競馬界でも“最強”と噂される眼力で、週末レースの有力馬をジャッジ!

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  • 2017年重賞出走予定馬

    【5月21日(日)】オークス

    アドマイヤミヤビ 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫  父:ハーツクライ  母:レディスキッパー(母父:クロフネ) 桜花賞を使い、今回のほうがいい意味で馬体がスカッとしている。トモが盛り上がり、胸前も逞しい。ハーツクライよりもデインヒルに似た筋肉質のタイプだ。とはいえ、マイラーのような走りをする馬ではなく、飛びが大きくてジワジワと伸びる。距離延長は好材料だと思う。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ソウルスターリング 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄  父:フランケル  母:スタセリタ(母父:モンズーン) 逞しい胸前とトモの厚みは3歳牝馬らしからぬものがあり、それでいて前後のバランスが取れている。長距離に向いた首さしをしているのも特徴に一つと言えるだろう。柔らかい繋の馬で、道悪はマイナスのタイプ。札幌の新馬戦から見ている馬だが、当時よりもはるかに研ぎ澄まされてきたように感じる。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ レーヌミノル 牝3 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)本田優  父:ダイワメジャー  母:ダイワエンジェル(母父:タイキシャトル) スピードのありそうな胸前とトモが特徴的な馬。一方で首が長いわけでもなく、馬体に伸びも感じられない。本質はマイラーだろう。ただし、この時期の3歳牝馬は距離適性よりも能力のほうを重要視すべきが私の考えで、桜花賞を勝ったこの馬は、前述したような卓越したものを持っている。問題ないだろう。 リスグラシュー 牝3 騎手:武豊 厩舎:(栗)矢作芳人  父:ハーツクライ  母:リリサイド(母父:アメリカンポスト) 桜花賞は2着だったが、首が細いだけでなく、アバラが浮き、トモも少しさびしかったように見えた。オークスで好走するためには馬体をキープするだけでなく、馬体を戻すことが必要だと考えていたが、今回はアバラの周りに肉が付いており、多少ではあるが、トモにボリュームも出てきた。これは好材料。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ フローレスマジック 牝3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)木村哲也  父:ディープインパクト  母:マジックストーム(母父:ストームキャット) 前走は3着だったが、パドックでの雰囲気はこの馬が1番よく見えた。ディープインパクト産駒らしさはあまり感じず、どちらかというと母系が出たような厚みのある馬体。首の回りの肉付きも上々で、なにより力強さを感じるのがいい。まだ完成度は低いが、これからの良化を期待できそうな馬。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ モズカッチャン 牝3 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)鮫島一歩  父:ハービンジャー  母:サイトディーラー(母父:キングカメハメハ) ハービンジャーにキングカメハメハという配合だけあって、ややマッチョな印象を持つ馬。特に丸みのあるトモが目立っている。切れがある感じの馬体ではなく、持久戦には強いタイプだろう。スカッとした腹構えは前走と大きく変わっておらず、いい意味で状態は平行線。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月26日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【5月14日(日)】ヴィクトリアマイル

