競馬界でも“最強”と噂される眼力で、週末レースの有力馬をジャッジ!

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  • 2018年重賞出走予定馬

    【4月22日(日)】フローラS

    ノームコア 牝3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)萩原清 父:ハービンジャー 母:クロノロジスト(母父:クロフネ) パッと見ただけでもわかるくらいのキ甲の盛り上がり。3歳牝馬では珍しいほどで、胸囲もたっぷりとある。この部分の雰囲気はまるで古馬のようだ。反面、トモは牝馬らしい薄さだが、決して足りないわけではなく、馬体のバランスそのものは悪くない。走りそうな馬だと思う。 サトノワルキューレ 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)角居勝彦 父:ディープインパクト 母:ヒアトゥウィン(母父:Roi Normand) 横から見た形は正方形に近く、ガッシリとした印象もある。2400mを勝ってきた馬ではあるが、その見た目からすれば、中距離あたりに適性がありそうな馬体だ。トモがストンと落ちているのはディープインパクト産駒に見られる特徴のそれ。気にする必要はないだろう。 サラキア 牝3 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)池添学 父:ディープインパクト 母:サロミナ(母父:Lomitas) 手足の長い馬体が特徴の馬で、2000mの距離は問題なくこなすタイプだろう。胸前から胴に至るまでのラインにディープインパクト産駒の傾向が出ているが、十分なボリュームがあるトモの肉付きは、ディープインパクト産駒の牝馬らしからぬ迫力。ここに逞しさを感じる。 レッドベルローズ 牝3 騎手:三浦皇成 厩舎:(美)鹿戸雄一 父:ディープインパクト 母:レッドファンタジア(母父:Unbridled's Song) スラッとしたディープインパクトの牝馬らしい馬体の持ち主だが、キ甲がはっきりと出ておらず、まだまだこれからの馬のようにも思う。全体的にメリハリがないように見えるのも成長途上だからだろう。トモの厚みは現段階でもまずまずだが、成長してくれば、もっとパンと張ってくるはず。 オハナ 牝3 騎手:石橋脩 厩舎:(美)堀宣行 父:ディープインパクト 母:ハウオリ(母父:キングカメハメハ) まだキ甲は抜けきっていないが、馬体のバランスは整っており、410キロしかない馬体重にもかかわらず、しっかりとしている印象がある。もちろん、牝馬らしい薄さはあるが、このサイズの牝馬にしてはトモの部分の張りは十分。ディープインパクト産駒らしい切れを感じる馬だ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【4月8日(日)】桜花賞

    ラッキーライラック 牝3 騎手:石橋脩 厩舎:(栗)松永幹夫 父:オルフェーヴル 母:ライラックスアンドレース(母父:Flower Alley) 昨年の暮れよりもキ甲がはっきりと出て、馬体に芯が入ってきたように見える。10キロ増だった前走でも太めを感じさせなかったが、夏のデビューでも4月の遅生まれ。現在こそが成長期になのかもしれない。牝馬にしては筋肉質で、十分なパワーを感じるタイプ。胸前にトモにも十分な量の筋肉が付いている。一方で、立ち気味の繋は少し気になるところで、究極の瞬発力を求められる展開になったときにどうか、という思いも少しはある。 リリーノーブル 牝3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)藤岡健一 父:ルーラーシップ 母:ピュアチャプレット(母父:クロフネ) 3歳牝馬と思えないほどに逞しい筋肉が付いている。特に胸囲の部分の発達は強烈だ。一方で、この馬もラッキーライラックと同様に立ち気味の繋。母はダート馬だったようだが、キングカメハメハにクロフネ、フレンチデピュティとマッチョ系になっても不思議のない種牡馬の名が、血統表にはズラリと並ぶ。もちろん、芝でも悪くないが、これだけのパワフルなシルエットを見せられたら、ダートも試してみたいという思いにはなる。 マウレア 牝3 騎手:武豊 厩舎:(美)手塚貴久 父:ディープインパクト 母:バイザキャット(母父:Storm Cat) クイーンCから詰まったレース間隔で挑んだチューリップ賞のときよりも、腹回りの肉付きが良くなったように見えるし、時期的なものもあって、毛ヅヤも良化したように感じる。栗東への滞在はグッドジャッジだったと思う。