競馬界でも“最強”と噂される眼力で、週末レースの有力馬をジャッジ!

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  • 2017年重賞出走予定馬

    【6月25日(日)】宝塚記念

    キタサンブラック 牡5 騎手:武豊 厩舎:(栗)清水久詞  父:ブラックタイド  母:シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) レコード決着だった天皇賞(春)の消耗は激しかったはずだが、それでも立ち姿が前走のレース前と大きく変わらない。この馬のタフさには頭が下がるばかりだ。ひとつひとつのパーツも素晴らしいが、なによりも特筆したいのがバランスの良さ。窮屈なところがひとつもなく、すべてが高いレベルにある。これだけの馬はなかなか出現しないのではないだろうか。パドックでは特に良く見せる馬で、大観衆にも動じない精神力の高さがその理由。落ち着いた顔をしている。 ミッキークイーン 牝5 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:ミュージカルウェイ(母父:Gold Away) 完成された古馬とはいえ、牡馬と牝馬には見た目に差があって当然で、腹構えの薄さなどが典型的な違いとなるのだが、この馬はしっかりとした腹構えをしており、多くの牝馬で見るような切れ上がった腹をしていない。胸前とトモにも十分なほどの筋肉が付いており、牡馬と比較しても見劣らない馬体の持ち主と言えるだろう。切れを武器にするタイプではあるが、それほどの寝繋ではなく、道悪で大幅に割り引く必要はないように思う。 ゴールドアクター 牡6 騎手:横山典弘 厩舎:(美)中川公成  父:スクリーンヒーロー  母:ヘイロンシン(母父:キョウワアリシバ) キ甲がしっかりと抜け、全体的なバランスも取れている。馬体に幅があって逞しさを感じるのも同馬の特徴だが、これが今回に限ったことではなく、前走と立ち姿に大きな変化はない。すでに6歳と完成された古馬。これで十分と言えるだろう。スクリーンヒーローが様々なタイプの馬を出す種牡馬であることは、これまでに何度も述べてきているが、同馬はモーリスのようなスピードを武器にするタイプではない。 サトノクラウン 牡5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行  父:Marju  母:ジョコンダII(母父:Rossini) 一見して太めに見えるような馬体の作りをしているが、これが馬体を減らしてしまった前走の轍を踏まないためだとすれば、意外と正解なのかもしれない。首回りの肉付きは前走以上にも見え、またキ甲もしっかりと出ている。数字の変動はあるタイプだが、すでに古馬らしい体付きになっていると考えていいだろう。道悪が得意なイメージが強い馬で、実際に爪が小さい馬。向くタイプと考えて差し支えない。 シャケトラ 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)角居勝彦  父:マンハッタンカフェ  母:サマーハ(母父:Singspiel) 天皇賞(春)のパドックではキタサンブラックに次ぐ評価をした。それほど馬体の良さが目立っていたし、当時からバランスの優れた馬だと感じてもいた。もちろん、キャリアが浅いがゆえの足りない部分はある。まだ抜けきったという感じがないキ甲がそれで、逆に言うならこの部分こそが同馬の伸びしろ。前走から大幅に変わった部分はないだけに、本格化はこの秋か来年かもしれない。 シュヴァルグラン 牡5 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫  父:ハーツクライ  母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian) 昨秋は少しボテッと見せる腹構えをしていたのだが、しっかりと絞った前走は胴長のシルエットに変化していた。それは今回も同様で、腹構えに関して言えば、前走以上にスカッと見せているような印象もある。この距離でも動ける体付きだ。充実期に突入したことは盛り上がったキ甲を見れば一目瞭然で、首回りの肉付きも素晴らしい。決して細くなったわけではなく、必要な箇所にはしっかりと筋肉が付いている。馬体の張りも抜群だ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は6月30日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【6月18日(日)】ユニコーンSほか