    ミッキークイーン 牝5 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:ミュージカルウェイ(母父:ゴールドアウェイ) 薄手の馬体の持ち主だが、前後のバランスが取れているので、ここが弱点というところがない。昨年の同時期はキ甲がはっきりと出ていなかったが、現在はしっかりと出ていて、完全に出来上がった状態になった。ストンと落ちたトモの形は、ディープインパクト産駒の特徴。繋も長めで柔らかそうだ。 レッツゴードンキ 牝5 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)梅田智之  父:キングカメハメハ  母:マルトク(母父:マーベラスサンデー) まず目がいくのは首回りから胸前にかけてのライン。牝馬でここまで首の幅がある馬は珍しい。以前から肉付きのいいタイプではあったが、最近はさらに筋肉が付いて、逞しくなった印象がある。一方で、以前よりも胴が詰まって見え、よりスプリンターらしい馬体になっている。課題は距離か。 スマートレイアー 牝7 騎手:武豊 厩舎:(栗)大久保龍志  父:ディープインパクト  母:スノースタイル(母父:ホワイトマズル) トモの形がミッキークイーンと酷似している。いわゆるディープインパクトの特徴。このトモが軽い走りを生むのだろう。一方で首の周りの筋肉はなかなかの迫力だ。昨年よりもしっかりしてきた印象で、これはプラス材料と考えていいだろう。極端な変化は毛色が白くなったこと。年齢を重ねた証拠でもある。 クイーンズリング 牝5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)吉村圭司  父:マンハッタンカフェ  母:アクアリング(母父:アナバー) エリザベス女王杯を勝った昨秋の馬体は華奢な印象。長距離向きの馬体をしていたが、今回は違う。太めに感じるくらいのしっかりとした腹構えが特に印象的で、寸が詰まったようにさえ見える現在のほうが、全体的にパワーアップ。それと同時に風格も出てきている。 ルージュバック 牝5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)大竹正博  父:マンハッタンカフェ  母:ジンジャーパンチ(母父:オーサムアゲイン) すっきりと見せるのはいつものこと。無駄肉がない仕上がりではあるが、これ以上は細くなってほしくないというギリギリのところだ。すでに5歳となったが、まだキ甲も完全に抜けておらず、もう少しボリュームが出ていいはずの馬体。体型的にはマイルよりも中距離以上に向いている。 アドマイヤリード 牝4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)須貝尚介  父:ステイゴールド  母:ベルアリュールII(母父:ニューメラス) 肩先の盛り上がりが目立つ一方で、トモにボリューム感がなく、腹回りもやや薄め。牝馬に多い前の勝った馬体の持ち主だ。ステイゴールドの子らしい気の強そうな顔も特徴のひとつ。これ以上は馬体を減らしたくない馬だが、この体でこの気性。東京までの輸送が怖いタイプ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月19日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【5月7日(日)】NHKマイルC

    【東京11R NHKマイルC】 レッドアンシェル 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)庄野靖志  父:マンハッタンカフェ  母:スタイルリスティック(母父:ストームキャット) 柔らかい印象を与える馬体がセールスポイントで、切れる脚を使いそうなタイプの馬だ。太め感をまるで感じさせない馬体に仕上がっており、あとは息づかいの問題のみ。2カ月半ぶりを気にする必要はまるでないだろう。ストームキャットの血が入った馬はテンションの高い馬が多く、同馬にもその傾向があると聞く。馬体重の増減よりも精神面のほうを、当日はチェックしたい。 モンドキャンノ 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)安田隆行  父:キンシャサノキセキ  母:レイズアンドコール(母父:サクラバクシンオー) 父がキンシャサノキセキ、母父がサクラバクシンオー。血統的に距離の壁がありそうな馬だが、それは馬体から受ける印象も同様だ。胴が詰まっており、横から見た形は正方形。逞しい胸前と大きいトモも短距離系のそれで、ベストは1400m前後ではないだろうか。腹回りに余計なものはなく、ここはスカッとしている。ほぼ仕上がった印象だ。 ジョーストリクトリ 牡3 騎手:武豊 厩舎:(栗)清水久詞  父:ジョーカプチーノ  母:ジョーアラマート(母父:キングヘイロー) なによりも目立つのはトモの大きさ。張りが十分にあり、それがスピードを生み出しているようにも思う。横から見た馬体の形は正方形。距離には限界があるタイプだろう。マイルくらいがベストのように思う。しっかりとした筋肉を持っているが、その一方で繋も柔らかそうだ。レースにいって柔軟性のある馬かもしれない。 ボンセルヴィーソ 牡3 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)池添学  父:ダイワメジャー  母:バイモユリ(母父:サクラローレル) 特徴的なのはトモの形状。後ろから押されて、ギュッと詰まったような形をしている。このような形のトモを“押しドモ”と表現しているのだが、この手のトモは長距離を走る馬に多い。しかし、発達した胸前の形は父のダイワメジャーに似た作り。前が短距離系で、後ろが長距離系という不思議な馬体をしているのに、そのバランスが崩れていない。これもまた不思議な点だ。 アウトライアーズ 牡3 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)小島茂之  父:ヴィクトワールピサ  母:ウィストラム(母父:フレンチデピュティ) フレンチデピュティにサンデーサイレンス系を配合するパターンの馬。キ甲も十分にあり、マイル戦を走る馬にしては繋も長め。もう少し距離があっても良さそうな馬体に見えるのだが、どうだろうか。皐月賞からの転戦ということもあり、馬体面からは大きな上積みがあるように感じない。首の位置が少し高めに見えるのも少し気掛かり。 カラクレナイ 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)松下武士  父:ローエングリン  母:バーニングレッド(母父:アグネスタキオン) 胸前にしっかりとした筋肉が付いており、トモのボリュームも十分。それでいて、いかにも牝馬という印象を与えるのは、腹構えが他の馬よりも薄く、スカッとして見せるからだろう。首回りの肉付きも他の馬より細めで、ここも牝馬らしい点といえるかもしれない。キ甲はしっかりと出ており、いかにも切れのありそうな馬。ただし、前走からの上積みは感じない。 アエロリット 牝3 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳  父:クロフネ  母:アステリックス(母父:ネオユニヴァース) 前走の桜花賞で阪神への長距離輸送を行っているが、それにしては腹が切れ上がっていない。余力を十分に残した馬体をいえそうだ。目立つのはトモの張りで、胸囲もたっぷり。まだまだ芯が入っていないように見えるのは、5月生まれで他の馬よりも成長が遅いからだと思われる。今後の伸びしろが大きいだけでなく、マイルという距離にこだわる必要のない伸びのある体付きをしている。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月12日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【4月30日(日)】天皇賞(春)