前走以上の気配と見ていいだろう。牝馬らしい細手のタイプだが、キ甲の盛り上がりは十分。ラッキーライラックやリリーノーブルがパワフル過ぎるだけで、この馬自身の馬体は決して悪くない。むしろ、柔らかい繋に魅力を感じる。 アーモンドアイ 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)国枝栄 父:ロードカナロア 母:フサイチパンドラ(母父:サンデーサイレンス) 私が管理したフサイチパンドラの仔だが、母にはあまりに似ていない。彼女はもっと馬体にボリュームがあり、見た目にパワーを感じたものだが、この馬は違う。まるでディープインパクトの産駒かと見間違うほどにスラッとして、切れを感じるシルエット。これはヌレイエフやストームキャットの血が入っているからかもしれない。1月のシンザン記念以来だが、腹回りに余分な肉はなく、それでいて足りない箇所もない。好仕上がりだと思う。 プリモシーン 牝3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)木村哲也 父:ディープインパクト 母:モシーン(母父:Fastnet Rock) 素直に素晴らしいと思える馬体を持っている馬だ。首さしからキ甲にかけてのラインといい、背筋がしっかりと伸びているところといい、さらに言えば、力がしっかりと伝達するであろう飛節の角度といい、どこを取っても文句をつけるところがない。牝馬にしては馬格があり、胸前とトモに十分な筋肉を持っているが、それでいて重苦しさを全く感じないところも魅力。馬体をスッキリと見せ、休み明けでも太めはまるでない。 リバティハイツ 牝3 騎手:北村友一 厩舎:(栗)高野友和 父:キングカメハメハ 母:ドバウィハイツ(母父:Dubawi) 毛ヅヤがはっきりとしていないせいか、少しもっさりした印象に見せる。もう少しシャープさがあってもいいと思うが、これはサンデーサイレンスの血が全く入っていないことも関係しているのかもしれない。短い距離のほうがいいと思われがちだが、背中のラインがなだらかに伸び、決して胴が詰まっている体型ではない。マイルはもちろん、中距離くらいまでは守備範囲と思う。 アンコールプリュ 牝3 騎手:藤岡康太 厩舎:(栗)友道康夫 父:ディープインパクト 母:オイスターチケット(母父:ウイニングチケット) 前回よりもはるかに毛ヅヤが良くなり、それは「ビカビカ」と表現したくなるほど。それに比例して、腹構えもどっしりとし、トモのボリュームまでアップしているようにも感じる。前走からわずかな間隔しかないはずだが、短期間で相当な変わりよう。胸囲も十分にあり、とても420キロ台には見えない馬だ。首が少し短いので、距離に限界を見せる時が来るかもしれないが、マイルくらいまでなら大丈夫。柔らかい繋から、切れ勝負に強いタイプであることもわかる。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【4月1日(日)】大阪杯

    サトノダイヤモンド 牡5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:マルペンサ(母父:Orpen) 無駄肉のない馬体で、前回よりも張りが出たように感じる。特にトモのあたりの盛り上がりが変わってきた印象で、これなら前走以上に動けるのではないだろうか。他の馬と比べると首回りの肉付きが一息のように見えるかもしれないが、これは「首が細い」ではなく、「首が長い」と表現するもの。つまりは体型の問題だ。その一方で、もう少し距離が欲しい体型と言えるかもしれない。 アルアイン 牡4 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:ドバイマジェスティ(母父:Essence of Dubai) たっぷりとある胸囲とドッシリと見せる腹構えが特徴の馬。一般的なディープインパクト産駒のイメージとは少し違った馬体をしており、瞬発力よりもパワーを活かすタイプと言えるだろう。非常に肉付きのいい馬だが、これでも完成の域には達しておらず、キ甲がしっかりと出てくれば、もっと良くなってくるはずだ。様々な距離を走っているが、ベストは中距離と思える体型。 ペルシアンナイト 牡4 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ハービンジャー 母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス) 前回よりも腹袋があるような気もするが、ハードに追い切ることで解消してくるレベルのもの。