競馬界でも“最強”と噂される眼力で、週末レースの有力馬をジャッジ!

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  • 2019年重賞出走予定馬

    【1月20日(日)】AJCC

    フィエールマン 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)手塚貴久 父:ディープインパクト 母:リュヌドール(母父:Green Tune) 少し首が短く、胴も詰まり気味の印象はあるが、それを差し引いても素晴らしい馬体をしており、さすがキャリア4戦で菊花賞を勝った馬という印象を持った。前述したような体型なので、本質的には中距離くらいに適性がある馬だろうが、脚はそれなりに長いので、これが距離をこなす一因になっていると思われる。キ甲が発達し、胸前のボリュームもトモの厚みも十分。使い込めない弱さがあるそうだが、とてもそんな馬には見えない。 ジェネラーレウーノ 牡4 騎手:田辺裕信 厩舎:(美)矢野英一 父:スクリーンヒーロー 母:シャンハイロック(母父:ロックオブジブラルタル) がっしりとした馬体はデインヒル系のロックオブジブラルタル、ストームキャットなどがいる母系の影響を感じるもの。基本的にはスピードで押す中距離タイプの馬体だが、それなりの胴の長さがあるので距離をこなすのだろう。要所の筋肉の付き方が良く、キ甲の発達もまずまず。菊花賞以来のレースでもしっかりと仕上がっており、太い印象は受けない。 ダンビュライト 牡5 騎手:北村友一 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ルーラーシップ 母:タンザナイト(母父:サンデーサイレンス) 明け5歳という年齢を考えれば、もう少しキ甲が盛り上がってきてもいいように感じるが、気になるところはそれくらい。キングカメハメハの血統らしい筋肉質の馬体。前脚の短さはキングマンボの系統ではよく見る特徴のひとつだ。腹構えは古馬の牡馬らしい風格があり、これも仕上がりは良好。太いようには見えない。 ステイインシアトル 牡8 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ステイゴールド 母:シアトルサンセット(母父:Belong to Me) 祖母のウィークエンドインシアトルは名馬エーピーインディーの全妹。母父のビロングトゥミーはダンジグ産駒のスピード馬だった。ステイゴールド産駒とは思えない首の太さ、胸前の厚みは母系からの強い影響を証明するもので、ステイゴールド産駒ながらスピードを武器にする競馬のスタイルにもそれは表れている。年齢的な衰えはなく、馬体には張りがある。 ショウナンバッハ 牡8 騎手:三浦皇成 厩舎:(美)上原博之 父:ステイゴールド 母:シュガーハート(母父:サクラバクシンオー) キタサンブラックの半兄という血統の馬だが、弟に似ている面はあまりない。キタサンブラックは体に厚みがあり、非常にたくましい印象を受けたが、この馬は父がステイゴールドのためか全体的に薄くて、長い距離に向いた体型。母のシュガーハートは種牡馬によって違うタイプを出せる繁殖牝馬なのだろう。時期的なものもあるが、馬体が少しくすんで見える点は気になるところだ。 サクラアンプルール 牡8 騎手:蛯名正義 厩舎:(美)金成貴史 父:キングカメハメハ 母:サクラメガ(母父:サンデーサイレンス) 太めの首と胸前には父キングカメハメハの影響を強く感じるが、一方でトモの厚みは物足りない。発達した上半身に対し、トモのボリュームがあまりにも足りないため、前とのバランスがひと息に見えてしまう。ここがマイナス面だ。母父サンデーサイレンスの特徴と考えても不十分だろう。一方で8歳にしては馬体に張りがあり、若々しい印象は与える。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