    サトノダイヤモンド 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:マルペンサ(母父:オーペン) 極端にいい部分も悪い部分もない。前後のバランスが絶妙で、それぞれのパーツの発達も目立つときている。ディープインパクトの仔は華奢な馬が多く、トモも薄くなりがちだが、この馬にはそれも感じない。首も手足も長く、長距離に向いたシルエット。飛節の角度も抜群で、非の打ちどころがない馬体の持ち主と言っていいだろう。この馬の1番の良さは体の柔らかさ。これだけ柔らかい体をしていれば、フットワークが大きいのも理解できる。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ キタサンブラック 牡5 騎手:武豊 厩舎:(栗)清水久詞  父:ブラックタイド  母:シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) これだけキ甲が長く、大きい馬はなかなか見られるものではない。その大きさは“ケタ違い”と表現してもいいレベルで、それに伴って首の周りのボリュームもとんでもないことになっている。前走の馬体重増のすべては、純粋な筋肉量の増加であって、腹周りに余分な肉はまるで付いていない。長距離を走る馬にしては腹構えがしっかりし過ぎているように見えるが、この馬はこれくらいの感じでいい。あまり細いとパワーを失う原因になってしまう。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ゴールドアクター 牡6 騎手:横山典弘 厩舎:(美)中川公成  父:スクリーンヒーロー  母:ヘイロンシン(母父:キョウワアリシバ) 古馬の牡馬にしてはトモの張りもキ甲にも目立つ部分がなく、胸囲もそこまであるように見えない。光の加減もあると思うが、馬体の張りそのものもパッとしないように感じてしまう。スラッとしているとの表現もできるが、上位2頭との力強さの差はいかんともし難いところだ。中山2500mを上手に走っているので、長距離馬のイメージを持ちやすいが、足が長いわけではなく、馬体から受ける印象にステイヤー然としたものはない。 ディーマジェスティ 牡4 騎手:蛯名正義 厩舎:(美)二ノ宮敬宇  父:ディープインパクト  母:エルメスティアラ(母父:ブライアンズタイム) 祖祖母のドフザダービーがジェネラスの母としても知られ、祖祖父にはサドラーズウェルズ。距離に関しての問題はないはずなのだが、肝心の体型は首も長くなく、ボテッとした腹構え。後者に関しては母父ブライアンズタイムの影響と考えることもできるのだが、体が四角張っていて、背中の伸びが足りない点から、長距離馬とは考えにくいが私の判断。父であるディープインパクトの影が薄い馬体をしている。 アルバート 牡6 騎手:川田将雅 厩舎:(美)堀宣行  父:アドマイヤドン  母:フォルクローレ(母父:ダンスインザダーク) 2月以来の実戦。腹構えがしっかりとしているように見えるが、この馬体のバランスから言えば、これくらいでちょうどいいだろう。ただし、馬体から受ける印象は母父のダンスインザダークではなく、父父のティンバーカントリー。丸みを帯びたトモの形にその影響は色濃く出ている。3600mの重賞を勝つ馬体でないはずだが、あえて長距離馬らしさを探すとするなら、分厚くなく、それなりの長さがある首ということになるだろうか。 シュヴァルグラン 牡5 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫  父:ハーツクライ  母:ハルーワスウィート(母父:マキアヴェリアン) キ甲から背中にかけてのラインが水平。キ甲が特に大きいわけでもなく、トモも特別に張りがあるわけでもない。厳しい言い方をしてしまえば、メリハリのない馬体ということになる。首も短く、そのシルエットだけを言えば、中距離までの体だ。左が高爪で右がベタ爪。このような馬もたまにいるのだが、これは片方が草履、片方はハイヒールを履いているようなもの。この部分にもバランス的な不安を感じる。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ シャケトラ 牡4 騎手:田辺裕信 厩舎:(栗)角居勝彦  父:マンハッタンカフェ  母:サマーハ(母父:シングスピール) 父がマンハッタンカフエ、母父がシングスピールという長距離血統。首が長く、キ甲も出ている。柔らかい繋も特徴的で、飛節の角度も悪くない。見た目にいい馬と言っていいだろう。ただし、キャリアが浅いせいか、ひ弱さが残っている印象は否めず、それぞれ箇所は発達しているのだが、まだ繋がりが良くない。馬体に張りがあり、調子そのものは良さそうに見えるのだが。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は5月5日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

