競馬界でも“最強”と噂される眼力で、週末レースの有力馬をジャッジ!

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  • 2017年重賞出走予定馬

    【3月26日(日)】高松宮記念

    レッツゴードンキ 牝5 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)梅田智之  父:キングカメハメハ  母:マルトク(母父:マーベラスサンデー) スカッと見せていた時期もあったが、現在はどっしりとした腹構えをしており、全体的にボリュームが出てきた。重厚感のある馬体という表現がぴったりだろう。そもそもが胴詰まりで、距離に限界を感じるタイプ。牝馬らしからぬトモの厚さも含め、まさにスプリンターといった体型になっている。 ソルヴェイグ 牝4 騎手:田辺裕信 厩舎:(栗)鮫島一歩  父:ダイワメジャー  母:アスドゥクール(母父:ジャングルポケット) 牝馬らしい馬体という表現がぴったり。背中のラインからトモへと繋がるラインが、他の馬との比較で少し弱く、トモも丸いのではなく、尖がっているようにも見える。腹回りもスカッと見せているが、これは巻き上がっているのではなく、牝馬らしい腹構えといえそうだ。 メラグラーナ 牝5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)池添学  父:ファストネットロック  母:ガリアー(母父:シークレットセイヴィングス) 父にファストネットロック。その影響を強く受け継いだ馬体だ。いわゆるマッスル。オーストラリアのスプリンターによくある体型と言えるだろう。目立つのは発達したヨロの筋肉。スカッとした腹周りに牝馬らしさを残しながら、付くべきところに付いている筋肉の量が凄い。 シュウジ 牡4 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)須貝尚介  父:キンシャサノキセキ  母:カストリア(母父:キングマンボ) アバラがうっすらと見えているが、それでいながら腹は切れ上がっていない。きっちりと出来上がった馬体だ。胸前とトモの筋肉がケタ違いに発達し、特にまん丸としたトモは強烈。筋肉の発達ぶりだけを言えば、今回の出走馬でトップだろう。サンデーサイレンスよりもキングマンボ系の馬体の持ち主だ。 レッドファルクス 牡6 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)尾関知人  父:スウェプトオーヴァーボード  母:ベルモット(母父:サンデーサイレンス) 芦毛の馬は輪郭がわかりにくく、腹のラインも見にくい。毛ヅヤや筋肉の付き方などもぼんやりとしがちだ。スプリンターズSを勝った昨秋よりも斑紋が出ているくらいなので、調子そのものは悪くないはず。母父はサンデーサイレンスだが、馬体は正方形でスプリンター体型。父系の影響が強い。 トーキングドラム 牡7 騎手:藤岡康太 厩舎:(美)斎藤誠  父:キングカメハメハ  母:トランシーフレーズ(母父:サンデーサイレンス) 少しボリュームの足りないトモは、サンデーサイレンス系の特徴。しかし、サンデーサイレンス系のような胴の長い体型ではなく、この馬は体の形が正方形。スプリント戦にも対応可能な馬体ではあるが、他の馬と比べてトモの筋肉が足りずに少し見劣る。7歳で成長しきった馬体。その点もどうかだろう。 セイウンコウセイ 牡4 騎手:幸英明 厩舎:(美)上原博之  父:アドマイヤムーン  母:オブザーヴァント(母父:カポウティ) 背中が短く、見た目に四角な馬体をしている。この寸の詰まった体型がスピードを生み出しているのだろう。トモにびっしりと付いた筋肉も目を見張るが、それ以上に逞しいのが胸前。シアトルスルー系でも短距離にシフトしたカポウティを母父に持つ馬。血統的な影響を十分に感じる馬だ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【3月19日(日)】阪神大賞典