  • 2019年重賞出走予定馬

    【1月14日(月)】京成杯

    シークレットラン 牡3 騎手:内田博幸 厩舎:(美)田村康仁 父:ダンカーク 母:カールファターレ(母父:キングカメハメハ) 父ダンカークはアンブライドルズソング産駒で母父にエーピーインディがいる馬だが、決してアメリカ的な馬体の馬ではなく、芝の中距離以上にも対応できそうな種牡馬と考えている。この馬も胴長で薄手。芦毛の父には似ていないが、母父のキングカメハメハのような筋肉質のタイプでもない。太りにくそうなタイプで冬場に強い馬だろう。首からキ甲にかけてのラインがよく、潜在的なスピードを持っている馬に見えた。 ランフォザローゼス 牡3 騎手:O.マーフィー 厩舎:(美)藤沢和雄 父:キングカメハメハ 母:ラストグルーヴ(母父:ディープインパクト) 筋肉質でパワフルなキングカメハメハの力強さが出ている馬だ。キ甲も発達しており、十分な胸囲もある。トモのバランスもいい。本当に素晴らしい馬体をしている馬だと思う。もう少し胴に伸びがあれば、クラシックディスタンスでも不安はなしと言い切れるのだが、エアグルーヴを祖母に持つ血統なら、距離はそれなりにこなしてくれるだろう。 ダノンラスター 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)堀宣行 父:ディープインパクト 母:プリンセスオブシルマー(母父:Majestic Warrior) トモが少し薄めに見えるのがディープインパクト産駒の特徴。この馬は特に首から肩にかけてのボリュームがあるので、少し前が勝ち過ぎているように見えてしまうが、バランスは崩れておらず、これはこれでOKと考えてほしい。キ甲の出方も十分で早くから走れそうな印象。母父のマジェスティックウォリアーはパワータイプの大型馬だが、この馬はディープインパクト産駒が持つしなやかさを失っていない。 カテドラル 牡3 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)池添学 父:ハーツクライ 母:アビラ(母父:Rock of Gibraltar) 厚みのある胸前とトモをしているタイプで、いかにもスピードがありそうな馬ではあるが、それは距離をこなせないという意味ではなく、むしろ中距離以上のほうが特徴を活かせそうな胴の伸びをしている。スピードの持続量を活かせる舞台を好むタイプと考えてほしい。柔らかそうな繋をしているが、気になるのは飛節の部分。牡馬ならもう少し厚みがあってもいいと思う。 カフジジュピター 牡3 騎手:坂井瑠星 厩舎:(栗)矢作芳人 父:ディープインパクト 母:レインデート(母父:Unbridled's Song) 短めの繋にまずは目がいく。ディープインパクトでもなく、アンブライドルズソングでもない繋の部分はどの馬の影響を受けたものなのか? これがハッキリとしないので評価は微妙になってしまうが、首回りのボリュームは十分であり、トモの格好も悪くない。なにより掛け合わせている種牡馬に崩れがほとんどない。現段階では気にする要素でないのかもしれない。 ラストドラフト 牡3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)戸田博文 父:ノヴェリスト 母:マルセリーナ(母父:ディープインパクト) 母マルセリーナはディープインパクト産駒であったが、そのイメージはマイラー。桜花賞を勝っている馬だ。同馬はその影響が強いのか、正方形に近い馬体をしており、トモの部分もディープインパクトの流れを引く馬にしては立派。これが短距離戦なら問題ないところだが、2000mという条件を考えれば、もう少しシャープさがあってもいいと思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【12月28日(金)】ホープフルS