    ※日曜東京11R ユニコーンS※ リエノテソーロ 牝3 騎手:大野拓弥 厩舎:(美)武井亮  父:Speightstown  母:Akilina(母父:Langfuhr) この時期の牝馬とは思えないほど、肉付きが大変いい馬で、牝馬らしからぬ立派なトモをしている。前走のNHKマイルCで2着に好走しているが、その馬体だけでなく、繋も少し立っているので、ダートのほうが適性は高いと思う。父スペイツタウンはスプリンター。この馬もマイルくらいまでのタイプだろう。 サンライズソア 牡3 騎手:岩崎翼 厩舎:(栗)河内洋  父:シンボリクリスエス  母:アメーリア(母父:スペシャルウィーク) 父のシンボリクリスエス、母父のスペシャルウィークともに脚の長い馬だったが、そのラインに沿った長距離系のシルエットをしている。肩甲骨の周辺もスラッと見せており、トモが格段に発達しているわけでもない。繋も柔らかそうだ。馬体の印象だけで言えば、芝のほうが合うような気さえする馬。 ハルクンノテソーロ 牡3 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)高木登  父:ファスリエフ  母:トウカイベルタ(母父:ワイルドラッシュ) ファスリエフの仔で母父はワイルドラッシュ。筋肉量は豊富だが、一方でシャープさに欠けるところがある血統の持ち主で、実際に馬体の印象もそうだ。ダートでこその厚みのある馬体をしており、おそらくはダートの短距離馬。母系はトウカイテイオーの血統だが、彼の持っていた柔らかさはほとんど感じない。 アンティノウス 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)国枝栄  父:クロフネ  母:ミクロコスモス(母父:ネオユニヴァース) 母父にネオユニヴァースがいる母系は芝血統。馬体を見ても、ダート馬らしい力強さはない。腹回りが少し薄い印象で、胸前あたりの発達もひと息。芝馬らしいシルエットをしているだけでなく、まだ成長途上な面もあると思う。左前の球節が少し前に出ているのは気になる材料だ。 ※日曜東京9R 青梅特別※ アディラート 牡3 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)須貝尚介  父:ルーラーシップ  母:ナリタブルースター(母父:マンハッタンカフェ) 最初に目が行くのは、首周りの肉付きと逞しい胸前。だが、決してバランスの悪い馬ではなく、むしろその逆。トモのボリュームが十分にあり、飛節の角度も文句なし。繋も柔らかそうだ。素晴らしい馬っぷりの持ち主と言えるだろう。ドバイからの遠征帰りになるが、細い印象はない。好仕上がりだ。 リヴェルディ 牡3 騎手:柴田大知 厩舎:(美)中川公成  父:スマートファルコン  母:オートキュイジーヌ(母父:フレンチデピュティ) いかにもダート馬といったガッチリとした体型をしている馬だ。胸前、トモがかなり発達しており、繋も立ち気味。この馬を芝に使おうという気持ちが湧かないほどだ。しっかりとした腹構えをしているが、決して太めではなく、ダートを走る馬なら、これくらいでちょうどいい。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は6月23日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【6月11日(日)】エプソムC

    アストラエンブレム 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)小島茂之  父:ダイワメジャー  母:ブラックエンブレム(母父:ウォーエンブレム) 母父ウォーエンブレムの影響を受けているのかもしれないが、ダイワメジャー産駒にしては薄手の馬体。牡馬の4歳にしては腹構えが頼りない印象があるし、トモの盛り上がりももう少し必要だろう。牝馬のような繊細さがある馬。 クラリティスカイ 牡5 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)斎藤誠  父:クロフネ  母:タイキクラリティ(母父:スペシャルウィーク) 一見してわかるほどに折れ曲がっている前脚が印象に残る馬。彎膝(わんしつ)という言葉を使うのだが、本来は故障の危険性が小さくない脚だ。競馬を問題なく使っているのだから、気にする必要はないかもしれないが、特徴として覚えておきたい。 フルーキー 牡7 騎手:北村宏司 厩舎:(栗)角居勝彦  父:Redoute's Choice  母:サンデースマイルII(母父:Sunday Silence) すでに7歳となり、ピークを過ぎてしまったのかもしれないが、サンデーサイレンスが母父にいる馬にしては、筋肉に柔らかさがなく、馬体に張りもなくなってしまっている。筋肉の量が全体的に落ちてきている印象だ。 