    サトノダイヤモンド 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:マルペンサ(母父:オーペン) ディープインパクト産駒にしては、しっかりとしたトモの筋肉を持っている馬だが、ここだけが異常に発達している箇所というわけではなく、胸にもしっかりとした筋肉が付いている。バランスの取れた馬体の持ち主で、それが1番の長所と言えるだろう。それでも、首の周辺などはまだまだ成長の余地があり、おそらくは古馬になってから、ここは太くなっていくのではないだろうか。今回の仕上がりに関して言えば、太め感はまるでなく、有馬記念に出走したときとほぼ変わらない馬体。いきなり走れる。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ シュヴァルグラン 牡5 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫  父:ハーツクライ  母:ハルーワスウィート(母父:マキアヴェリアン) この馬の大きな特徴とも言える首の太さは相変わらず。ここは父ハーツクライに似ていない1番の部分でもある。反対に同じくボテッとして、ハーツクライ産駒らしくなかった腹構えはずいぶんとスカッと見せており、これが今回の大きな変化だろう。以前はマイラーから中距離に適性があるような馬体だったが、腹構えがシャープになったことで、胴が伸びたようにも感じさせる。本格化してきたのかもしれない。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ タマモベストプレイ 牡7 騎手:吉田隼人 厩舎:(栗)南井克巳  父:フジキセキ  母:ホットプレイ(母父:ノーザンテースト) 今年で7歳を迎えたが、筋肉の張りなどに衰えは感じず、まだまだ若々しいように感じる。この年齢になると、背中のラインが崩れてしまうものだが、この馬の立ち姿は集合姿勢になっていることが多い。脚が中央に集まってしまうことを表す集合姿勢では、背中のラインを判別することは難しく、開脚姿勢になった際には背中が落ちてきているのかもしれない。実際に馬を見ないと、その現状が分かりにくいタイプだ。 トーセンバジル 牡5 騎手:四位洋文 厩舎:(栗)藤原英昭  父:ハービンジャー  母:ケアレスウィスパー(母父:フジキセキ) 祖母エヴリウィスパー、3代母クラフティワイフの血統は晩成。これからのイメージを持ちやすい馬だが、すでにキ甲は抜けてしまっている。完成した馬体という印象を持った理由はこれで、そうなってくると発達した前に比べて、少し薄いトモが物足りなくなってくる。体を半分にしてみたら分かりやすいが、たっぷりと胸囲のある前に比べ、後ろは牝馬のように華奢。それが見た目のバランスを悪くしている。 レーヴミストラル 牡5 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)高野友和  父:キングカメハメハ  母:レーヴドスカー(母父:ハイエストオナー) まだ腹回りにはかなりの余裕があり、馬体の張りも昨春のほうが良かった。復調途上なのかもしれないが、それでもキングカメハメハ産駒らしい、逞しい馬体はさすがと思える。筋肉の量が豊富な馬で、ダートでも通用するようなパワフルさを感じる。レースまでに馬体を絞ってくることができるかだろう。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【3月11日(土)】金鯱賞