    ニシノデイジー 牡2 騎手:勝浦正樹 厩舎:(美)高木登 父:ハービンジャー 母:ニシノヒナギク(母父:アグネスタキオン) 腹回りがスカッとし過ぎているのは気になる材料だろう。本来、これくらいの腹構えの馬であれば、キ甲がはっきりと出てきて、それが背中からトモへの盛り上がりへと繋がっていくものだが、この馬はそれがなく、トモに関しては「薄い」と表現してもいいほど。トモの薄さからくる前後のバランスの悪さこそが、物足りなさを感じる一番の理由だろう。馬体だけを言えば、特筆すべき面は少ない。 サートゥルナーリア 牡2 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)中竹和也 父:ロードカナロア 母:シーザリオ(母父:スペシャルウィーク) 2歳と思えないような完成された馬体をしている馬。胸前にもトモの部分にも十分な筋肉が付いていて、そのバランスもしっかりとしている。発達したキ甲から背中のラインも素晴らしく、ロードカナロアの産駒でも胴が詰まっている印象がない。距離延長にも対応するだろう。この1戦だけを言えば、すでにあばら骨の浮き出た腹回り。しっかりと仕上がっている。 アドマイヤジャスタ 牡2 騎手:C.ルメール 厩舎:(栗)須貝尚介 父:ジャスタウェイ 母:アドマイヤテレサ(母父:エリシオ) 500キロの馬体重がある馬だが、スラッと見せる馬体は重さを感じさせない。おそらくは背が高いのだろう。明らかに中距離以上に適性のある体をしているが、半兄がハーツクライ産駒のアドマイヤラクティと聞けば、それも納得である。目立った活躍馬を出せなかった母父のエリシオだが、産駒の馬体そのものは良かった。母系の影響も受けているのかもしれない。 ブレイキングドーン 牡2 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)中竹和也 父:ヴィクトワールピサ 母:アグネスサクラ(母父:ホワイトマズル) キ甲の発達も十分なら、トモの部分の盛り上がりも実にしっかりとしている。たくましい馬体をしているが、首がそこまで短くはないので、長い距離に対する適性もそれなりにありそうだ。この時期にしては毛ヅヤが素晴らしく、体調面はかなり良好と考えていい。少し太めに見えた前走と違い、今回は腹回りもスラッと見せている。 ヴァンドギャルド 牡2 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)藤原英昭 父:ディープインパクト 母:スキア(母父:Motivator) ディープインパクト産駒らしい面が少なく、どちらかというとパワーを感じる馬体。最も特徴的なのはたっぷりとある胸囲としっかりとした腹袋。母父モチヴェーターの父であるモンジューの影響を感じる馬だ。たくましい印象こそあるものの、現状は上半身が勝っている。腰回りがしっかりとしてくることで、前後のバランスが整ってくるはずだ。 ミッキーブラック 牡2 騎手:O.マーフィー 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ブラックタイド 母:マラコスタムブラダ(母父:Lizard Island) ブラックタイド産駒らしい伸びのある馬体をしており、2歳にしてはキ甲も発達。トモの筋肉も十分に付いており、全体的なバランスも取れている。スラッと見せている馬体の印象から、適性距離は2000m前後、もしくはそれ以上といった感じだろうか。すっきりと見せる腹構えは仕上がっている馬のそれ。前走からの上積みも感じる。 キングリスティア 牡2 騎手:内田博幸 厩舎:(栗)河内洋 父:ベルシャザール 母:リスティアアスリー(母父:スピニングワールド) 少しトモの位置が高い面はあるが、それを考慮しても全体的なバランスは悪くなく、母系にスピニングワールド、テスコボーイと並ぶ血統ながら、胴長で中距離以上の距離に合いそうなシルエット。今後に期待の持てる馬体をしていると思う。芯が入ってくるのは先だろうが、ひと叩きした効果で、前走よりもシャープになってきている。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【12月23日(日)】有馬記念