タイセイサミット 牡4 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)矢作芳人  父:ダイワメジャー  母:ヴァインドレッサー(母父:エンドスウィープ) エンドスウィープにダイワメジャーという血統背景から連想できる通りの馬体。やや胴が詰まった体型ながら、要所の筋肉はしっかりと盛り上がっており、また若々しい。しっかりとした腹構えをしているのも特徴のひとつだ。 ヒストリカル 牡8 騎手:横山典弘 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ディープインパクト  母:ブリリアントベリー(母父:ノーザンテースト) 全体的なバランスに優れた馬で、太め感もまるでない。すでに8歳となった高齢馬だが、スラッとみせているのは筋肉が落ちてしまったからではなく、ディープインパクト産駒の特徴が出た馬体をしているから。まだまだ柔らかさがある。 デンコウアンジュ 牝4 騎手:蛯名正義 厩舎:(栗)荒川義之  父:メイショウサムソン  母:デンコウラッキー(母父:マリエンバード) 牝馬ということもあり、今回の出走に入るとトモの頼りなさはどうしても目につく。しかし、牝馬にその部分を求めても仕方のないこと。キ甲の出具合いも良く、レースを使っていることもあって、表情もキリッとしている。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は6月16日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【6月4日(日)】安田記念

    イスラボニータ 牡6 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)栗田博憲  父:フジキセキ  母:イスラコジーン(母父:Cozzene) すでに数を使い、完成期に入っている馬。大きく変わったところはないが、順調に来ていることが一目でわかる馬体。どっしりとした雰囲気が好印象だ。若駒の頃からそうだが、首が太くて非常に逞しい。前後のバランスも抜群だ。母系にクラフティプロスペクターが入っていることもあり、長距離という印象は最初から持たなかった。マイラーらしい体型。 ロゴタイプ 牡7 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)田中剛  父:ローエングリン  母:ステレオタイプ(母父:サンデーサイレンス) 2000mの皐月賞を勝った馬でも、現在はマイル路線に重きを置いている点においてはイスラボニータと同じ。しかし、こちらは父のローエングリンよりも母系のサンデーサイレンスが強く出ているのか、スラッとしたシルエットの馬体をしている。すでに7歳になったが、筋肉の衰えは感じない。年齢を感じさせない力強さはある。 レッドファルクス 牡6 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)尾関知人  父:スウェプトオーヴァーボード  母:ベルモット(母父:サンデーサイレンス) 馬体の張りなどがわかりにくい芦毛だが、他の馬との比較で胴が詰まって見えるのは明白。トモの幅もたっぷりとある。母系のサンデーサイレンスではなく、父のスウェプトオーヴァーボード、祖父のエンドスウィープに近い感じのシルエットは、マイラーよりもスプリンターと思わせるものだ。繋が立っているので、緩い馬場は得意。反面、パンパンの良馬場に不安は残す。 ステファノス 牡6 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)藤原英昭  父:ディープインパクト  母:ココシュニック(母父:クロフネ) この馬の良さはキ甲がしっかりと出ていて、胸囲にも恵まれているところ。だが、足元に目を転じれば、いかにも切れがありそうな柔らかい繋をしている。どんな競馬にも対応できる柔軟さがある馬体といっていいだろう。前走との比較で言えば、しっかりとした腹構えに目がいく。マイル戦を意識し、スピードに耐えられるような仕様にしているのではないか。 サトノアラジン 牡6 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:マジックストーム(母父:Storm Cat) 昨年の秋と体型はほとんど変わらないが、迫力は少し薄れてきたような気さえする。伸びのある馬体の馬が多いディープインパクト産駒ではあるが、この馬がストームキャットの影響が強いのか、ほぼ正方形に近い感じで、胴がそこまで長くない。距離には限界のあるタイプだろう。 エアスピネル 牡4 騎手:武豊 厩舎:(栗)笹田和秀  父:キングカメハメハ  母:エアメサイア(母父:サンデーサイレンス) 前走と比較で言えば、腹構えはしっかりとしてきた。しかし、太めが残っているのではなく、どっしりとしたという表現のほうが正しいだろう。