    【中京11R 金鯱賞】 プロディガルサン 牡4 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)国枝栄  父:ディープインパクト  母:ラヴズオンリーミー(母父:ストームキャット) 実戦を使ってきている強みが出ている馬体。毛ヅヤ、腹構えなどは昨秋あたりよりもいいくらいで、筋肉がはっきりと浮き出ている。全兄リアルスティールよりもトモの筋肉は発達しているくらいで、マイルから中距離くらいがベストの体型だろう。首周りにしっかりと筋肉も付いているのも好印象。サラブレッドの見本のような、素晴らしく見栄えのいい馬だ。 ルージュバック 牝5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)大竹正博  父:マンハッタンカフェ  母:ジンジャーパンチ(母父:オーサムアゲイン) 前走のジャパンCの時は首が少し細くなり、腹も巻き上がっている印象があった。今回も同じようにアバラが浮いているが、前走よりも腹構えはしっかりとしている。牝馬はこの差が大きい。牡馬に混じっても見劣らない発達したトモの筋肉を持っており、十分に逞しい馬体。マイル向きの体型ではなく、2000m前後からそれ以上の距離を必要とする馬だろう。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ルミナスウォリアー 牡6 騎手:柴山雄一 厩舎:(美)和田正一郎  父:メイショウサムソン  母:ルミナスハッピー(母父:アグネスタキオン) この馬の1番の良さはたっぷりとある胸囲。この首の厚みと逞しい胸前はオペラハウス、サドラーズウェルズの影響を受けたもので、好意的な表現をすれば、重厚感があるということになるのだろう。トモにも十分な筋肉があり、この部分でも高評価になるわけだが、その一方でシャープさが少し足りない。切れ負けしてしまう印象を持つ馬体だ。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ステファノス 牡6 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)藤原英昭  父:ディープインパクト  母:ココシュニック(母父:クロフネ) 線の細い馬が多いディープインパクト産駒だが、この馬は胸前やトモにしっかりとした筋肉を持っており、逞しさすら感じる馬体。飛節もしっかりとしており、それが安定した成績に繋がっている理由だと思う。一方で胴は長くなく、距離には限界があるタイプだ。休み明けということもあり、今回は腹周りに少し余裕を感じるが、馬体の張りは十分。前哨戦としての仕上がりに不足はない。 ヤマカツエース 牡5 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)池添兼雄  父:キングカメハメハ  母:ヤマカツマリリン(母父:グラスワンダー) 今回が有馬記念4着以来のレースになるわけだが、当時よりも馬体をスラッと見せているほどで、大型馬にありがちな太め感がない。馬体の張りに関しては、今回のほうがいいように見えるほどだ。発達した前駆は文句なしで、厚みのあるトモもいい感じ。キングカメハメハ産駒に通じる逞しさをこの馬も持っている。充実一途の雰囲気だ。 サトノノブレス 牡7 騎手:秋山真一郎 厩舎:(栗)池江泰寿  父:ディープインパクト  母:クライウィズジョイ(母父:トニービン) 前駆やトモの筋肉の付き方は完成された馬のそれで、厚みも十分にある。ディープインパクト×トニービンの印象はなくなってしまったが、この部分での衰えは感じない。しかし、今年で7歳。さすがに腹回りにゆとりが出てきた印象は拭えず、背中のラインも少し崩れてきた。そのシルエットは種牡馬になる直前の馬のような印象だ。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【3月5日(日)】弥生賞