    レイデオロ 牡4 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄 父:キングカメハメハ 母:ラドラーダ(母父:シンボリクリスエス) どこも悪いところがない仕上がり。腹回りもすっきりと締まり、アバラ骨が少し浮いて見えるほど。それでいて要所の筋肉はしっかりと隆起している。この時期にしては馬体の張り、毛ヅヤともに良好で、ところどころに斑点も出ている。体調のいい証拠と言えるだろう。 キセキ 牡4 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中竹和也 父:ルーラーシップ 母:ブリッツフィナーレ(母父:ディープインパクト) 5月生まれということで納得したのだが、その見た目は完成の域に入っておらず、キ甲も十分に出ていない。つまりは伸びしろがまだまだあるということだ。トモの筋肉の盛り上がりに見るべきところがあり、また馬体の張りもかなり目立っている。現状の仕上がりとしては文句ないものと言えるだろう。 シュヴァルグラン 牡6 騎手:H.ボウマン 厩舎:(栗)友道康夫 父:ハーツクライ 母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian) 毛ヅヤの良さは常に際立っており、首回りからキ甲にかけての発達も素晴らしい。完成されている馬の馬体だ。この馬の注目ポイントは右がベタ爪で左がタカ爪と形状の違う足元をしているところ。決して稀なわけではないのだが、このような馬は回りなどによって走りが変わることもある。覚えておきたい。 ミッキーロケット 牡5 騎手:O.マーフィー 厩舎:(栗)音無秀孝 父:キングカメハメハ 母:マネーキャントバイミーラヴ(母父:Pivotal) 冬毛も少し出ているが、その一方で斑点も浮き上がってきている。少なくとも、体調に不安のある馬の馬体ではないと言っておきたい。筋肉質な馬の多いキングカメハメハの産駒だが、マッチョというよりも全体的にスラッと見せる長距離体型。距離延長はプラスに出ると思う。 オジュウチョウサン 牡7 騎手:武豊 厩舎:(美)和田正一郎 父:ステイゴールド 母:シャドウシルエット(母父:シンボリクリスエス) 7歳馬だが、意外と若い体付きをしており、本来はくぼみが出てきて不思議がないはずの背中のラインもしっかり。年齢と相反する活力を感じさせる馬体と言っていいだろう。もちろん、仕上がりのほうも悪くなく、胸のボリュームとすっきりした腹回りの対比は見事。メリハリのある体をしている。 サトノダイヤモンド 牡5 騎手:B.アヴドゥラ 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:マルペンサ(母父:Orpen) すでにキ甲が抜け、背中から腰にかけてのラインは完成した馬のそれに見える。最近の成績はひと息だが、太めもなければ、馬体の張りもそれなり。見た目の印象は決して悪くないと言っておきたい。ただし、前走のJCから大きく変わっている部分がないのも確かで、上積みはそこまで大きくない。 ブラストワンピース 牡3 騎手:池添謙一 厩舎:(美)大竹正博 父:ハービンジャー 母:ツルマルワンピース(母父:キングカメハメハ) 3歳馬にしてはキ甲から胸囲にかけてのボリュームが十分にあり、パワフルな印象を与えるが、その一方でトモの部分は盛り上がりに欠ける。前が良過ぎるので後ろがさびしく見えてしまっているのかもしれないが、いずれにしろバランスという点でひと息。完成はもう少し先か。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

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    【12月16日(日)】朝日杯FS

    グランアレグリア 牝2 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ディープインパクト 母:タピッツフライ(母父:Tapit) キ甲がしっかりと出ているだけでなく、首回りからトモへかけてのラインも素晴らしいものがある。ディープインパクト産駒の牝馬には珍しいほどの肉付きで、トモの盛り上がり方は牡馬のようだ。文句のつけるところがない馬体をしているが、あえてのポイントを言うなら長距離向きの体ではないということ。現時点ではトップクラスのマイラーという評価でいいはず。 アドマイヤマーズ 牡2 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫 父:ダイワメジャー 母:ヴィアメディチ(母父:Medicean) 首から肩にかけてのたくましさが目立つが、決して前ばかりが発達している馬ではなく、トモのほうにも十分な厚みがある。2歳馬離れした力強さを感じる馬だ。ダイワメジャー産駒にしては胴に伸びがあり、2000mまでなら問題なくこなしてしまいそうな雰囲気。繋も柔らかいので、単純なスピード馬でもないだろう。すでにアバラ骨が浮いた馬体。仕上がりのほうでもトップクラスだ。 ファンタジスト 牡2 騎手:武豊 厩舎:(栗)梅田智之 父:ロードカナロア 母:ディープインアスク(母父:ディープインパクト) 肩先から首回りの筋肉がとにかく素晴らしく、キ甲の出方にも目を引くものがある。少し胴が短く、かなり筋肉質でもあるので、距離には限界があるタイプかもしれない。しかし、それを考慮しても高い評価をしたい馬体。スピードと切れは相当なものだろう。素晴らしい毛ヅヤをしており、太め感もない。この1戦を目標にしっかりと仕上がっている印象だ。 ケイデンスコール 牡2 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)安田隆行 父:ロードカナロア 母:インダクティ(母父:ハーツクライ) まだ成長途上というか、全体的な頼りなさを感じさせる馬体。それなりの筋肉を持っているのだろうが、その部分がはっきりとせず、ぼんやりとしたシルエットになってしまっている。もう少しキ甲が出てきて、骨格が固まってくれば、また違った体付きになってくるはずだ。夏の新潟以来のレースになるが、腹回りは意外にすっきりとしていて、太めが残っている感じもない。仕上がりそのものはまずまず。 ニホンピロヘンソン 牡2 騎手:浜中俊 厩舎:(栗)安達昭夫 父:ルーラーシップ 母:ニホンピロアブミ(母父:コマンダーインチーフ) ルーラーシップにコマンダーインチーフと血統配合なら、そのイメージは中距離以上になってくると思うのだが、この馬は距離が延びていい感じがしない。馬体の節々がゴツゴツとしているように見え、キ甲はそれなりに出ているものの、力強さを感じさせるところまではたどり着いていない。牡馬にしてはコンパクトに見えるあたりがそもそもの問題なのかもしれない。 マイネルサーパス 牡2 騎手:丹内祐次 厩舎:(美)高木登 父:アイルハヴアナザー 母:マイネアクティース(母父:タマモクロス) 馬体の張りはまずまずなので、状態そのものはいいのだろう。トモの部分の筋肉もそれなりに付いているのだが、合格点と思える部分はこれくらい。短くて細い首に牡馬らしい力強さ、たくましさを感じられないし、胴の伸びもひと息。なによりも全体的なシルエットに目立つものがなく、GIで勝ち負けを意識できるような迫力を感じない。難しいと思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