太めと表現するものではなく、むしろドッシリと見えるくらい。気にしなくていい。しっかりとした筋肉を持っている馬だが、それでいてスラッと見せるあたりは、母父にサンデーサイレンスがいるからだと思う。実績はマイルだが、中距離にも対応できる体をしている。 シュヴァルグラン 牡6 騎手:三浦皇成 厩舎:(栗)友道康夫 父:ハーツクライ 母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian) キ甲は十分に出ており、すでに完成された体付きをしている馬。ゆえに現在の馬体で適性を測れるのではないか。胴はそれなりに長いが、首が少し短め。栗毛の馬体からハーツクライの影響をそれほど感じない。母系が強く出ているのであれば、むしろ中距離に適性があっても不思議はないと思う。休み明けだが、腹回りに無駄肉は付いておらず、きっちり仕上がっている印象。 ダンビュライト 牡4 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ルーラーシップ 母:タンザナイト(母父:サンデーサイレンス) キ甲がはっきりと出ているだけでなく、首回りの筋肉もバランスよく付いている。古馬になって肉付きが良くなり、以前よりも馬体をよく見せるようになってきたが、トモの部分の薄さはそのまま。これは母父であるサンデーサイレンスの特徴と以前にも述べた。気にする必要のないものだと思う。ここを除けば、ルーラーシップ産駒らしいスラッとしたタイプになってきている。 スワーヴリチャード 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)庄野靖志 父:ハーツクライ 母:ピラミマ(母父:Unbridled's Song) 後肢をワイドに開いているので、写真から完璧に把握することは難しいが、馬体に斑点が浮き出ているので、体調そのものに問題はないと考えていいはずだ。筋肉の衰えはまるでなく、馬体のバランスも相変わらず素晴らしいが、前走からの大幅な上積みを感じるかとなるとどうだろうか。前走時でも腹回りはシャープに作られていた。いい意味での平行線といったところか。 トリオンフ 騙4 騎手:田辺裕信 厩舎:(栗)須貝尚介 父:タートルボウル 母:メジロトンキニーズ(母父:ダンスインザダーク) 連勝中というだけでなく、小倉大賞典でも強い勝ち方をした上がり馬だが、馬体に関して言えば、まだまだ成長途上。まだキ甲が出きっておらず、他の馬との比較で言えば、筋肉のボリュームが不足しているようにも感じる。全体的に緩さを残している状態と言えるだろう。何よりも右の繋が立ち気味で、これだと前さばきが少し硬くなる。瞬発力勝負になった場合に不安がありそうだ。 ウインブライト 牡4 騎手:松岡正海 厩舎:(美)畠山吉宏 父:ステイゴールド 母:サマーエタニティ(母父:アドマイヤコジーン) ステイゴールド産駒らしい線の細さがある馬で、特に腹構えの頼りなさやトモの薄さは牝馬のよう。膝のラインも真っ直ぐになりきっておらず、これも古馬の牡馬としては一息に感じるところだ。この部分がパンとしてこないと、馬体に力強さが出てこないだろう。5月の遅生まれということもあり、まだ成長途上の段階と考えていいかもしれない。 ミッキースワロー 牡4 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳 父:トーセンホマレボシ 母:マドレボニータ(母父:ジャングルポケット) トモの格好がすごくいい馬で、胸前の筋肉もかなり逞しい。4歳になってボリュームが出てきたように感じるが、馬体の輪郭がはっきりとしてきたことで、中距離前後で切れを活かすというイメージが強く出てきたようにも思える。ディープインパクトはもちろん、母父のジャングルポケットよりも背中が短いところがポイントで、これは祖母のツィンクルブライドの影響と考えていいだろう。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【3月25日(日)】高松宮記念