    【中山11R 弥生賞】 カデナ 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)中竹和也  父:ディープインパクト  母:フレンチリヴィエラ(母父:フレンチデピュティ) ディープインパクト産駒だが、その繊細さはあまり感じず、フレンチデピュティの逞しさを感じる馬体。特にディープインパクトと違うのは発達したトモだ。本来、ディープインパクトのトモはストンと落ちているように見えるものなのだが、この馬はトモが盛り上がっている。マッチョな胸前も含め、少し異質な感じのディープインパクト産駒と言えるだろう。追い切りの動きも見せてもらったが、走りにまだブレを感じた。まだ体幹がしっかりしておらず、成長途上なのだろう。さらに良くなる余地を残した馬だ。 グローブシアター 牡3 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)角居勝彦  父:キングカメハメハ  母:シーザリオ(母父:スペシャルウィーク) エピファネイア、リオンディーズといったパワーを前面に出していた兄とは違った馬体の持ち主で、母のシーザリオともまた違う。同じスペシャルウィーク産駒でもシーザリオよりもブエナビスタのほうが父に近いと思っていたが、この馬にも同様のことが言える。無駄な肉がなく、バランスのいいスラッとした見た目は、母よりもスペシャルウィークに似ているくらいだ。キングカメハメハ産駒に多い逞しさはないが、全体的なバランスが非常に優れている。今回の出走馬でも最も気に入った馬だ。 ダンビュライト 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ルーラーシップ  母:タンザナイト(母父:サンデーサイレンス) 逞しい胸前と発達したトモを持っている馬。キングカメハメハの流れを汲む馬体の持ち主と言えるだろう。きさらぎ賞から日程が詰まっていることもあり、腹回りを実にすっきりと見せており、太め感は全くない。この馬の1番の特徴は前駆だろうか。これがパワーの源になっており、道悪も苦にしない要因となっていると思われる。いい馬だ。 コマノインパルス 牡3 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)菊川正達  父:バゴ  母:コマノアクラ(母父:フジキセキ) 牝馬のように薄い見た目をしている。3歳のこの時期でも牡馬なら、もう少しボリュームが欲しいところ。しかし、この馬はトモに厚みがなく、腹回りの肉も同様。どっしりとしたところがないのだ。腹回りが上がっているというほどではないが、目一杯でなかった今週の調教内容もこの馬体を見れば納得する。他の馬との比較で脛が細いのも気になるところだ。 ダイワキャグニー 牡3 騎手:北村宏司 厩舎:(美)菊沢隆徳  父:キングカメハメハ  母:トリプレックス(母父:サンデーサイレンス) しっかりとした筋肉が胸に付いていて、逞しさを感じさせる馬体。これはキングマンボ系の特徴で、母父サンデーサイレンスの影響をほとんど感じさせない馬と言えるだろう。まだ成長の余地を残しているが、首から先のボリュームが特に印象的で、いかにも牡馬らしい。まだしっかりとしていない筋肉に芯が入ってくれば、面白い存在になるかもしれない。 ベストアプローチ 牡3 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)藤原英昭  父:ニューアプローチ  母:サントエレナ(母父:エフィシオ) 前さばきの繋ぎが柔らかそうで、トモにも十分なボリュームがある。馬の雰囲気そのものは悪くない。悪くはないが、全体的なバランスがやや気になるところだ。昔の人は「背は短く、腹は長く」と言ったものだが、この馬は少し胴が詰まった印象を与える馬体。腹袋が出ていることもあるが、スラッと見せるところがない。ゆえに他の馬との比較で見劣ってしまうように思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