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    【12月9日(日)】阪神JF

    シェーングランツ 牝2 騎手:武豊 厩舎:(美)藤沢和雄 父:ディープインパクト 母:スタセリタ(母父:Monsun) 胸前にそれなりの筋肉が付いているが、トモの部分には牝馬らしい薄さを残しており、全体的にスラッと見せる馬体。ディープインパクト産駒らしい体型で、フランケル産駒だった姉のソウルスターリングとはイメージの違うタイプと言えるだろう。マイル戦でも対応可能だが、距離が延びて良さが出る馬かもしれない。キ甲の発達もまずまずで、1月生まれらしいシルエットをしている。 ダノンファンタジー 牝2 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)中内田充正 父:ディープインパクト 母:ライフフォーセール(母父:Not For Sale) 少し冬毛が出始めているが、これは時期的なものなので気にしなくていいだろう。トモと肩先のバランスは十分だが、キ甲の発達がひと息。そのためか背中の伸びが十分でないように見える。立ち気味の繋もポイントで、ディープインパクト産駒でも切れを武器にするタイプではないかもしれない。横から見た馬体は正方形。距離はマイルあたりまでだろうか。 クロノジェネシス 牝2 騎手:北村友一 厩舎:(栗)斉藤崇史 父:バゴ 母:クロノロジスト(母父:クロフネ) トモが少し薄めな馬体は「牝馬らしい」との表現がぴったり。これから成長していく馬ではないだろうか。父がバゴで母父はクロフネ。パワータイプが出ても不思議のない血統構成だが、そのイメージとは正反対の切れを感じさせる。これが面白いところだ。これから成長していく馬との表現はしたが、現状でも頼りない印象はなく、小柄でもまとまった馬体はしている。 プールヴィル 牝2 騎手:秋山真一郎 厩舎:(栗)庄野靖志 父:Le Havre 母:ケンホープ(母父:Kendargent) コンパクトではあるが、キ甲がかなり発達し、胸前にもトモにもボリュームが十分。丸みはあるが、太めではなく、馬体の張りも目立っている。今回の出走馬でも目立つ1頭ではないだろうか。父のルアーヴルはフランスのダービー馬で母系も長距離に適性があるはずの血統だが、体型的には短距離馬のそれ。意外性を感じる馬と言えるかもしれない。 ビーチサンバ 牝2 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)友道康夫 父:クロフネ 母:フサイチエアデール(母父:サンデーサイレンス) クロフネ産駒らしくない軽さを感じる馬。母フサイチエアデールの印象に近く、特にトモの格好はサンデーサイレンス系の牝馬らしいものだが、決して頼りないわけではない。首から背中にかけてのラインは悪くなく、胸囲のほうも十分な厚みがある。足元をすっきりと見せているのも好印象だ。切れを武器にするタイプの馬だろう。 レッドアネモス 牝2 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)友道康夫 父:ヴィクトワールピサ 母:マチカネハヤテ(母父:サクラバクシンオー) 母父にサクラバクシンオーがいる血統背景だが、父のヴィクトワールピサの影響が強く出ているのか、脚の長い体型は長距離向きのそれ。メリハリのある筋肉の付き方に好印象をもてるだけでなく、飛節も足元も文句のつけるところがない。力強さを感じさせる1頭だが、問題は今回の距離だろう。本質的にはもう少し距離があったほうがいいように思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【12月2日(日)】チャンピオンズC