もう少しトモのあたりの肉付きが良くなれば…という気もするが、これはマイル戦を継続して使っていくことで、ボリュームアップできるもの。むしろ、完成されていない馬体で残してきたこれまでの成績に、この馬の能力の高さを感じる。 ブラックスピネル 牡4 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)音無秀孝  父:タニノギムレット  母:モルガナイト(母父:アグネスデジタル) ボテッと見せる腹構えはブライアンズタイム系の影響を感じさせる。祖父のアグネスデジタルも腹構えがしっかりとした馬だったので、この影響もあるのかもしれない。まだまだシャープさが足りず、全体的なバランスもひと息。最も欲しいのはトモの部分だ。逆に言えば、ここがしっかりとしてくれば、メリハリのついた体になるはず。 アンビシャス 牡5 騎手:横山典弘 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ディープインパクト  母:カーニバルソング(母父:エルコンドルパサー) この馬の1番の良さは首からキ甲にかけてのライン。ある程度の肉付きがあるにもかかわらず、スラッと見せているのはディープインパクト産駒の特徴でもある。全体的なバランスも素晴らしく、気性に課題を残さなければ、2400mでさえもこなしそうなほどの馬体。いかにも切れがありそうな足元をしており、また馬体に太めもない。いい仕上がりだ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は6月9日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【5月28日(日)】日本ダービー

    アルアイン 牡3 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:ドバイマジェスティ(母父:エッセンスオブドバイ) 非常にたくましい首さしをしている馬で、加えて胸前の筋肉も隆々。トモの厚みも十分過ぎるほどある。もちろん、素晴らしい馬ではあるのだが、一方でディープインパクト産駒らしくない馬とも感じる。“柔らかい”というイメージを持てず、スピードとパワーで押すタイプのように見えるのだ。この時期の3歳馬なら優先すべきは距離よりも能力が私の考え方だが、見た目の印象から適性距離を判断するのなら、やはり中距離ということになるだろう。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ アドミラブル 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ディープインパクト  母:スカーレット(母父:シンボリクリスエス) 首が長く、スラッとした体型。他の馬との比較で脚も長い。戦績が示すように、この馬の適性は2000m以上の長距離で、馬体から受ける印象は母父のシンボリクリスエスだ。青葉賞からの参戦は厳しいローテーションとされるが、腹が薄くなっている感じはなく、またキ甲が抜け切っていない状況から成長途上の段階。これから良くなっていく馬だろう。キタサンブラックに似た体型をしていることもあり、大きく化ける可能性もあると思っている。 レイデオロ 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄  父:キングカメハメハ  母:ラドラーダ(母父:シンボリクリスエス) 母父シンボリクリスエスという点でアドミラブルと共通。父にあった硬さを感じないどころか、柔軟な印象を与えている点もアドミラブルと同じだ。マッチョな馬が多いキングカメハメハ産駒だが、この馬は体をスラッと見せている。その適性は2000m以上にあると考えて間違いないだろう。バランスも悪くないが、他の馬との比較で少し物足りなく感じるのがトモの盛り上がり。ここに実が付いてくるようなら完璧なのだが。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ペルシアンナイト 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ハービンジャー  母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス) 前走時よりも腹構えがすっきりしたように見えるが、決して上がってしまったわけではなく、これでも十分過ぎるほどのたくましさがある。胸前とトモに発達した筋肉が付いているのはアルアインと同じだが、こちらは首がやや長く、馬体に伸びも感じる。距離に限界があるタイプではないだろう。