    レッドファルクス 牡7 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)尾関知人 父:スウェプトオーヴァーボード 母:ベルモット(母父:サンデーサイレンス) 7歳馬でも筋肉が大きく、馬体に張りも十分にある。前走時よりも腹回りに多少の余裕を感じるが、中京への輸送を考えれば、太め残りというほどでもない。ちょうどいい感じで出走できるだろう。今回も銭形の斑点が今回もしっかりと出ており、体調は高いレベルで安定していると考えて良さそうだ。道悪にも対応できる足元をしている。 ダンスディレクター 牡8 騎手:武豊 厩舎:(栗)笹田和秀 父:アルデバランII 母:マザーリーフ(母父:サンデーサイレンス) パワフルレディの血統は私も手がけたことがあるが、この血統ならもう少し伸びがある馬体でもいいはず。胴の詰まっている同馬は、父であるアルデバランIIの影響が強いのではないだろうか。今年で8歳というベテランホースでも、背中のラインが落ち込んでいるわけではなく、昨秋よりも馬体に張りがあって、現在のほうが若々しく見えるほど。好調と見てよさそうだ。 ファインニードル 牡5 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)高橋義忠 父:アドマイヤムーン 母:ニードルクラフト(母父:Mark of Esteem) ものすごいボリュームを感じる馬体にもかかわらず、無駄な肉がまるでないところが素晴らしい。ピカピカに光り輝いている毛ヅヤは好調の証で、前走以上の状態で出走できそうだ。アドマイヤムーンの産駒は自身の影響力が強いのか、マッチョな産駒を輩出してくるが、それが自分ではなく、父エンドスウィープに近いというところが面白い。 キングハート 牡5 騎手:北村宏司 厩舎:(美)星野忍 父:オレハマッテルゼ 母:ラブハート(母父:マイネルラヴ) パンパンという表現がぴったりな馬体をしている。毛ヅヤは素晴らしいし、張りも十分にあるし、胸前とトモの筋肉の発達もかなりのもの。それでいて太め感がまるでないというのだから、体調は相当にいいのだろう。それでいて、まだ成長の余地を残しているというか、上がり目がありそうな雰囲気まである。奥のありそうな馬だ。 セイウンコウセイ 牡5 騎手:松田大作 厩舎:(美)上原博之 父:アドマイヤムーン 母:オブザーヴァント(母父:Capote) 目を見張るレベルでキ甲が発達しており、その素晴らしい背中のラインに引っ張られるような感じで、胸前とトモの筋肉も十分な発達を見せている。この馬もアドマイヤムーンの産駒だが、短距離馬らしい筋肉質で胴の短いシルエットの持ち主だ。球節、繋ともに硬いところがなく、スピードの活きる馬場でも能力を発揮できる足元をしている。 ダイアナヘイロー 牝5 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)大根田裕之 父:キングヘイロー 母:ヤマカツセイレーン(母父:グラスワンダー) キ甲もしっかりと出ており、しっかりと盛り上がった胸前の筋肉も十分過ぎるほどだが、その一方でトモがあまりにも薄いため、少しアンバランスな馬体に見える。牝馬なので、多少は大目に見て考えたいが、このトモではパワーを十分に伝達することができないため、力の要る馬場や瞬発力勝負には対応しにくいように思う。 レッツゴードンキ 牝6 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)梅田智之 父:キングカメハメハ 母:マルトク(母父:マーベラスサンデー) これまでと同じシルエット。いい意味での平行線と考えたい。牝馬にしてはボリュームが十分にある馬体をしており、特にトモの盛り上がりは牡馬に近いレベル。全体的な肉付きがいいだけでなく、キ甲も十分に発達し、すでに完成の域に達している。昨秋のスプリンターズSあたりと比較すると、毛ヅヤは冴えないかもしれないが、この時期の牝馬は毛ヅヤが悪いもの。気にしなくていい。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【3月18日(日)】スプリングS

    ステルヴィオ 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)木村哲也 父:ロードカナロア 母:ラルケット(母父:ファルブラヴ) 父は短距離王のロードカナロアだが、この馬の見た目は中距離馬に近く、距離はこなすタイプと考えている。これといった弱点がないのが1番のセールスポイントで、キ甲も十分に出ているし、飛節の角度もいい。前回から大きく変わった感じこそないものの、ある程度のレベルですでに完成している馬。今回も無駄のない体付きで、実にスカッと見せている。休み明けでも力は出せるだろう。 ゴーフォザサミット 牡3 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ハーツクライ 母:ラグジャリー(母父:Storm Cat) 短距離がいい馬体ではないが、見た目の印象はハーツクライよりも母父のストームキャットが出ている気がする。毛色はもちろんだが、それ以外にもストームキャットっぽいところが少なくないような気がするのだ。