    ルヴァンスレーヴ 牡3 騎手:M.デムーロ 厩舎:(美)萩原清 父:シンボリクリスエス 母:マエストラーレ(母父:ネオユニヴァース) 肩先から胸前にかけての筋肉の発達は3歳馬と思えないほどのたくましさで、トモの部分のボリュームも十分にある。繋の柔らかさに母父ネオユニヴァースの影響を感じるが、ダート馬らしい厚みのある馬体はティンバーカントリーあたりの要素が強いのだろうか。この時期にしては毛ヅヤも良く、体調は良好と判断していいだろう。少し直飛気味のタイプではあるが、これで結果を出し続けている。不安要素とまではならないはずだ。 ケイティブレイブ 牡5 騎手:福永祐一 厩舎:(栗)杉山晴紀 父:アドマイヤマックス 母:ケイティローレル(母父:サクラローレル) キ甲はしっかりと出ているものの、胸前のボリュームと比較して首がやや細め。ダートを主戦場としている5歳の牡馬にしては力強さに少し欠ける馬体で、それは厚みに欠けるトモの部分にも言える。全体的なバランスもひと息で、パッと見ただけの印象では走る要素を見つけにくい馬だ。父アドマイヤマックス、母父サクラローレルのどちらにも似ていない不思議な馬体をしている。 サンライズノヴァ 牡4 騎手:戸崎圭太 厩舎:(栗)音無秀孝 父:ゴールドアリュール 母:ブライトサファイヤ(母父:サンダーガルチ) 相対的に日本のダートは繋の立った馬が多く、この馬もその傾向に合致するタイプだが、全体的なバランスに優れているので、硬いというイメージを受けない。首から背中にかけてのラインが綺麗で、キ甲の部分の発達も十分。腹構えもしっかりしていて、要所の筋肉の盛り上がり方もいい。スラッと見せる馬体に距離不安は感じられず、むしろプラス材料にする可能性までありそう。 アンジュデジール 牝4 騎手:横山典弘 厩舎:(栗)昆貢 父:ディープインパクト 母:ティックルピンク(母父:フレンチデピュティ) キ甲が十分に発達し、肩先から胸前にかけての部分は牝馬と思えないほどの発達を見せている。一方で繋の部分は立ち気味で柔らかさに欠ける印象。ディープインパクト産駒の印象とは正反対の馬体をしている馬で、フレンチデピュティ、クラフティプロスペクターといった母系にいるダート馬の影響を強く感じるタイプだ。それは短めの首にも感じることで、スタミナよりもスピードを武器にしている馬だと思う。 サンライズソア 牡4 騎手:J.モレイラ 厩舎:(栗)河内洋 父:シンボリクリスエス 母:アメーリア(母父:スペシャルウィーク) 全体的に前が勝ったタイプの馬で、腰回りからトモにかけての部分は少し薄く見えるほど。長めの繋は母父のスペシャルウィークから影響を受けたものだろうし、首や脚の長い馬体はスペシャルウィークだけでなく、父シンボリクリスエスの影響もありそうだ。いずれにしろ、芝の長丁場でも走れそうな馬体をしていながら、ダートがメインになっているのは、父の産駒に共通して見られる硬さが同馬にもあるからだろう。 オメガパフューム 牡3 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)安田翔伍 父:スウェプトオーヴァーボード 母:オメガフレグランス(母父:ゴールドアリュール) トモの部分の筋肉の付き方は素晴らしいが、パワフルな馬が多い今回の出走馬の中では異質の薄い馬体で、キ甲も完全に抜けきっていない。3歳馬でまだ成長途上の段階と考えたほうが良さそうだ。繋は立ち加減だが、硬いと感じるほどではなく、それ以上に薄さが気になる状態。力のいる馬場をこなすタイプではないだろうし、現状は切れを優先する競馬になると思う。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