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ スワーヴリチャード 牡3 騎手:四位洋文 厩舎:(栗)庄野靖志  父:ハーツクライ  母:ピラミマ(母父:アンブライドルズソング) この馬格を持つ馬にしては、前脚の爪が少し小さい気もするが、全体的なバランスが非常に優れている馬で、特に気にする必要はないかもしれない。いわゆる長方形の体をしており、首も長い。一方で胸前やトモの筋肉の発達は適度で。栗毛ではあるが、ハーツクライ産駒らしい馬体の持ち主といえるだろう。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ サトノアーサー 牡3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:キングスローズ(母父:リダウツチョイス) 青鹿毛でパッと見た印象がいいタイプの馬。確かに胸前とトモの盛り上がった筋肉はかなり目を引くが、それは父ディープインパクト産駒の傾向ではなく、デインヒルを父に持つ母父リダウツチョイスの特徴だ。これだけの筋肉を持っている馬にしては、少し首が細い点が気になるところ。 ダンビュライト 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ルーラーシップ  母:タンザナイト(母父:サンデーサイレンス) 今回のメンバーの立ち姿を見たとき、最も仕上がっていると思えたのがこの馬。無駄肉がまるでなく、腹構えもすっきり。それでいて、キ甲もしっかりと出ていて、トモにも丸みがある。母父がサンデーサイレンス、父ルーラーシップにはトニービンの血も入っている。距離をこなしても不思議はないはずだ。 クリンチャー 牡3 騎手:藤岡佑介 厩舎:(栗)宮本博  父:ディープスカイ  母:ザフェイツ(母父:ブライアンズタイム) 首さしがしっかりとし、非常にたくましい体をしている。母父ブライアンズタイム産駒の特徴である“腹ボテ”のイメージがそれほどないことから、父ディープスカイに近い馬と考えていいのかもしれない。馬体の張りも上々で、目下の充実ぶりを感じる仕上がり。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は6月2日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【5月21日(日)】オークス

    アドマイヤミヤビ 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫  父:ハーツクライ  母:レディスキッパー(母父:クロフネ) 桜花賞を使い、今回のほうがいい意味で馬体がスカッとしている。トモが盛り上がり、胸前も逞しい。ハーツクライよりもデインヒルに似た筋肉質のタイプだ。とはいえ、マイラーのような走りをする馬ではなく、飛びが大きくてジワジワと伸びる。距離延長は好材料だと思う。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ソウルスターリング 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄  父:フランケル  母:スタセリタ(母父:モンズーン) 逞しい胸前とトモの厚みは3歳牝馬らしからぬものがあり、それでいて前後のバランスが取れている。長距離に向いた首さしをしているのも特徴に一つと言えるだろう。柔らかい繋の馬で、道悪はマイナスのタイプ。札幌の新馬戦から見ている馬だが、当時よりもはるかに研ぎ澄まされてきたように感じる。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ レーヌミノル 牝3 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)本田優  父:ダイワメジャー  母:ダイワエンジェル(母父:タイキシャトル) スピードのありそうな胸前とトモが特徴的な馬。一方で首が長いわけでもなく、馬体に伸びも感じられない。本質はマイラーだろう。ただし、この時期の3歳牝馬は距離適性よりも能力のほうを重要視すべきが私の考えで、桜花賞を勝ったこの馬は、前述したような卓越したものを持っている。問題ないだろう。 リスグラシュー 牝3 騎手:武豊 厩舎:(栗)矢作芳人  父:ハーツクライ  母:リリサイド(母父:アメリカンポスト) 桜花賞は2着だったが、首が細いだけでなく、アバラが浮き、トモも少しさびしかったように見えた。オークスで好走するためには馬体をキープするだけでなく、馬体を戻すことが必要だと考えていたが、今回はアバラの周りに肉が付いており、多少ではあるが、トモにボリュームも出てきた。これは好材料。