現時点の完成度はそこまで高くなく、特にキ甲はもう少し出て欲しい気もするが、これが同馬の伸びしろと考えれば、悪い印象を持つまでには至らない。 ルーカス 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行 父:スクリーンヒーロー 母:メジロフランシス(母父:カーネギー) 名馬モーリスの全弟という血統馬。兄がそうだったように中距離までは十分にこなす体型をしていると思う。前走は腹回りに余裕があり、少しボテッと見せていた気がするが、今回はその部分がシャープになったことで、全体的に引き締まって見えるのがポイント。もちろん、まだゆるさを残す段階であるのは確かだが、馬体の張りに体付き、腹構えを見ても、臨戦態勢は整ったと言えるだろう。 エポカドーロ 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)藤原英昭 父:オルフェーヴル 母:ダイワパッション(母父:フォーティナイナー) 少し繋が短く、一方で胸囲が十分に過ぎるほどにある馬。そこまで素軽い印象はなく、どちらかというとパワータイプに属するのではないだろうか。少しトモ高な面があるのは気になる材料で、キ甲もそれなりに出ているが、これがトモの高さと一緒になり、背中のラインが少し落ちて見える。キ甲の位置がトモの高さよりも上にくるようになれば、よく見せる馬になると思う。 レノヴァール 牡3 騎手:北村友一 厩舎:(栗)高野友和 父:ハーツクライ 母:データ(母父:Roy) ハーツクライの産駒らしい伸びのあるスラッとした馬体。首も長く、いかにも長い距離が向いていそうな印象がある。胸前、トモにはそれなりのボリュームがあり、腹回りをスカッと見せてふと目を感じさせない。しっかりと仕上がっていると言えそうだ。 カフジバンガード 牡3 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)松元茂樹 父:ハービンジャー 母:エミリア(母父:サンデーサイレンス) ネオユニヴァースのような寝繋で、サンデーサイレンスの血を引く馬らしい柔らかさを感じる。背中のラインもきれいで、長い距離も問題なくこなせるタイプと思う。一方で、前回ほどの毛ヅヤが良くないのは気がかり。馬体はスカッと見せているが、上昇度となるとどうだろうか。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【3月11日(日)】金鯱賞

    スワーヴリチャード 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)庄野靖志 父:ハーツクライ 母:ピラミマ(母父:Unbridled's Song) 休み明けをひと叩きしていた有馬記念の時と比べれば、もうひと締まりできそうな感じもするが、それも些細なレベルであって、腹回りなどに余分な肉は付いていない。張りも十分に感じるし、能力を出せる仕上がりと言っていいだろう。全体的なバランスに優れている馬で、欠点らしい欠点がほとんどない馬。特に飛節の角度は文句なしだ。キ甲がしっかりと出て、古馬の牡馬らしいたくましさを感じるようになってきた。 サトノダイヤモンド 牡5 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:マルペンサ(母父:Orpen) 凱旋門賞以来のレースになるが、日本で走っていた頃と比べると、馬体に緩さを感じるし、張りも一息。本来、馬体のバランスの優れたタイプであったと記憶しているのだが、今回は「メリハリがない」ように見えるのだ。もちろん、これだけの馬なので、走れる態勢に持ってくることさえできれば、相応の結果を出してくれるはず。つまり、仮に結果が出なかった場合は、状態面に問題があったということになる。そして、今回はその危険性を感じる。 ヤマカツエース 牡6 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)池添兼雄 父:キングカメハメハ 母:ヤマカツマリリン(母父:グラスワンダー) 今年で6歳。さすがに馬は完成期に入っており、キ甲の出方がそれを証明している。この馬の良さは飛節の角度と全体的な肉付き。父のキングカメハメハも肉付きのいい仔を出す種牡馬だが、この馬に関しては、母父であるグラスワンダーの影響が強いように思う。緩さは感じないし、立ち姿からは太めが残っているようにも見えない。いい仕上がりで出走できるのではないだろうか。 