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    【2月26日(日)】中山記念

    【中山11R 中山記念】 アンビシャス 牡5 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)音無秀孝  父:ディープインパクト  母:カーニバルソング(母父:エルコンドルパサー) 無駄なところが一切ない、綺麗なシルエットの馬だ。特に気に入っているのはキ甲から背中、そしてトモへと繋がるライン。ディープインパクト産駒らしいスラッとした馬体の持ち主だが、必要な筋肉は十分に付いていて、特に肩周りのボリュームには、迫力を感じるほど。距離の壁を取り沙汰されることが多い馬だが、この馬体と血統から距離はこなせるはずで、行きたがる気性が課題になっているだけと考えている。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ リアルスティール 牡5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)矢作芳人  父:ディープインパクト  母:ラヴズオンリーミー(母父:ストームキャット) 前走のジャパンCに出走した時は、他の馬との比較で首が細く見えた。それが同馬のウィークポイントになると言ったほどだ。しかし、今回はその印象がずいぶんと薄れ、むしろ斑点の出ている毛ヅヤの良さに目がいく。久しぶりの実戦になるが、馬をかなり作っているし、同時に調子もいいと考えられる。胸前とトモの筋肉のバランスが絶妙で、飛節のラインもビシッと揃っているのが同馬の特徴。母系の良さがここに表れている。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ヴィブロス 牝4 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)友道康夫  父:ディープインパクト  母:ハルーワスウィート(母父:マキアヴェリアン) 競馬を使い、また調子も良かった秋華賞のほうが馬体に張りがあったのは確か。しかし、当時の馬体はあまりにも薄かった。今回の毛ヅヤはひと息で、見栄えする立ち姿ではないが、牝馬の冬毛には「繁殖期を迎え、体を守る」という意味合いがあり、たいていの場合で牡馬よりも毛ヅヤが悪く見える。昨秋よりも馬体に厚みが出てきており、特にキ甲からトモには必要な肉が付いてきた。腹は薄く見えるが、この時期のディープインパクト産駒の牝馬。許容範囲だろう。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ ヌーヴォレコルト 牝6 騎手:岩田康誠 厩舎:(美)斎藤誠  父:ハーツクライ  母:オメガスピリット(母父:スピニングワールド) 胸前とトモに牝馬らしからぬボリュームがあり、それが走る理由にもなっているのだろうが、その影響で首が他の馬よりも細く見えてしまう。GIIのハイレベルなメンバーに入るとバランスという意味で、やや見劣るかもしれない。ただし、この時期の牝馬にしては馬体に張りがあり、毛ヅヤもいい。父のハーツクライよりも母父スピニングワールドの影響を感じる見た目で、これが中距離志向の体を作っているのではないだろうか。 ネオリアリズム 牡6 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行  父:ネオユニヴァース  母:トキオリアリティー(母父:メドウレイク) まず目がいくのは、いかにも牡馬らしいどっしりとした腹構え。逆にこの腹構えが長距離よりもマイルから中距離の適性を作っている気がする。すっきりとは見せているが、スラッとはしていない。そんな表現が妥当だろうか。筋肉の付き方に変わったところはなく、毛ヅヤも衰えていない。好仕上がりでの出走と判断していいだろう。柔らかいトモをしている馬で、これは父ネオユニヴァースの影響だろう。そのイメージより柔軟性に富む馬だ。 ツクバアズマオー 牡6 騎手:吉田豊 厩舎:(美)尾形充弘  父:ステイゴールド  母:ニューグランジ(母父:ジャイアンツコーズウェイ) 中山金杯を制覇し、勢いに乗っての出走。他の馬よりも腹回りが上がったように見えるのは、レースを使っているからと考えていい。この馬の馬体で特徴的なのは首の長さと太さ。胴の3分の2くらいのところまでを、首が占めているような印象すら受ける。同時にトモにもかなりのボリュームがある馬で、前後のバランスもいい。GIを走る馬との比較でも馬体は見劣りせず、2000m前後の距離で活躍していく血統背景も上々。面白い馬だと思う。 ロゴタイプ 牡7 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)田中剛  父:ローエングリン  母:ステレオタイプ(母父:サンデーサイレンス) 一見して柔らかそうな筋肉を持っている。これはサンデーサイレンスの影響だろう。トモのボリュームはディープインパクト産駒にないもので、これは父のローエングリンから来たものだろうか。だが、それでも瞬発力に少し欠けてしまうのは、後肢の繋ぎが少し緩いからで、緩い繋ぎだと力が伝わりきらない。これが同馬の特徴であり、弱点と言えるかもしれない。首の長さはマイラーらしからぬもので、この手の馬は距離が延びてもいいし、この馬に関して言えば、血統的にも距離が延びていいはず。レース選択に幅がないのは不思議だ。 ※馬体診断は1週前時点での馬体から診断しております。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【2月19日(日)】フェブラリーS