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ フローレスマジック 牝3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)木村哲也  父:ディープインパクト  母:マジックストーム(母父:ストームキャット) 前走は3着だったが、パドックでの雰囲気はこの馬が1番よく見えた。ディープインパクト産駒らしさはあまり感じず、どちらかというと母系が出たような厚みのある馬体。首の回りの肉付きも上々で、なにより力強さを感じるのがいい。まだ完成度は低いが、これからの良化を期待できそうな馬。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ モズカッチャン 牝3 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)鮫島一歩  父:ハービンジャー  母:サイトディーラー(母父:キングカメハメハ) ハービンジャーにキングカメハメハという配合だけあって、ややマッチョな印象を持つ馬。特に丸みのあるトモが目立っている。切れがある感じの馬体ではなく、持久戦には強いタイプだろう。スカッとした腹構えは前走と大きく変わっておらず、いい意味で状態は平行線。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月26日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【5月14日(日)】ヴィクトリアマイル

    ミッキークイーン 牝5 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:ミュージカルウェイ(母父:ゴールドアウェイ) 薄手の馬体の持ち主だが、前後のバランスが取れているので、ここが弱点というところがない。昨年の同時期はキ甲がはっきりと出ていなかったが、現在はしっかりと出ていて、完全に出来上がった状態になった。ストンと落ちたトモの形は、ディープインパクト産駒の特徴。繋も長めで柔らかそうだ。 レッツゴードンキ 牝5 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)梅田智之  父:キングカメハメハ  母:マルトク(母父:マーベラスサンデー) まず目がいくのは首回りから胸前にかけてのライン。牝馬でここまで首の幅がある馬は珍しい。以前から肉付きのいいタイプではあったが、最近はさらに筋肉が付いて、逞しくなった印象がある。一方で、以前よりも胴が詰まって見え、よりスプリンターらしい馬体になっている。課題は距離か。 スマートレイアー 牝7 騎手:武豊 厩舎:(栗)大久保龍志  父:ディープインパクト  母:スノースタイル(母父:ホワイトマズル) トモの形がミッキークイーンと酷似している。いわゆるディープインパクトの特徴。このトモが軽い走りを生むのだろう。一方で首の周りの筋肉はなかなかの迫力だ。昨年よりもしっかりしてきた印象で、これはプラス材料と考えていいだろう。極端な変化は毛色が白くなったこと。年齢を重ねた証拠でもある。 クイーンズリング 牝5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)吉村圭司  父:マンハッタンカフェ  母:アクアリング(母父:アナバー) エリザベス女王杯を勝った昨秋の馬体は華奢な印象。長距離向きの馬体をしていたが、今回は違う。太めに感じるくらいのしっかりとした腹構えが特に印象的で、寸が詰まったようにさえ見える現在のほうが、全体的にパワーアップ。それと同時に風格も出てきている。 ルージュバック 牝5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)大竹正博  父:マンハッタンカフェ  母:ジンジャーパンチ(母父:オーサムアゲイン) すっきりと見せるのはいつものこと。無駄肉がない仕上がりではあるが、これ以上は細くなってほしくないというギリギリのところだ。すでに5歳となったが、まだキ甲も完全に抜けておらず、もう少しボリュームが出ていいはずの馬体。体型的にはマイルよりも中距離以上に向いている。 アドマイヤリード 牝4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)須貝尚介  父:ステイゴールド  母:ベルアリュールII(母父:ニューメラス) 肩先の盛り上がりが目立つ一方で、トモにボリューム感がなく、腹回りもやや薄め。牝馬に多い前の勝った馬体の持ち主だ。ステイゴールドの子らしい気の強そうな顔も特徴のひとつ。これ以上は馬体を減らしたくない馬だが、この体でこの気性。東京までの輸送が怖いタイプ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月19日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【5月7日(日)】NHKマイルC

