枚程度の余裕があるくらい。直前の輸送でしっかりと締まってくるはずだ。 シェーングランツ 牝3 騎手:武豊 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ディープインパクト 母:スタセリタ(母父:Monsun) 後肢の繋はやや立ち気味。極端に丸みを帯びることなく、ストンと落ちたトモの格好も含め、馬体の後ろの部分はグランアレグリアに近いイメージだが、全体的なシルエットはグランアレグリアよりもだいぶスッキリとしていて、特に首は長めで適性距離は中距離ではないか、と思えるほど。フランケル産駒だった全姉ソウルスターリングはオークスを勝っているが、この馬のほうが条件は合っているかもしれない。ひと叩きし、仕上がりのほうはほぼ万全。腹回りをスカッと見せている。 アクアミラビリス 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)吉村圭司 父:ヴィクトワールピサ 母:アクアリング(母父:Anabaa) 420キロ前後の馬体重しかなく、見るからに細身の馬というイメージを持っていたが、キ甲が十分なほどに盛り上がり、肩周りの筋肉量も豊富。トモの部分の丸みも十分にある。横から見たシルエットだけなら、470キロ前後の馬といわれても驚かないほどのたくましさがある。体重がない理由は背が低いことにあるのではないだろうか。繋はやや立ち気味。その足元からはレースで見せる素晴らしい末脚を想像しにくい。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

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    【3月31日(日)】大阪杯

    ブラストワンピース 牡4 騎手:池添謙一 厩舎:(美)大竹正博 父:ハービンジャー 母:ツルマルワンピース(母父:キングカメハメハ) キ甲の部分がもう少し浮き出てくれば、トモの筋肉はさらに丸みを増してくるだろうし、バランスの取れた素晴らしい馬体になってくると思う。まだ完成されていない印象を受けるが、それでも首回りの筋肉のたくましさなど、他馬に負けないセールスポイントは数多くある。現状でも非常にいい馬だ。ハービンジャーの産駒だが、首が短くて筋肉質。母系の影響が強く、長い距離よりも中距離のほうに適性がありそうだ。アバラ骨がうっすらと浮き、休み明けを気にする必要のない仕上がり。 キセキ 牡5 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)角居勝彦 父:ルーラーシップ 母:ブリッツフィナーレ(母父:ディープインパクト) いつまでたってもキ甲の抜けない馬で、この部分に関してだけを言うなら、若駒のような幼さがある。ルーラーシップの仔はキ甲の抜けが遅い。そんな印象を私は持っているのだが、それに加えて、この馬は5月13日の遅生まれ。これまでの顕著な活躍からは想像できないが、本格化の時期はまだまだ先の可能性までありそうだ。有馬記念以来のレースだが、腹回りに余分な肉はなく、アバラがうっすらと浮いて見えるほど。元首が長くて、スラッと見せる馬体ではあるが、仕上がりそのものは悪くないと思う。 エアウィンザー 牡5 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)角居勝彦 父:キングカメハメハ 母:エアメサイア(母父:サンデーサイレンス) 金鯱賞のときも思ったが、キングカメハメハ産駒らしいパワフルさが1番のセールスポイントである一方で、筋肉質のダート馬にありがちな重苦しさがまるでない。むしろ、軽さを感じさせるほどなのだから、本当に素晴らしい馬体をしている馬だと思う。要所の筋肉がしっかりと盛り上がっているだけでなく、腹回りは引き締まり、毛ヅヤは光り輝いている。出走馬の中でも1番の仕上がりと言えるかもしれない。明け5歳馬だが、キ甲から背中にかけての盛り上がりなどには、まだ良化を見込める部分もある。もうひとつ上のレベルの馬になれるはずだ。 アルアイン 牡5 騎手:北村友一 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:ドバイマジェスティ(母父:Essence of Dubai) 前走は明らかな余裕残し。今回はヒ腹のあたりをスカッと見せており、全体的なシルエットもシャープになった。ひと叩きした大型馬らしい上昇曲線を描いていると言えるだろう。今年で5歳となったが、この馬はキセキと同じように5月の遅生まれ。あの馬ほどではないが、キ甲の伸びがひと息の印象がある。現状でもトモに厚みはあるが、キ甲がしっかりと出てくれば、それと連動するようにトモの丸みは増すはずだ。まだまだ成長の余地がある馬と考えている。 ペルシアンナイト 牡5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ハービンジャー 母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス) 金鯱賞を走る前は明らかに余裕があり、ひと叩きすることで締まってくるのだろうと考えていた。しかし、ひと叩きしたはずの今回でも腹袋のあたりには余裕を感じる状態。気候的なものもあるのか、こちらが期待したほどのシャープさは出ていないように思う。この馬の良さはトモの丸みであり、それは今回も健在。母父のサンデーサイレンスよりもその先にいるヌレイエフの影響を感じる馬体であることは、常日頃から口にしている通りだ。 ワグネリアン 牡4 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫 父:ディープインパクト 母:ミスアンコール(母父:キングカメハメハ) 3歳時はスラッと見せることもあったが、休養で肉付きが良くなったのか、それともキングカメハメハ、ブロードブラッシュという母系の影響が強く出てきたのか、以前よりもガッシリとした馬になったという印象を持った。横から見た馬体が正方形にシフトしてきたという表現のほうがわかりやすいだろうか。腹袋の若干の余裕を感じるものの、全体的な仕上がりとしては悪くない。太陽光の加減もあるかもしれないが、毛ヅヤもまずまずで筋肉の量も落ちていない。 ステルヴィオ 牡4 騎手:丸山元気 厩舎:(美)木村哲也 父:ロードカナロア 母:ラルケット(母父:ファルブラヴ) ロードカナロアの産駒でマイルCSの覇者。イメージ的にはマイラーなのだろうが、首が長く、スラッとした馬体。サンデーサイレンスの血を引く馬らしいトモの薄さも含め、こなせる距離の幅は予想されているよりも広いように感じる。アバラが浮くほどの仕上がりではないが、決して太い印象はなく、関西までの輸送を考慮すれば、十分と言えるほどの馬体。キ甲の部分がもう少し盛り上がってくれば、全体的に力強さを増すと思う。 サングレーザー 牡5 騎手:F.ミナリク 厩舎:(栗)浅見秀一 父:ディープインパクト 母:マンティスハント(母父:Deputy Minister) 1月13日という極端な早生まれ。それが影響しているのだろうが、この馬のシルエットはすでに完成された牡馬のもの。キ甲がしっかりと抜け、それに伴って背中からトモまでのラインをきれいに見せている。トモは薄いが、それはディープインパクト産駒の特徴であり、他の部分の筋肉は十分過ぎるほどに発達。見た目にきれいな馬であると思う。久々でも太めを感じない仕上がりをしているので、自身の力は出せるはずだ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