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    【4月23日(日)】フローラS

    ホウオウパフューム 牝3 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)奥村武  父:ハーツクライ  母:マチカネタマカズラ(母父:キングマンボ) ハーツクライにキングマンボ、エルプラドという血統は長距離系だが、スラッと横に伸びた長方形の馬体の印象も同様。決してマッチョではなく、その筋肉量も適度だ。全体的に牝馬らしい薄さを感じるが、重要になる首周りの肉付きは良く、キ甲もしっかりと出ている。 フローレスマジック 牝3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)木村哲也  父:ディープインパクト  母:マジックストーム(母父:ストームキャット) ラキシス、サトノアラジンの全妹という血統馬。450キロ程度の馬体のようだが、その印象は雄大で、パッと見た印象は牡馬のようだ。四肢の角度がいいので、ストライドの大きい走りができるだろうし、全体のバランスが抜群なので、余計な負担もかからない。胸囲もたっぷりとあるので、心肺機能も高いはず。 アドマイヤローザ 牝3 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)梅田智之  父:ハービンジャー  母:アドマイヤテンバ(母父:クロフネ) キ甲も出ていて、胸前にもしっかりとした筋肉が付いている。球節の角度も良く、繋ぎも柔らかい。ひとつひとつのパーツはいいのだが、これだけしっかりとした馬体をしているのなら、もう少し首が太くてもいいように思う。毛色から強い影響を受けているのは母父のクロフネ。 モズカッチャン 牝3 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)鮫島一歩  父:ハービンジャー  母:サイトディーラー(母父:キングカメハメハ) 腹回りはスラッとしており、現段階の仕上がりとしては十分。しかし、トモ高の馬体は成長途上の馬のそれ。これから背中が伸びてきて、そのラインが水平に近くなってくるはずだ。トモ高ではあるが、この部分の筋肉は十分すぎるほどに発達し、それはキングカメハメハの影響によるものと判断できる。 ディーパワンサ 牝3 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)松下武士  父:ディープブリランテ  母:ポロンナルワ(母父:ラーイ) 立ち方によるが、前脚が少し被り気味に出ている。この手の馬は硬い印象を与えやすく、スタートダッシュに難がある場合も。繋が少し立ち気味ではあるが、後肢の飛節はビシッとしており、トモも発達している。アバラが浮き出た馬体できっちりと作ってあるが、この馬も首が細く、牝馬らしい頼りなさがある。 レッドミラベル 牝3 騎手:吉田豊 厩舎:(美)尾関知人  父:ステイゴールド  母:ダンスーズデトワール(母父:ハイエストオナー) 柔らかそうな筋肉の持ち主だが、胸前には逞しい筋肉が付いている。背中が長く、長距離系の馬体をしているのも特徴と言えるだろう。気になるのは後肢の飛節の角度で、これが少しいびつな印象。ここはスピードの原動力になる部分で、ここに難があると、大事なところで瞬時に動けない。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで ※次回の【馬体診断 -鬼才の眼 フィジカルメソッド-】は4月28日(金)の公開予定となります。 ・『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『先週のレース解説 -調教師の着眼点-』『人気記事』 などもお楽しみください。