    【東京11R フェブラリーS】 カフジテイク 牡5 騎手:津村明秀 厩舎:(栗)湯窪幸雄  父:プリサイスエンド  母:テイクザケイク(母父:スキャン) 前走の根岸Sからのレース間隔が詰まっていることもあるが、前走よりも馬体が締まり、さらにシャープになった感じがする。少なくとも状態のピークが過ぎたということはないだろう。この馬は首から背中までのラインが素晴らしく、走る馬に必要な胸囲も十分にある。発達した前の筋肉との比較で、トモは少しさびしいように見えるが、この部分はこれから成長していくのだろう。 モーニン 牡5 騎手:R.ムーア 厩舎:(栗)石坂正  父:ヘニーヒューズ  母:ギグリー(母父:ディストーティドヒューマー) ストームキャット系の馬ではあるが、祖父のヘネシーはスラッとした馬体の持ち主で、それはヘニーヒューズも同様。この馬はその流れを汲んだ馬体をしている。ダートっぽい印象を受けにくいが、前駆はかなり発達しており、これがスピードとパワーの源になっていると考えていい。無駄肉がまるでなく、かなり仕上がっているように見える。地方の深い砂は合わないタイプだ。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ コパノリッキー 牡7 騎手:武豊 厩舎:(栗)村山明  父:ゴールドアリュール  母:コパノニキータ(母父:ティンバーカントリー) トモと胸前の筋肉が素晴らしく、首回りも逞しい。首の長さもそれなりにあり、これなら中距離までこなすのも納得という感じの馬体だ。腹回りにゆとりを感じる見た目だが、これは年齢的なものではなく、ティンバーカントリー、ウッドマンという血統的な要素から来ているものだろう。加齢とともに馬体が緩み、ゆとりが出てくるものだが、この馬の馬体はそれを感じない。 ベストウォーリア 牡7 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)石坂正  父:マジェスティックウォリアー  母:フラーテイシャスミス(母父:ミスターグリーリー) エーピーインディ産駒の父マジェスティックウォリアーに母父がミスターグリーリー。その血統のイメージに沿うパワフルな馬体をしている。分厚いトモに逞しい腹袋。胸囲もたっぷりとあり、首はやや短め。どうしても距離には壁ができてしまうタイプだ。今年で7歳を迎えたが、体のラインに緩みは見られず、まだまだ逞しい。 アスカノロマン 牡6 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)川村禎彦  父:アグネスデジタル  母:アスカノヒミコ(母父:タバスコキャット) 私が管理したアグネスデジタルの産駒。共通しているのは脚の付き方、つまりは角度だ。腹回りがボテッとしているのもデジタルに似た要素だろう。おっとりとしていて、食いが旺盛と思える馬体。ただ、前走時よりも少し身体に余裕があるように感じるし、トモにもう少し肉が付いてほしい。 ゴールドドリーム 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)平田修  父:ゴールドアリュール  母:モンヴェール(母父:フレンチデピュティ) 父がゴールドアリュールで母父はフレンチデピュティ。もう少し筋肉がしっかりと付いてくるはずの血統だが、この馬は成長途上の4歳ということもあり、他の馬との比較でトモがさびしい。胸囲はしっかりとあり、おそらくは成長とともにトモにも肉が付いていくのだろう。腹回りはスッキリと見せ、仕上がりそのものは良さそうだ。 ■前走の馬体診断(有料メンバー限定)はコチラ サウンドトゥルー 騙7 騎手:柴田善臣 厩舎:(美)高木登  父:フレンチデピュティ  母:キョウエイトルース(母父:フジキセキ) この馬のセールスポイントはボリュームが十分にあるトモだろう。それとの比較で胸前の筋肉が物足りないが、これは馬のタイプによるところが大きく、この馬はこの馬体で結果を出してきたのだから、問題はないだろう。ただし、昨年のチャンピオンズCの時よりも腹構えが立派に見えることだけは追記しておきたい。 ノンコノユメ 騙5 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)加藤征弘  父:トワイニング  母:ノンコ(母父:アグネスタキオン) 去勢した影響がまだ残っているのだろうか。チャンピオンズCの時も感じたが、以前よりもトモがスラッとし過ぎている印象。胸前、腹回りはトモに比べると悪くはないが、それでも他馬との比較で迫力が少し足りない。頼りないという言葉のほうが妥当なくらいだ。それは背中からトモにかけてのラインも同様のことが言える。 ※馬体診断は1週前時点での馬体から診断しております。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