ブレスジャーニー 牡4 騎手:三浦皇成 厩舎:(栗)佐々木晶三 父:バトルプラン 母:エルフィンパーク(母父:タニノギムレット) それほど胴が長いタイプにも思えないし、長距離向きの馬には見えないのだが、それでいて脚がやたらと長く見えてしまうのは、脚よりも上部分の肉付きがあまりに悪過ぎるからだ。特に顕著なのはあばら骨が浮き上がってしまっている腹回りと、牝馬のように薄くなってしまい、ヨロヨロして見えるトモの部分。これではしっかりと踏み込めないだろう。古馬の牡馬らしい力強さがない。 メートルダール 牡5 騎手:福永祐一 厩舎:(美)戸田博文 父:ゼンノロブロイ 母:イグジビットワン(母父:Silver Hawk) 胸の部分の張りやトモの盛り上がりに見るべきところはあるのだが、腹回りがスッキリしていないためか、そこが強調されてこない。ゼンノロブロイの仔ということを考えても、もう少しシャープであるほうがいいように思う。馬体には張りがあるので、今週の追い切りと中京までの輸送でどれだけ絞れてくるかだろう。重目が残った場合は割り引きたいところ。 デニムアンドルビー 牝8 騎手:D.バルジュー 厩舎:(栗)角居勝彦 父:ディープインパクト 母:ベネンシアドール(母父:キングカメハメハ) 牝馬と思えないほどに胸囲がたっぷりとあるし、腹構えもしっかりとしている。胸前の筋肉、トモの厚みともに十分で、全体的にもうひと絞りできるくらいの余裕を感じるほどだ。この時期の牝馬にしては張りも十分にあると思うし、8歳という年齢で、今回が引退レースという話を聞いても、そこまでの衰えを馬体からは感じない。いい雰囲気だ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【3月4日(日)】弥生賞

    【中山11R 弥生賞】 ダノンプレミアム 牡3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中内田充正 父:ディープインパクト 母:インディアナギャル(母父:Intikhab) 背中が少し短めなうえに、骨太でがっしりとした体型。ディープインパクトよりも母系にいるデインヒルの影響を感じる馬体だ。スピードを活かした同馬のレースぶりも、デインヒル産駒のイメージに近く、おそらくはマイル近辺に適性のあるタイプだと思う。3歳のこの時期なら能力でこなしてしまうだろうが、本質的に距離が伸びて良くなることはないだろう。以前よりもキ甲がはっきりと出て、腹構えに厚みも増した。馬体そのものは確実に成長していると思う。 ワグネリアン 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫 父:ディープインパクト 母:ミスアンコール(母父:キングカメハメハ) すでにキ甲がしっかりと出ており、その幅も十分にある。完全に本格化したとまでは言えないが、成長の早いタイプだろうとは思う。同じディープインパクト産駒のダノンプレミアムよりも胴に伸びがあり、中距離程度までは問題なくこなすとおもうが、2400mを超える距離となるとどうだろうか。祖母であるブロードアピールの影響が出ているのか、見た目にスピードがありそうな馬体をしており、いずれは距離に限界が出るものと思う。爪は小さめで、道悪になっても問題ないタイプだろう。 オブセッション 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ディープインパクト 母:パーシステントリー(母父:Smoke Glacken) 全体的なバランスに優れている馬で、欠点らしい部分がほとんどない。キ甲が十分に発達し、胸囲もたっぷり。トモの形はサンデーサイレンス系のそれで、いかにも芝で切れそうな雰囲気がある。なによりも体に伸びがあり、ゆったりと感じさせるのがいい。500キロ以上もあるように見せないスラッとした体型は、距離延長への不安がまるでないことを示すもの。ダービー向きと言えるかもしれない。3代前にいるヘヴンリープライズはGⅠを8勝もした名牝中の名牝。さすがは血統馬と思わせる品の良さがある。 ジャンダルム 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)池江泰寿 父:Kitten's Joy 母:Believe(母父:Sunday Silence) トモや胸前に付いた丸みのある筋肉は、母系にいるダンジグの影響を感じさせるものだが、決して短距離系の馬体ではない。球節の部分の柔らかさは母父のサンデーサイレンスからの影響だろうし、しっかりとした腹構えとダンジグが入っていながら、それなりの伸びを感じさせる全体のシルエットはサドラーズウェルズ系のそれ。