  • 2017年重賞出走予定馬

    【4月16日(日)】皐月賞

    カデナ 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)中竹和也  父:ディープインパクト  母:フレンチリヴィエラ(母父:フレンチデピュティ) 無駄肉がまるでなく、スカッとした仕上がり。キリッとした表情も目立っている。 球節、飛節の角度も申し分がなく、デビューした頃は物足りなく感じたトモの張りも上々。馬体のバランスも良くなった。あえて気になる材料をあげるなら、キ甲が抜けきれていないことくらいか。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ファンディーナ 牝3 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)高野友和  父:ディープインパクト  母:ドリームオブジェニー(母父:ピヴォタル) 牡馬に混じって見劣らない腹構えをしている。ディープインパクト産駒らしい脚の長さがあり、胴もスラッとしていて見栄えがする。球節の角度もいい。このあたりはカデナに通じる面がある。先週のソウルスターリングもそうだったが、牡馬にもヒケを取らない豊富な筋肉量が目を引く馬だ。 ペルシアンナイト 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ハービンジャー  母:オリエントチャーム(母父:サンデーサイレンス) 母系からゴールドアリュールを出している血統背景。しかし、見た目に正方形の体型はマイラー寄りの印象で、これはハービンジャーの祖父であるデインヒルの影響だろう。この馬の素晴らしさは首の太さで、いかにも牡馬らしい逞しさがある。2000mは克服可能だが、それ以上だとどうか。 アルアイン 牡3 騎手:松山弘平 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:ドバイマジェスティ(母父:エッセンスオブドバイ) ディープインパクト産駒だが、馬体は正方形。筋肉質なうえに胴が詰まり、脚もそこまで長くない。母系にプルピットがいるが、そのあたりの影響が強い馬体と言えるのではないか。背はそこまで高くない印象だが、胸前の筋肉は発達しており、トモの張り方は今回のメンバーでも最上位。潜在スピードは相当だろう。 アダムバローズ 牡3 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)角田晃一  父:ハーツクライ  母:チャチャリーノ(母父:アンブライドルズソング) 一見してわかるほどに繋が寝ている。これほどの寝繋だと、道悪は難しく感じるものだが、同じサンデーサイレンス系のネオユニヴァースも似たようなタイプだっただけに、言い切ることの出来ない難しさもある。もう少しキ甲が出てほしい感じもあり、まだまだ成長の余地がある馬体。 スワーヴリチャード 牡3 騎手:四位洋文 厩舎:(栗)庄野靖志  父:ハーツクライ  母:ピラミマ(母父:アンブライドルズソング) ハーツクライにアンブライドルズソングはアダムバローズと同じだが、同じ掛け合わせでも、こちらは立ち繋。道悪を克服できる脚の形をしている。前駆が発達し、キ甲もしっかりと出ている。とりわけマッチョというほどの筋肉は持っていないが、それを補って余りあるバランスの良さ。いい馬だと思う。 ウインブライト 牡3 騎手:松岡正海 厩舎:(美)畠山吉宏  父:ステイゴールド  母:サマーエタニティ(母父:アドマイヤコジーン) キ甲から肩甲骨あたりのラインがはっきりと見え過ぎていて、他の馬との比較で丸みが足りないように感じる。隆起しているようにも見えるのが、個人的には気になる点だ。芦毛なので目立っているというわけではないと思うが、トモの尾のあたりの筋肉も少し物足りない。 レイデオロ 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄  父:キングカメハメハ  母:ラドラーダ(母父:シンボリクリスエス) シンボリクリスエスの影響を受けた脚の長さ。トモの格好も母父に似ているが、胸前の豊富な筋肉を筆頭としたマッチョな上半身はキングカメハメハのそれ。バランスの取れた非常にいい馬だと思う。暮れのホープフルS以来の実戦になるが、腹周りに太めは残っておらず、仕上がりとしては悪くない。 サトノアレス 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)藤沢和雄  父:ディープインパクト  母:サトノアマゾネス(母父:デインヒル) 繋が少し立ち繋気味なうえに、馬体から受ける印象に柔らかさがない。ディープインパクトらしさを感じない馬だ。トモの形は母父であるデインヒルに似ているが、その影響が強いとすれば、前の筋肉が少し物足りない。胴も詰まり気味で距離に限界もありそうだ。全体的に発展途上の馬。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【4月9日(日)】桜花賞