  • 2018年重賞出走予定馬

    【11月25日(日)】ジャパンC

    アーモンドアイ 牝3 騎手:C.ルメール 厩舎:(美)国枝栄 父:ロードカナロア 母:フサイチパンドラ(母父:サンデーサイレンス) 秋華賞から1か月少しの時間しか経過していないが、そのわずかな時間でも大きな変化を感じる。まずはキ甲の部分。ここがグッと盛り上がり、首から胸前にかけての筋肉が一段と目立つようになってきた。これだけ胸囲がある牝馬はまれ。心臓が強い馬であることが容易に想像できる。それからトモの部分。ここも牝馬と思えないほどの張りがあり、かなりの力強さを感じさせるようになっている。なによりも素晴らしいのは、それらのパーツが個々に主張しているのではなく、高いレベルでバランスが取れていること。この馬を最初に見たときのイメージよりもはるかに力強く、また完成された馬になってきた。体の締まり具合を見れば、秋華賞よりも上の状態であることは一目瞭然。本当に素晴らしい。 シュヴァルグラン 牡6 騎手:C.デムーロ 厩舎:(栗)友道康夫 父:ハーツクライ 母:ハルーワスウィート(母父:Machiavellian) ハーツクライ産駒であり、実績も長距離に偏っているはずなのに、なぜか首が太くて短い。この馬の馬体を見て不思議に感じることのひとつであり、その特徴はハーツクライでなく、母系にいるマキャベリアン、ヌレイエフなどのスピード血統の影響を感じるもの。馬体だけで判断しにくい馬と言えるかもしれない。繋が少し立ち気味で、切れが要求される競馬には向かないタイプ。真価を発揮できるのは持久力戦になった場合だろう。適度に丸みはあるものの、腹回りを筆頭にシャープさは出てきており、仕上がりそのものに不足はないと思われる。 サトノダイヤモンド 牡5 騎手:J.モレイラ 厩舎:(栗)池江泰寿 父:ディープインパクト 母:マルペンサ(母父:Orpen) 京都大賞典のときから変化はほとんどなし。それを前向きに考えるかどうかは見解の分かれるところだろう。すでに完成期を迎えた5歳の牡馬であることを念頭に入れた状態で馬体を見れば、3歳牝馬アーモンドアイとの比較でも薄さを感じさせる状況をどのように判断するべきか。元来が首や胴の長いタイプで長距離体型の馬であることは認めるが、この馬はディープインパクト産駒でありながら、スパッと切れる感じがしない。それなりの重厚さはあるものの、他を圧倒するほどのものでもない。この馬は1月の早生まれ。勢いがあった3歳時の迫力を取り戻すことは難しいのかもしれない。 キセキ 牡4 騎手:川田将雅 厩舎:(栗)中竹和也 父:ルーラーシップ 母:ブリッツフィナーレ(母父:ディープインパクト) 以前から完成度の高くない馬と伝えてきたが、それは5月生まれであることも関係していたと考えられる。他馬と比較してしまえば、まだまだ満足できるものでないとはいえ、キ甲の部分に盛り上がりが見られるようになったのは強調できるポイントで、首回りの厚みや胸前などの盛り上がりにもキングカメハメハの系統に通じるパワフルさを感じられるようになった。上り調子の1頭と判断していいだろう。キングカメハメハ系の馬体という評価をしたばかりだが、足元に関して言えばサンデーサイレンス系らしい柔らかい繋をしている。それなりの切れは持っているはず。 スワーヴリチャード 牡4 騎手:M.デムーロ 厩舎:(栗)庄野靖志 父:ハーツクライ 母:ピラミマ(母父:Unbridled's Song) 首が長めでスラッと見せる馬体の持ち主。母父が距離に融通性のあるアンブライドルズソングで、ゆえに2000m前後の距離でも問題なくこなしてしまうが、本質的にはそれ以上の距離に適性を持つ馬であると思う。繋の角度も適当で、キ甲から背中にかけてのラインも完成された古馬のそれ。常に思うことだが、この馬はどこか一部分が優れているわけではなく、全体的なバランスが素晴らしい。ただし、前走で見せたゲート難が慢性的なものになってしまうと安定感がなくなってしまうだろうし、ゲート練習はしっかりと縛り付けなくては意味をなさないと個人的には思っている。天皇賞から中3週。時間が足りない気がしないでもない。 ※無料公開期間【次回馬体診断】更新まで 『アカデミック連載 -最強の競馬学-』『調教師の着眼点 -先週のレース解説-』『血統診断 -白井式ブラッドマニュアル-』 などもお楽しみください。

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