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    【2月12日(日)】京都記念

    【京都11R 京都記念】 マカヒキ 牡4 騎手:R.ムーア 厩舎:(栗)友道康夫  父:ディープインパクト  母:ウィキウィキ(母父:フレンチデピュティ) 冬場ということでダービーのときよりも毛ヅヤは悪く見えるが、馬体の仕上がりそのものは当時とほぼ変わっていない。ボリュームが出ているわけでもないし、スケールアップしているわけでもないが、変わらないということは悪いことではないだろう。このレベルの馬にとっては、誉め言葉と言ってもいい。休み明けだが、太め感はまるでなく、背中のラインも相変わらず素晴らしい。これだけの仕上がりなら、力が出せるはずだ。ディープインパクト産駒でも母父はフレンチデピュティ。母父譲りのしっかりとした筋肉を持っている馬。 ミッキーロケット 牡4 騎手:和田竜二 厩舎:(栗)音無秀孝  父:キングカメハメハ  母:マネーキャントバイミーラヴ(母父:Pivotal) ディープインパクト産駒のマカヒキと比較すれば、キングカメハメハ産駒の同馬はトモのボリュームが目立つ。キ甲も発達しており、非常にバランスがいい。また、腹回りは締まっており、銭型も浮いている。前走から間隔が詰まっており、見た目そのものに大きな変化は感じないが、状態に関しての不安は皆無と言えるだろう。つまりは休み明けだった前走の時点で、すでにきっちりと仕上がっていたというわけだ。 サトノクラウン 牡5 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行  父:Marju  母:ジョコンダII(母父:Rossini) 腹袋がしっかりとある馬体は、一見すると太く感じられるほどだが、圧勝だった昨年のこのレースも似たようなシルエットで走っている。逆に惨敗だった昨年の天皇賞(秋)のようにスッキリし過ぎているような馬体では、力が発揮できないタイプなのではないか。腹袋がしっかりしているほうが、トモにも厚みが出てくるようなので、今回はその部分もクリアしている。馬には個体差があるものだが、やや太めに見えるくらいが、この馬のベスト体型なのだろう。 ヤマカツライデン 牡5 騎手:池添謙一 厩舎:(栗)池添兼雄  父:シンボリクリスエス  母:ヤマカツオーキッド(母父:ダンスインザダーク) 背中のラインを見てもらえれば一目瞭然だが、キ甲があまり出ていないタイプ。母父ダンスインザダークの産駒に近い大型馬で、全体的なバランスがいいので見栄えがする。しかし、ダンスインザダークの特徴が出れば出るほど、競馬にいってジリっぽい面があり、切れを求められる現代競馬に合わない馬になってしまう。それが最大の弱みと言えるだろう。この時期は絞るのが難しいので、太めだった前走の馬体がシャープになった印象もない。 ガリバルディ 牡6 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)藤原英昭  父:ディープインパクト  母:シェンク(母父:Zafonic) 京都金杯のときよりも張りが出てきたように感じられ、見た目から体調の良さが伝わってくる。今回のポイントは久々に走る2200mの距離だろう。正方形な見た目に加えて、ディープインパクト産駒にしてはトモも実にしっかりしている。マイル戦線で活躍したザフォニック(Zafonic)を母父に持つ馬で、それに近い系統の体つき。これまでの成績が示す通り、ベストはマイルではないか。 スマートレイアー 牝7 騎手:岩田康誠 厩舎:(栗)大久保龍志  父:ディープインパクト  母:スノースタイル(母父:ホワイトマズル) ディープインパクト産駒はトモの薄い馬が多く、この馬もその傾向に沿っているが、それを補って余りあるのが発達した胸前の筋肉。これだけの胸囲をしている牝馬はなかなかいないだろう。首の周囲にもしっかりと肉が付いていて、それは腹周りも同様。牝馬らしからぬパワフルな馬体が、これまでの実績を築き上げてきた要因と言える。7歳牝馬になったが、衰えた感じはない。 ※馬体診断は1週前時点での馬体から診断しております。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