    ソウルスターリング 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄  父:フランケル  母:スタセリタ(母父:モンズーン) 欠点らしい欠点がひとつもない、本当に素晴らしい馬だ。飛節の角度が抜群で、トモの筋肉も牝馬らしからぬものがある。これだけでも十分なのだが、同馬にはサンデーサイレンス系と見間違うほどの柔らかさを感じるのだ。脚が長いのもサンデーサイレンス系に似ている箇所だろう。先の話になるが、見た目のイメージからくる距離の適性は中距離以上。加えて言えば、キタサンブラックに通じるような、利発そうな顔をしている。 アドマイヤミヤビ 牝3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫  父:ハーツクライ  母:レディスキッパー(母父:クロフネ) このレースに筋肉質なタイプの馬は何頭か出走しているが、厚みがあると表現すべき同馬の馬体は、まるで牡馬のようだ。ハーツクライらしさはまるでなく、クロフネともまた違う馬体。発達した胸前とまん丸のトモは、母母父であるデインヒルの影響を強く感じる。この体型のベストは2000m以上ではなく、むしろマイル。1月の早生まれということもあり、すでに完成された体をしている。 ミスエルテ 牝3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)池江泰寿  父:フランケル  母:ミスエーニョ(母父:プルピット) 同じフランケル産駒でも、ソウルスターリングとはタイプがまるで違う。スピードのイメージが強いフランケルとダブるのは同馬のほうだが、まだキ甲も出ておらず、トモ高なので前後のバランスも少し悪く、特にトモは緩く見える。まだまだ発育途上の馬体をしているのだ。首の太さは心肺能力の高さを示すもので、その部分には十分な筋肉が付いている。 カラクレナイ 牝3 騎手:田辺裕信 厩舎:(栗)松下武士  父:ローエングリン  母:バーニングレッド(母父:アグネスタキオン) 特に目立つのは発達したトモだろう。前走時もそうだったが、今回はあばら骨がより一層浮き出ていて、無駄な肉がないという印象を受ける。もちろん、細くなってしまったのではなく、胸前のたくましい筋肉もしっかりと保持。状態面に関しての不安は感じられないが、その馬体の印象はスプリンター寄り。祖母がレッドチリペッパーという血統面も考慮すれば、距離の不安は少なからずある。 リスグラシュー 牝3 騎手:武豊 厩舎:(栗)矢作芳人  父:ハーツクライ  母:リリサイド(母父:アメリカンポスト) トモの筋肉はそれなりに付いているが、ハーツクライの子にしては胴が伸びておらず、首も細い感じがする。ギリギリまで仕上げるという陣営のコメントがあったが、アバラ骨が浮き出てしまい、これ以上は減ってもらったら困るという仕上がりだ。1月生まれということもあり、この1戦が勝負どころと考えているのだろう。 ミスパンテール 牝3 騎手:四位洋文 厩舎:(栗)昆貢  父:ダイワメジャー  母:エールドクラージュ(母父:シンボリクリスエス) 腹構えが凄くいい馬で、母父であるシンボリクリスエスのひょろっとした部分をまるで感じない。父であるダイワメジャー産駒の影響が色濃く出た迫力のある馬体を持っている馬だ。首さしもしっかりとしていて、胸囲も十分にある。キャリア2戦であれだけの競馬ができるのも納得の馬体の持ち主と言えるだろう。牝馬らしい丸みを残しながら、牝馬らしからぬ逞しさがある馬。 アエロリット 牝3 騎手:横山典弘 厩舎:(美)菊沢隆徳  父:クロフネ  母:アステリックス(母父:ネオユニヴァース) 芦毛で筋肉のラインがわかりにくいが、逞しい胸前に比べ、まだトモが少し緩い感じもする。これは5月の遅生まれであることが影響しているのだろう。対照的に前はかなり発達しており、馬体に幅もある。ネオユニヴァースの血を持つ馬なら、もう少し繋が寝ていても良さそうなものだが、これだけの立ち繋。クロフネの色が濃い馬と考えていい。道悪が向く可能性のあるタイプ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【4月2日(日)】大阪杯