軽さと重厚さを合わせ持っているという点で、なかなか興味深い馬と言えるだろう。マイナス部分をあえて指摘するなら、キ甲がまだはっきりと出ていないところ。だが、これも伸びしろと考えさせるスケールがある。 サンリヴァル 牡3 騎手:藤岡佑介 厩舎:(栗)藤岡健一 父:ルーラーシップ 母:アンフィルージュ(母父:アグネスタキオン) まだ幼い面を残しているだけでなく、全体的に緩さを感じる状態。オークス馬のウメノファイバーを祖母に持ち、父はルーラーシップ。距離が延びていいはずの血統でありながら、ボテッと見せてしまうのは、まだ馬に芯が入りきっていないからだと思う。成長とともに馬体がすっきりとしてくれば、この血統にふさわしいシルエットとなるはずだ。ただし、この状態であっても、トモにそれなりのボリュームがあることは触れておきたい。これが同馬のストロングポイントと言えるのではないだろうか。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【2月25日(日)】中山記念

    ペルシアンナイト 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ハービンジャー 母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス) ハービンジャーの産駒は長距離に適性を示す馬が多いが、この馬はマイルから中距離向きの胴が少し詰まった馬体をしている。首さしから肩にかけてのラインと盛り上がりに見るべきところがあり、ここが同馬のストロングポイント。十分なパワーを感じる。この体なら道悪をこなしても…と思うが、ややベタ爪に見える爪の形が影響しているのかもしれない。腹回りに多少の余裕は感じるものの、重苦しい印象まではなく、輸送で絞れる範囲のものだと思う。 ヴィブロス 牝5 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)友道康夫 父:ディープインパクト 母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian) トモのあたりの薄さは、いかにも牝馬というべきもので、それは切れ上がった腹のラインも同様。しかしながら、馬体のバランスは非常に良く、特にキ甲の出方がいい。馬体重がなく、線の細さばかりが目立った3歳時と比較すると、その成長は顕著と言っていいほどだ。以前よりも背が伸びたのか、スラッと見せるような馬体になっている点にも注目。次にドバイ遠征が控えていることもあり、ほぼ仕上がった状態と言えるだろう。 アエロリット 牝4 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳 父:クロフネ 母:アステリックス(母父:ネオユニヴァース) 牡馬と錯覚するような逞しい体つき。特に目立つのはトモの盛り上がりで、一般的に牝馬はこの部分が薄くなりがちだが、この馬は牡馬と比較しても目立つほどの発達を見せている。キ甲の発達も十分で、ゆえに首回りの筋肉も牝馬と思えぬほどの逞しい。5月生まれということで、ここにきて一気にパワーアップしてきた印象がある。胴は少し詰まり気味なので、距離には自ずと限界が生まれてくると思う。 ウインブライト 牡4 騎手:松岡正海 厩舎:(美)畠山吉宏 父:ステイゴールド 母:サマーエタニティ(母父:アドマイヤコジーン) 昨年の同時期は少し背垂れのような状況で、キ甲の出方も一息だった。当時と比べると驚くほどに成長。キ甲がしっかりと出たことで、それに伴って胸囲のほうも相当に大きくなっている。この部分が同馬にパワーを与えているのだろう。この馬もアエロリットと同じ5月生まれだが、古馬になっての成長度も負けていない。父ステイゴールドとはまるで違う馬体の作りをしており、おそらくは母父であるアドマイヤコジーンからの影響が強いのだと思う。 サクラアンプルール 牡7 騎手:蛯名正義 厩舎:(美)金成貴史 父:キングカメハメハ 母:サクラメガ(母父:サンデーサイレンス) 少しトモの位置が低くなっているようにも感じるが、これは写真の写し方や立ち方にもよるのだろう。前が勝った印象こそあるものの、後肢が頼りないというほどでもない。まずまずのバランスをしていると思うし、馬体に斑点も出ているので、体調自体も悪くないのだと思う。胴が少し詰まったように見えるので、距離は2000mくらいまでが限界だと思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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