    【東京11R NHKマイルC】 レッドアンシェル 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)庄野靖志  父:マンハッタンカフェ  母:スタイルリスティック(母父:ストームキャット) 柔らかい印象を与える馬体がセールスポイントで、切れる脚を使いそうなタイプの馬だ。太め感をまるで感じさせない馬体に仕上がっており、あとは息づかいの問題のみ。2カ月半ぶりを気にする必要はまるでないだろう。ストームキャットの血が入った馬はテンションの高い馬が多く、同馬にもその傾向があると聞く。馬体重の増減よりも精神面のほうを、当日はチェックしたい。 モンドキャンノ 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)安田隆行  父:キンシャサノキセキ  母:レイズアンドコール(母父:サクラバクシンオー) 父がキンシャサノキセキ、母父がサクラバクシンオー。血統的に距離の壁がありそうな馬だが、それは馬体から受ける印象も同様だ。胴が詰まっており、横から見た形は正方形。逞しい胸前と大きいトモも短距離系のそれで、ベストは1400m前後ではないだろうか。腹回りに余計なものはなく、ここはスカッとしている。ほぼ仕上がった印象だ。 ジョーストリクトリ 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)清水久詞  父:ジョーカプチーノ  母:ジョーアラマート(母父:キングヘイロー) なによりも目立つのはトモの大きさ。張りが十分にあり、それがスピードを生み出しているようにも思う。横から見た馬体の形は正方形。距離には限界があるタイプだろう。マイルくらいがベストのように思う。しっかりとした筋肉を持っているが、その一方で繋も柔らかそうだ。レースにいって柔軟性のある馬かもしれない。 ボンセルヴィーソ 牡3 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)池添学  父:ダイワメジャー  母:バイモユリ(母父:サクラローレル) 特徴的なのはトモの形状。後ろから押されて、ギュッと詰まったような形をしている。このような形のトモを“押しドモ”と表現しているのだが、この手のトモは長距離を走る馬に多い。しかし、発達した胸前の形は父のダイワメジャーに似た作り。前が短距離系で、後ろが長距離系という不思議な馬体をしているのに、そのバランスが崩れていない。これもまた不思議な点だ。 アウトライアーズ 牡3 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)小島茂之  父:ヴィクトワールピサ  母:ウィストラム(母父:フレンチデピュティ) フレンチデピュティにサンデーサイレンス系を配合するパターンの馬。キ甲も十分にあり、マイル戦を走る馬にしては繋も長め。もう少し距離があっても良さそうな馬体に見えるのだが、どうだろうか。皐月賞からの転戦ということもあり、馬体面からは大きな上積みがあるように感じない。首の位置が少し高めに見えるのも少し気掛かり。 カラクレナイ 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)松下武士  父:ローエングリン  母:バーニングレッド(母父:アグネスタキオン) 胸前にしっかりとした筋肉が付いており、トモのボリュームも十分。それでいて、いかにも牝馬という印象を与えるのは、腹構えが他の馬よりも薄く、スカッとして見せるからだろう。首回りの肉付きも他の馬より細めで、ここも牝馬らしい点といえるかもしれない。キ甲はしっかりと出ており、いかにも切れのありそうな馬。ただし、前走からの上積みは感じない。 アエロリット 牝3 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳  父:クロフネ  母:アステリックス(母父:ネオユニヴァース) 前走の桜花賞で阪神への長距離輸送を行っているが、それにしては腹が切れ上がっていない。余力を十分に残した馬体をいえそうだ。目立つのはトモの張りで、胸囲もたっぷり。まだまだ芯が入っていないように見えるのは、5月生まれで他の馬よりも成長が遅いからだと思われる。今後の伸びしろが大きいだけでなく、マイルという距離にこだわる必要のない伸びのある体付きをしている。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月12日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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