    キタサンブラック 牡5 騎手:武豊 厩舎:(栗)清水久詞  父:ブラックタイド  母:シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) このクラスのレベルの馬は変わらないということが、なによりも重要になってくるが、今回のキタサンブラックも有馬記念に出走したときと大きな変化を感じない。キ甲もしっかりと出ており、トモの張りも十分。見た目に柔らかさがあって、いかにもスナップが利きそうな雰囲気がある。ケチをつける部分は見つけられないほど、充実した馬体だ。仕上がりに関しての不安は皆無と言っていい。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ サトノクラウン 牡5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行  父:マルジュ  母:ジョコンダII(母父:ロッシーニ) キタサンブラックと同じく、前走の京都記念から馬体に変化は感じない。だが、常に安定した状態で出走してくるキタサンブラックと違い、この馬は馬体の変化が大きく、変わらないという言葉が持つ価値はこちらのほうが上。何も知らずに見れば、少し太いように見える腹構え。しかし、この状態のほうが、この馬は走る。距離を問うような馬体ではなく、いかにも柔軟性のありそうな筋肉をしている。好印象だ。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ マカヒキ 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)友道康夫  父:ディープインパクト  母:ウィキウィキ(母父:フレンチデピュティ) ディープインパクト産駒にしてはマッチョな馬体。発達した胸前はフレンチデピュティから来ているものだろうが、フレンチデピュティのみが出過ぎてしまえば、もっとトモは盛り上がるだろうし、寸の詰まった馬体になるだろう。上手に調和できたからこそ、距離の融通性を持つ馬になったのではないか。大きな変化のない馬だが、1月生まれということもあり、普通の明け4歳馬よりも完成が早かった。これから先の急成長を見込めるかとなると、少し疑問符が付く。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ミッキーロケット 牡4 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)音無秀孝  父:キングカメハメハ  母:マネーキャントバイミーラヴ(母父:ピヴォタル) ヌレイエフの4×4というインブリードを持っており、首が太く、たっぷりとある胸囲は、そこからの影響だと考えられる。いかにも心肺能力が高そうな馬体をしている馬だ。筋肉質な馬が多いキングカメハメハ産駒だが、この馬は馬体をスラッと見せる。キングカメハメハ産駒には珍しい柔らかさを感じるが、それはサンデーサイレンスのような切れではなく、豊富なスピードを武器にしたヌレイエフのもの。その形の競馬のほうが生きるタイプと見ている。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ アンビシャス 牡5 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ディープインパクト  母:カーニバルソング(母父:エルコンドルパサー) レインボークエストが母系に入っているが、この馬は胴の長さは長距離系のそれではない。強い影響を感じるのは母父エルコンドルパサーの父になるキングマンボ。首の太さ、胸前のたくましさもこのラインから来ていると思われる。しかし、見た目に感じる柔らかさや、ストンと落ちたトモはサンデーサイレンス系のもので、これが一瞬の切れを生んでいるのだろう。今年で5歳。古馬になり、完成されてきたという風格がある。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ヤマカツエース 牡5 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)池添兼雄  父:キングカメハメハ  母:ヤマカツマリリン(母父:グラスワンダー) 少し筋肉が硬いような感じを受ける。同じキングカメハメハ産駒でも、ミッキーロケットよりも柔軟性が足りなく感じるのは、母父がグラスワンダーの影響だろう。首周りの肉の付き方、トモの発達はさすがで、古馬になって迫力が出てきたのは確か。金鯱賞のメンバーなら、この部分だけで上位とできるほどのものがある。しかし、ハイレベルなメンバーが相手の今回の1戦において、柔らかさが足りないというのは、かなりの割り引き材料と言えなくもない。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ 先週のレース解説~調教師の着眼点~ (ドバイワールドCデー、高松宮記念ほかレース解説)

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