  • 2019年重賞出走予定馬

    【3月24日(日)】高松宮記念

    ダノンスマッシュ 牡4 騎手:北村友一 厩舎:(栗)安田隆行 父:ロードカナロア 母:スピニングワイルドキャット(母父:Hard Spun) 明け4歳馬でも十分過ぎるほどの胸囲があり、適度な丸みがあるトモの格好も好印象。正面から見ると正方形で、本来なら距離に限界があって不思議がないように思えるはずなのだが、この馬は正方形の馬体でもゆとりがあって、多少の距離延長ならこなしてしまいそうな雰囲気がある。この感覚は父ロードカナロアに近いものだ。前走時よりも馬体の張りが良くなり、筋肉の輪郭もハッキリとした。いい状態に仕上がっていると思う。 モズスーパーフレア 牝4 騎手:武豊 厩舎:(栗)音無秀孝 父:Speightstown 母:Christies Treasure(母父:Belong to Me) 私は父のスペイツタウンを実際に見たことがあるが、短距離血統と思えないほどにスラッとした馬体に驚いたもの。その特徴が産駒の彼女にも出ている。首がそれなりに長く、トモもそこまで発達しているわけではない。短距離一辺倒には見えない馬体だが、スペイツタウンの産駒はこれでいい。ヘニーヒューズなどと同じ感覚だ。毛ヅヤなどはもっと良くなってもいいが、冬毛がかなり出ていた前走よりはツヤが出た。良化しているようだ。 ロジクライ 牡6 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)須貝尚介 父:ハーツクライ 母:ドリームモーメント(母父:Machiavellian) 首が短く、胴の詰まった馬が多い今回の出走馬の中では異色に感じる馬体。母系のマキャヴェリアン、ダンジグがスピードを補完しているのだろうが、この馬のシルエットは父ハーツクライの影響をしっかりと受け継いだもの。首や胴がそれなりに長く、背中もゆったりとしている。トモの部分に筋肉はあるが、スプリンターらしい盛り上がりはないところもそうだ。スピード負けするかもしれないが、スタミナを競う展開には強いタイプだろう。 ナックビーナス 牝6 騎手:大野拓弥 厩舎:(美)杉浦宏昭 父:ダイワメジャー 母:レディトゥプリーズ(母父:More Than Ready) 500キロをはるかに超える大型の牝馬。確かに逞しさはあるが、その一方でスカッとした腹回り、胸前と比べて少し薄めに見えるトモの部分に、牝馬らしさも残しているのが特徴だ。すでに完成しきった馬体であることは、しっかりと抜けたキ甲の部分が証明している。これからも大きく変化していくことはないだろう。あばら骨がうっすらと浮いた馬体から、すでに馬体は仕上がっていると判断していい。 レッツゴードンキ 牝7 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)梅田智之 父:キングカメハメハ 母:マルトク(母父:マーベラスサンデー) 腹回りの肉の分厚さとは対照的な首の細さ。これがアンバランスな印象を与えてしまっている。元来が短距離馬らしい首の短いタイプ。これも影響しているのだろうか。もう少し締りが出てきてほしいと思う反面、年齢的にこれ以上はシャープにならないだろうとも思う。一つひとつのパーツを見れば、実績馬らしい筋肉の盛り上がりがあり、7歳馬ということもあってキ甲も完全に抜けている。たくましさは感じる馬体だ。 ミスターメロディ 牡4 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)藤原英昭 父:Scat Daddy 母:Trusty Lady(母父:Deputy Minister) 父はスキャットダディで母父デピュティミニスター。ダート馬のような血統の持ち主だが、血統のイメージよりも繋が柔らかく、パワーのみに特化した印象は受けない。背中に伸びのあるタイプではないが、それでも重苦しい感じはなく、むしろスラッと見せるようなところもある。今回は1200mに距離を短縮して挑む1戦だが、距離の延長にも対応できるタイプではないだろうか。4歳馬にしてはキ甲がしっかりと抜け、完成度の高い馬体に見える。 アレスバローズ 牡7 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)角田晃一 父:ディープインパクト 母:タイセイエトワール(母父:トニービン) ディープインパクトにトニービン、その先にはヘクタープロテクター。どの部分を切り取れば、この馬の説明ができるのかと頭を悩ませるほどの馬体。相当に異質な馬であると思う。首が短く、胴詰まり。背中に伸びがないので、伸縮を利かせた軽い走りはできないタイプだろう。サンデーサイレンス系とは正反対だ。なによりの特徴は飛節にあって、サンデーサイレンス系は曲飛だが、この馬は直飛。サンデーサイレンス系らしくない一番の箇所であると思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

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