  • 2017年重賞出走予定馬

    【2月5日(日)】東京新聞杯

    【東京11R 東京新聞杯】 エアスピネル 牡4 騎手:武豊 厩舎:(栗)笹田和秀  父:キングカメハメハ  母:エアメサイア(母父:サンデーサイレンス) 前走の京都金杯で久しぶりの重賞制覇。当時の姿と比較しても、大きくは変わらない。ひ腹の辺りをスカッと見せ、この時期にありがちな太め感も皆無。馬体にも張りがある。一目で状態の良さが伝わってくる立ち姿だ。この馬の一番いいところはしっかりとしたトモ。だが、それは一方で距離に限界があることを示唆している。能力の高さで距離をこなしてきたが、馬体だけで判断をすれば、距離はマイルから中距離がベストだろう。 ロイカバード 牡4 騎手:横山典弘 厩舎:(栗)松永幹夫  父:ディープインパクト  母:アゼリ(母父:Jade Hunter) 全体的なバランスがとにかく素晴らしい。見た目の印象は父ディープインパクトではなく、母の名牝アゼリに似ている。私は実際にアゼリを見たことがあるが、牝馬でもガッチリとした馬体の持ち主。現在のこの馬の姿はそれに近い。胸囲がたっぷりとあって、トモに張りがある。ディープインパクト産駒と思えないほど、しっかりしている腹周りもこの馬の特徴のひとつだ。首が太く、逞しいので、顔が小さく見えているほど。馬体は格負けしていない。 ブラックスピネル 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)音無秀孝  父:タニノギムレット  母:モルガナイト(母父:アグネスデジタル) タニノギムレット産駒の牡馬。腹袋がしっかりとしているのはブライアンズタイム系の特徴のひとつだ。この部分だけを見るとマイラーの印象になるのだろうが、キ甲から背中にかけてのラインを改めて見て欲しい。後駆の盛り上がりがそれほどなく、これは距離をこなす馬のシルエット。適性はマイルではなく、それ以上の距離にあるのではないか。クビからキ甲、胸前には牡馬らしい迫力がある。古馬になり、成長期に入った証拠だろう。 ブラックムーン 牡5 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)西浦勝一  父:アドマイヤムーン  母:ロイヤルアタック(母父:ジェネラス) アドマイヤムーン産駒を1頭しか手掛けたことがないので、この馬体が同馬の特徴かどうかの判断は難しいが、少なくともブラックムーンは父父エンドスウィープ、3代父フォーティナイナーの流れに沿う馬ではないだろう。スラッとした馬体は、牝馬と見間違うような線の細さ。キリッとした表情はしているが、寸が詰まっているわけでもなく、5歳牡馬のマイラータイプという印象はとても持てない。個人的にはもう少しボリュームがあってほしいと思う。 ヤングマンパワー 牡5 騎手:戸崎圭太 厩舎:(美)手塚貴久  父:スニッツェル  母:スナップショット(母父:サンデーサイレンス) 昨年の勢いは凄かったが、今回の馬体はどうなのだろうか。トモの薄さは母父であるサンデーサイレンスの流れを汲むもの。これ自体はそこまで気にならないのだが、問題はボリュームがなくなってしまった腹回りだ。冬場のこの時期は絞ることが難しいはずで、しかも同馬の場合はマイルCS後に一息入れている。それでいて、アバラを見せているような馬体。全体的なバランスも悪い。まるで力のない牝馬のようだ。 マイネルアウラート 牡6 騎手:柴田大知 厩舎:(美)高橋裕  父:ステイゴールド  母:マイネシャンゼリゼ(母父:トウカイテイオー) 首が長く、キ甲もしっかりと出ている。馬体にも張りがあるように感じられるし、牡馬らしい雰囲気がある。このシルエットは父のステイゴールドではなく、母父であるトウカイテイオーに通じるもの。とても綺麗な馬だ。ただし、トウカイテイオーと比べると寸が詰まっており、短い距離を走る馬に共通するしっかりとしたトモも持っている。長い距離に向いたタイプではなく、マイルくらいが適性だと考えていい。 ※馬体診断は1週前時点での馬体から診断しております。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで

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